上河和〜水成・祖父川の古道探し4 美濃市 2020年10月6日(火) 地形図「美濃」 |
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上図の古道(茶色実線)の谷道は全て流されていた。 残りの峠2〜峠?のトラバース道と峠2〜地蔵様までの尾根道を見に行く為には、石仏2〜三角点水成〜地蔵様〜峠2〜峠?から市境尾根を通って石仏2に戻るコースが一番手っ取り早い。 所が、概算で4時間掛かってしまう。最悪、峠2〜峠?の間で道が流されているとなれば、引き返して4時間をオーバーしてしまい途中で動けなくなるかもしれない。 仕方なく1ヶ所づつ見に行くことにし、今回は上河和から標高点354m(愛岐幹線1-22番鉄塔)へ登り、峠2に下って、峠?へのトラバース道を探しに行こう。 |
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《時間》 P 09:40 ↓ 峠2 10:20 ↓ 地蔵様 11:05(休憩) ↓ 峠2 11:30 ↓ (踏み跡調べ) ↓ P 12:15 |
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《峠2まで》 上河和の石仏の前を通過して、荒れた林道を進み、100m先のえん堤工事の作業道の分岐に車を置いた。前回の倒木は人がくぐれる様に処理済み、橋を渡った所に踏み跡があった。 尾根に乗ると、意外や完全な道。倒木は処理されていて、馬は無理かもしれないが歩荷なら十分だ。1-22番が見えると尾根に出合った。尾根の両側にはナイロン紐があり、脅しかもしれないが「罠有り」の看板、標高点354mから下り峠2に着いた。 (道のお陰で、予想した時間のほぼ半分だった。) |
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尾根の道 | 「害獣駆除罠有り」の看板 |
《峠2〜峠?へ》 峠2からトラバース道に入るとかなり下って行く、そして杏谷に下る道が分岐した。前回は気付かなかったが沢の出合いは、峠2からかなり低い位置にあった。ここにも沢の右岸に踏み跡があり、杏谷に下っている。 沢を渡り続きの道に入ったが、ほぼ獣道。道とは言えず、前回確認しておけば良かった。その薄い踏み跡を辿ると次の沢に向かわず尾根を登りだし、やがて市境尾根に乗った。 (この付近に紙テープを残してしまった。) 地図で見ると地蔵様はすぐそこ。迷わず北進し、お地蔵さまの前でおにぎりタイム。 |
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市境尾根 | お地蔵さま |
《地蔵様〜峠2》 この尾根道はまるで遊歩道。町の近くにあれば間違いなく散歩道になる。しかも、倒木を処理した真新しい切り口もあった。 |
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土橋状の個所、明らかに道普請がされている | 文句なしのプロムナード |
新しい切り口 | 峠2(正面の道は峠1に向かう) |
《踏み跡探し》 |
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尾根道を下り林道に降り立った。時間も早く、前回来た時に見付けて無視した丸木橋の先を見に行くことにした。 谷道を離れ、尾根を登り、丸木橋を渡った。その先はヤブになり、そこには分収造林看板。 そして踏み跡はヤブの尾根を登っていく。谷道とは関係ないと確信して車に戻った。 |
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《メイン山道》 水成林道の石仏から地蔵様の峠まで、武儀町の杭が道の両側に並んで続いていたと言うことは、昭和46年までは確実に、この峠道は存在していたことになる。 八滝林道からの峠道は峠の位置も特定できない状態なので、早い時期に廃道になったのかも。 郡上街道を目指して山越えする時、祖父川の人達は下河和へ向い、水成の人達は上河和へ抜けたのだろうか。 |
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上河和〜水成・上河和〜祖父川の古道探し |
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美濃一人>山名録2020>上河和散歩2 |
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