郡界尾根散歩 (上之保船山杉山辺り) 2022年1月7日(金) 地形図「美濃」「金山」 以前(2015/10/10)、別々に歩いた三等三角点白山と四等三角点公事ガタワの間の尾根を歩こうと思ったが4時間掛かりそう。少しの間違いでタイムリミットをオーバーしてしまう。 s-ngmさんの記録(2009/09/01)には両三角点の間に石仏が有ると書いてあった。ならば、石仏から下れば3時間で廻れそう。但し、道はないだろう。 |
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《船山最奥杉山まで》 何時になく面白い『カムカム‥』を見終わって、テレビを消そうとしたら『あさイチ』に橋本環奈が出ている。「見たいでも」、あきらめて「NHKプラス」で見ることにして家を出た。 割と快調に美濃加茂を抜けると梨割山の尾根の鉄塔(丸山幹線47・48)の辺りに赤白のクレーンが立っていて、一瞬目を疑った。 65分で杉山の林道の入口に着き、一番奥に車を置いた。ガケの上を見上げると、太い枯れ枝が木に引っ掛かって今にも落ちそう。風が吹かない事を祈って出発した。 |
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《時間》 林道入口 09:40 ↓ 三等三角点白山 10:40 ↓ 石仏 11:30〜11:40 ↓ 林道入口 12:20 |
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駐車場所 | |
《三等三角点白山まで》 この林道は車では2回通っているが、歩くのは初めて。 尾根を回り込むと広場があり、その奥に鳥居が見え、階段が続いている。車をこの広場に移そうと思ったが路面が凍結していてとても無理。 浄水場の南の斜面は前回来た時の治山工事が終わっていた。大原大矢に抜ける谷の分岐を過ぎると路面状態は悪くなり、尾根出合の折り返し点からはヤブ状態。廃道を行ったり尾根を歩いたり、何れにしても面倒くさい。 |
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治山工事(手前は浄水場) | 廃林道 |
道跡を行くのをあきらめ、ヤブを分けて郡界尾根に出た。三角点白山のコブを巻く巡視路は倒木でふさがっているので、直登。標石に挨拶して、51番鉄塔に行った。 |
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三等三角点白山 | 51番から高賀山群 |
《郡界尾根、石仏まで》 50番から先はそこそこの切り開きが続く。標高点519mの尾根の道間違いは、尾根に乗って右折した先に境界尾根の続きが有ると思ったが、尾根の出合を左折したすぐ先に続きがあり、単純なミス。 なかなか石仏に出会わないと不安になるが、「上之保村」の杭が安心させてくれた。そして、尾根をふさぐ岩を右手側に迂回して、ようやく石仏に出会えた。 |
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尾根の岩 | お地蔵さま |
石仏には「施主河合市兵衛」とあり、上之保辺りでは多い姓だ。また年号は「寛保三癸亥○○」とあり、大原大矢の奥の郡界尾根にある石仏の一年前の年になる。 《下山》 石仏の前を左山で下ると、2回折り返した先で道は消えた。横歩きで道跡を探すと、3m程すべった。これで意気消沈、道跡を探す気力がなくなり、前方に見えた尾根を下ることにした。 人が歩いた気配がないヤブ尾根を下る。尾根の形がなくなる所に風化したピンクテープが2本、何だか助かった。3本目は地面に落ちていた。4本目は木の根っこに絡まっていた。 5本目は出てこないが、真っすぐに下るとガケで行き止まった。よく見ると棚田の一番上にいる。倒木をかわして石積みを下り、本谷に合流するとようやく畔道が出てきた。 開いているがゲートがあり、民家の住人に見咎められない様に急いで車道に出て一安心。 《下った尾根の確定》 本谷に出合った個所の下に谷の分岐はなく、目標にした尾根の東隣の尾根を下ったと確定した。 また、馬越峠からこの石仏までの郡界尾根がつながった。 |
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美濃一人>山名録2022>三等三角点白山 |