ナガザコ 568.8m 郡上市美並町 2023年4月27日(木) 五万図「美濃」 馬越峠から。長良川から小那比川までの旧郡界尾根(旧郡上郡/旧武儀郡)をつなぐ為。 『点の記』を見ると「尾根筋は岩場の為危険」とあるので少々不安がある。 |
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《時間》 P 09:40 ↓ (道間違い 20分) ↓ 林道出合 10:40 ↓ ナガザコ 11:05〜11:15 ↓ 林道出合 11:25 ↓ P 12:10 |
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《道間違い》 馬越峠の郡上市側に車を置き、関市側から尾根に乗った。急な斜面を登りコブの上。そのまま尾根を直進すると林道が見え、ヤブの法面を分けて林道に下りた。この林道は尾根を横切っている。そんなバカな! 昨夜の予習では尾根の一本道だったのに。地形図をよく見るとコブをかすめて曲がっている。コブのテッペンまで戻り良さそうな尾根が・・・・・、違う。ひょうたん島の小さいコブから派生する尾根が正解だった。ほぼ振り出しに戻った。 《境界尾根》 林道近くの尾根道はヤブになると思ったいたが、意外に綺麗な尾根が続く。林道が境界尾根をかすめる個所を過ぎると珍しく境界杭があった。郡界尾根で杭を見たのは久しぶりだ。 |
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境界尾根と林道が接する個所 | 境界杭 |
その杭もすぐになくなり、左手に林道が見える。そして右手にも。ヤブと法面で林道に下りるのに苦労させられた。ここで林道は4分岐している。富之保側の2本は完全に廃道だ。そして尾根の続きを行くために法面を必死で登った。 |
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林道分岐から見るナガザコ | 尾根の取り付き |
《岩尾根》 最初は土の急斜面。そしてイヨイヨ岩尾根になった。手始めは直登、次は右を巻いた。ここでマーキングしようと思ったが紙テープはリックの中。足場が悪くリックから出せない。仕方なく枯れ枝で印を付けた。 次は左を巻き、尾根芯を行くと広いテラスに出た。前面に大岩が2個、この上が山頂の雰囲気。真ん中を通りたいが灌木が邪魔をしている。兎に角灌木の下までと立ち木をつかんだ。 これが枯れ木、仰向けにひっくり返った。テラスの上で良かった。途中だったら・・・・・ どうにか大岩の間を抜け、山頂丘に辿り着いた。そして、3度目の二等三角点上河和。過去2回は水晶山から来ているので、こんな岩尾根があるとは思ってもみなかった。 |
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岩尾根最後の大岩2個(山頂丘側から) | 三角点上河和 |
《下山》 岩尾根のルートは大体覚えているが、流石に怖い。それで第2候補の北東尾根を下ることにした。(林道があることは「GISぎふ」で確認済み。) 植林の中を下り、尾根の先端は林道に下りられないだろうと右手への沢へ下り林道に立った。山抜けの箇所の石にはキラキラ光るものもある。 |
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尾根の先端(これなら下りられた) | 山抜けの箇所から御嶽 |
《林道歩き》 尾根越えからは地形図にある林道。思ったよりも路面状態は良い。チェーンソーがあれば、軽トラなら分岐までは行けそうだ。 最初に間違って林道に下りた個所を過ぎ、車に戻った。 |
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《村社白山神社》 雁曽礼に来ることは二度とないので、雁曽礼の白山神社にお礼のお参りした。 「勝手に山林に入ってごめんなさい。」と |
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村社白山神社⇒ | |
《旧郡界尾根完歩》 |
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上の地図を作っていて気付いたが歩いていない区間が100mあった。しかし、上之保船山には二度と行くことはないので「旧郡界尾根完歩」は未完となった。 郡上市美並町大原母野の東500mの標高点342m ↓2023/3/28 三等三角点州原 ↓2023/4/14 A地点(勝原谷と向山谷の分水尾根のコブ) ↓2023/4/22 水晶山 ↓1998/2/22と2018/3/3 ナガザコ ↓2023/4/27(このページ) 馬越峠 ↓2021/12/14 円空峠 ↓2020/5/14 B地点(三等三角点白山南150m) ↓2022/1/7 C地点(上之保村船山杉山/西和良村小那比河内の峠) ↓2022/3/11 D地点(上之保村船山杉山/西和良村小那比作道・前会津の峠) ↓2022/3/21 三等三角点船山の南100m |
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下図は2020/5/14のコース地図。この100mが痛恨のミス。 |
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《雑記》 旧郡界尾根の地図からも分かるが、二等三角点上河和(ナガザコ)の位置は江戸時代から富之保村のはず。なのにナゼ上河和なのか。古い『点の記』を見てみたい。 また、平成の大合併で美並村大原は郡上市美並町大原になったのに、武儀町富之保は関市富之保になり、「武儀」の地名が消えてしまった。ナゼ、関市武儀町富之保にしなかったのか。上之保村とのバランスをとる為か。 「武儀」の名前が残っているのは、会社名と郵便局とお役所関係くらい。モッタイナイ |
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