黒瀬街道

黒瀬街道(其の5) 中津川市 2016年12月14日(水) 地形図「付知」

蛭川村今洞の辻屋橋から高山村狸洞までのほぼ100%車道歩き。

以下の地図の表示は下記とする。
  茶色の破線 江戸時代の道筋
  赤色の破線 明治・大正時代の道筋
  緑の実線 今回歩いた道
地図


【時間】

安弘見神社駐車場 09:35
  ↓
一之瀬の道標 11:10
  ↓
狸洞付近 12:35
  ↓
安弘見神社駐車場 14:20

笠置山
駐車場所から街道筋に入らずに親王塚を見に行く。
 駐車場所付近からの遠景
 山名はGG−さんの『山のらくがき帳』
 (2012/3/2)を参照

親王塚 親王塚
親王塚全景 親王塚

黒瀬街道の江戸時代の道筋は「辻屋の六地蔵灯篭」の脇を通っていたというが、現在痕跡はない。県道72号線から分岐して念仏堂の前を通る道筋は残っている。

辻屋の六地蔵灯篭 安弘見神社
辻屋の六地蔵灯篭と味噌神さま

安弘見神社一の鳥居

明治・大正期の街道筋 念仏堂
明治・大正期の街道筋
八百津町市街よりも趣きがある。

念仏堂


三十三観の石仏 2つに折られてた名号塔
念仏堂脇にある埋められていた三十三観音の石仏は破損したものが多くある。


2つに折られてた名号塔



寺小屋跡 高札場あと
寺小屋跡

高札場あと

尾越神社 尾越観音 尾越観音
尾越神社

尾越神社境内の観音さまと尾越観音の石碑

尾越の道標 大戸の道標
尾越の道標 大戸の道標
「左 やま道」と書かれているとか。
「やまへ」の道標は天狗城にもあったような。

大戸の道標を過ぎて江戸時代の街道筋に入ろうとしたが私有地につき断念する。
右は「一之瀬の道標」、大正8年建立。
一之瀬の道標


地図


一之瀬の道標から400m東に道があり入った。突き当りに「黒瀬街道」の案内板があるが、左右とも私有地。ふと斜面を見上げると「大沢の立岩」があった。


岩寿荘に向かう古寺林道の入口から100m奥に「黒瀬街道」の案内板が林道に沿ってあるが、変。
わざわざ尾根の高い方を越さないだろう。
大沢の立岩
大沢の立岩

新道峠 夜泣き石
新道峠 夜泣き石
平成14年建立の新しい石碑だが、県道は掘割になっているので、その南側のこの位置が新道峠にふさわしいと思った。
背景は薬研山。名前通りの姿をしている。

(新道峠は「夜泣き岩」東100mの村境の峠かもしれない。)


旧道分岐
左は県道、右は旧道
乞食岩

県道の旧道部分は伐採作業をしていて、「乞食岩」が見えた。
しかし、今日はスニーカーなので林の中までは行かなかった。
県道72号線と広域農道の分岐点。この左の先100mくらいで「狸洞の名号塔」を探したが見付からず、今日はここまでと引き返した。
広域農道分岐

途中、「町切の善光寺さま」に登ろうと思ったが道が分からず。まぁいっか。
裏道を通り、街道筋に出て、「下海渡の道標」を左折、郵便局の裏のあぜ道を歩いて「馬塚」を見、地名の由来にもなった「殿塚」も見たが、馬塚よりもショボイのは残念だった。
しかし、笠置鶴蔵元大橋の酒蔵はすごい。

下海渡の道標 馬塚
下海渡の道標

馬塚

殿塚 遠景
殿塚

遠景

蔵元大橋 蔵元大橋
蔵元大橋 蔵元大橋


黒瀬街道 其の1 (福地村下落合〜久田見村清水谷)
黒瀬街道 其の2 (小屋ヶ根峠、細目村鯉居〜久田見村清水谷)
黒瀬街道 其の3 (黒瀬湊〜鯉居橋)
黒瀬街道 其の4 (たがみ峠越え、中野方村笹葉〜蛭川村辻屋橋)
黒瀬街道 其の5 (蛭川村辻屋橋〜高山村狸洞)
黒瀬街道 其の6 (坂折峠越え 福地村蔵橋〜中野方村権現神社)
黒瀬街道 其の7 (中野方村内と権現山)
黒瀬街道 其の8 (最終章、高山村木積沢狸洞から日比野村並松の飛騨街道分岐まで)
黒瀬街道 特別編 (久田見中盛西・野黒と小洞辻)


美濃一人山名録2016>黒瀬街道(其の5)