4等三角点奥寺谷 ナガザコ 水晶山 4等三角点水成 関市富之保(旧武儀町) 2018年3月3日(土) 地形図「美濃」 《水晶山・ナガザコについて》 『美濃の山(第2巻)』(1997年10月発行)で旧美並村からのルートが紹介され、早速1998年2月に行っている。 2000年の国勢調査で水晶山付近が人口重心になり、その後人口重心地の標識が設置されたため、メインルートは富之保水成林道終点からになったようだ。 |
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【時間】 水成林道駐車場所 09:15 ↓ 49番鉄塔 10:00 ↓ ナガザコ 11:00 ↓ 水晶山 11:35〜11:45 ↓ 四等三角点水成 12:20 ↓ 駐車場所 13:00 |
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《水成林道から馬瀬北部線49番》 水成林道で中電の標示板を確認して、下山予定地点のえん堤の正面に車を置いた。尾根の先端には座像の地蔵(?、右手に何かをお持ちになっているが? 頭巾をめくる勇気はなかった。)が祀ってある。このえん堤のある谷が上河和への道だったのかもしれない。 水成林道を戻り、巡視路から入山した。 |
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地蔵さま? | 巡視路入口 |
最初は右岸、滑りそうな丸太橋を渡る。崩れそうな巡視路を行くと岩の間の道。岩を抜けると倒木だらけの道を右へ左へ。二俣になり、また丸太橋。これは怖くて渡れず谷を渡った。そして倒木だらけの尾根を登るようになる。 |
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巡視路 | 巡視路 |
岩間の巡視路 | 尾根を登る巡視路 |
谷を離れるとようやく安定した植林になる。尾根が近くになると空が開け、昨年送電路の木を伐ったようだ。そして、ようやく馬瀬北部線49番に着いた。 |
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伐採地 | 馬瀬北部線49番 |
ベタベタした谷から来るとここは天国だ。それにしても変わっているのは馬瀬北部線49番鉄塔。腕を広げて富之保分岐線の送電線を支えている。いろんな送電線の交差点を見たがこれは初めてだ。 |
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馬瀬北部線49番から富之保分岐線8番を見る | 馬瀬北部線49番 送電線がゴチャゴチャ、後は富之保分岐線9番 |
《ナガザコへ》 皆伐された急斜面を登り富之保分岐線8番に。ここには遠慮がちに四等三角点奥寺谷があった。暑いのでウインドブレーカーを脱ごうとしてリックを下ろすと青虫が付いている。もう春なんだ。 |
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49番から御嶽山 | 四等三角点奥寺谷 |
尾根道の巡視路では寒くなって来た。7番は尾根からはずれているのパス。そして6番に到着。ここも伐採されていて大展望。 |
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富之保分岐線6番 | 白山 |
6番からの展望(290°〜20°) | |
ナガザコへ向かうがなかなか着かない。最後の登りの手前の鞍部に峠道があった。下寺谷・板山の峠か。ここからは踏み跡が不鮮明になり、適当に登る。そして、山頂丘の東寄りにナガザコの山頂。 |
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板山側の峠道 | 下寺谷側の峠道 |
ナカザコ山頂 | 対空標識が残っていた |
《ナガザコ〜水晶山》 ナガザコから6番を通り、巻き道を無視して尾根を行く。何時ぞや来た水晶の岩。今日は天気が良いのでキラキラ輝いている。 |
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(キラキラ感はコンデジでは写りません) | |
「人口重心地」の表示を通過し、水晶山へ。踏み跡はほとんどなく、古びたテープが2・3ヶ所。ほどなく最高点。白山が少し見える山頂でお昼にした。 |
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過去の遺物 | 水晶山山頂 |
《下山》 境界尾根を南下する。ちょうど正午なのでコンパスは不要。コブの巻き道に入ると道が分岐する。危うく入りかけたが日差しのお陰で難を逃れた。この道は上河和に下るようだ。 今日は現在地がはっきり分かる。ピッタリの位置に四等三角点水成はあった。支尾根を下るが400mくらいのところで直進し尾根をはずしたが、あとは順調に下る。急斜面の40mほど下に車が見え、えん堤工事の際の作業道に下り、車に戻った。 |
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境界尾根からナガザコ | 四等三角点水成 |
《感想》 大垣山協さんの『美濃の山』が刊行された頃、Windows98からWindowsXPの頃はよっせーさんや山歩記さんや雲さんなどのHP、それにtsuneroさんの「美濃の山の更新速報」で美濃の里山は盛り上がっていた。そのころは水晶山にもちゃんと踏み跡があったのに今では訪れる人もいなくなったのだろうか。 寂しいですね。 今日は4時間弱なのに足がつった。奥美濃は遥かに遠くなってしまった。 |
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