笹池

八百津町八百津 2026年2月26日(木) 五万図「美濃加茂」

2017/2/1油皆洞(ゆがいと)の八幡神社から三角点峠を見てキリン木曽川水源の森まで行き、笹池も見に寄った。帰路、笹池林道の分岐から関電丸山幹線の5番鉄塔の尾根道を探したが見付けられず往路を戻っている。
その尾根道が昔の里道(聯路:道幅一間)で八百津町鯉居(こいおり)から久多見村小洞(こぼら)を抜け太平まで繋がっていると五万図「太田」(大正元年発行)で知った。
そう言えば、笹池の堤の下に東に伸びる林道があり、あれかも知れないと確かめに行くことにした。(小洞までは制限時間を越えるのできりの良い所で引き返すつもり。)

注記:今回想定した里道の道筋はすべて間違っていたとページ作成時に気付いた。

コース地図《時間》
P 09:25
  ↓
枝林道出合 10:00
  ↓
笹池 10:25
  ↓
(田んぼ跡で引き返す)
  ↓
笹池付近 
   10:35〜10:45
  ↓
八幡神社 11:30
  ↓
P 11:45

徒歩道調べ 約10分

《駐車場所》
八百津に入ると山の麓から30mくらい上は霧。新丸山ダム工事の原石山線は霧の中だった。丸山幹線5番鉄塔への入口の所に車を置くつもりでいたが先客が。車には「かんでん」の社名があった。
仕方なく、5番巡視路入口の階段付近、旧黒瀬街道と原石山線交差点の北側に車を置いた。
かんでんエンジニアリングの車
かんでんエンジニアリングの車
5番巡視路入口
5番巡視路入口

《廃林道出合まで》
巡視路入口の階段を登るとまた階段、そしてガードパイプに沿って道跡があり、尾根に乗った。
階段
また階段
道跡
道跡

道路跡とは別に尾根道があり、これを進むとチェーンソーのエンジン音が聞こえてくる。きっと鉄塔周辺の雑木を切っているのだろう。そして5番鉄塔が見えたが、作業者に会うのが煩わしく、尾根のヤブに入った。
尾根道
尾根道
丸山幹線5番鉄塔
丸山幹線5番鉄塔

尾根道はしっかりあり、しかも巻き道完備。その上にピンクテープが道案内をしてくれる。時々道路跡だろうか尾根下に平地が見えた。そして踏み跡程度の急な登りになり林道に出合った。
巻き道とピンクテープ
巻き道とピンクテープ
林道出合
林道出合

2017/2/1の記録に「林道の終点では、その先の確認を優先し、下り斜面をのぞいた記憶がない。」となっている。

正にその場所、その位置。この「保安林」の看板の下を覗けば踏み跡が見えていた。残念
廃林道出合地点
廃林道出合地点

《笹池へ》
廃林道を行く。霧はすごく、視程100mほど。里山でこれほどの霧にあったのは初めてだ。そして、最初のカーブの所に新しい作業道が開かれていた。
廃林道
廃林道
新しい作業道
新しい作業道

笹池林道に出合うとその先には新しい作業道が2・3本。標識には平成7年とあり、周辺は間伐と枝打ちがされていた。そして見覚えのある古い分岐の作業道を下ると、沢の奥に笹池の堤が見えた。

《笹池付近》
左岸は作業道が出来ていて登れない。右岸から迂回して堤の左岸に渡った。
堤
笹池
笹池

石碑
石碑
余水吐きの水路
余水吐きの水路

さて東へ向かう林道を行く。以外やすぐにヤブになり、右下には保水力の残った田んぼの跡。ここで行き止まり、ガッカリ。小洞どころか沢から2・300m、里道の痕跡は皆無。
油皆洞川の谷 田んぼ跡
油皆洞川の谷 田んぼ跡

《戻り》
帰路は油皆洞の八幡神社へ下った。4番鉄塔周辺には雑木を切った跡があった。社殿に挨拶後、裏参道の車道を下ると4番鉄塔への巡視路が直登していて、これはしんどそう。
八幡神社
八幡神社
4番巡視路入口
4番巡視路入口

《南宮川左岸徒歩道》
車を素通りして道路西側の階段を登った。地理院地図にはこの先に南宮川へ下る道とP286mを通る徒歩道が描かれていて、これを調べに入った。
河原に下る道は行き止まったが尾根道はしっかり付いていて、何処まで行けるのやら。
原石山線西側の階段
原石山線西側の階段
尾根道
尾根道

《旧街道筋の考証》
下図は、古い地形図(大正元年発行)と地理院地図とを切り取り、各々の三等三角点大仙寺と小洞の辻(旧道に合わせた)に印を付け、それぞれの地点が一致するように調整し、古い地形図の道筋を地理院地図に写したしたもの。


瓶割坂からの道筋は2024/1/1に歩いた旧道のルートとほぼ一致している。但し峠稲荷付近は未確認。
黒瀬街道は『数値地図25000(地図画像)「岐阜」平成15年9月1日発行』と比べると小屋ヶ根峠付近以外はほぼ一致している。
となれば、今回目指した里道の道筋も正解に近いのか。残念、全く一致する箇所がない。
東の集落近くの出合は小洞ではなく、八百津字小判田(杣沢の属村)でまず間違いない。

右図は「字小判田」の地図で赤線が里道跡かもしれない。
しかし、これを確認するために、幹線道路から奥まった3戸くらい集落の中を歩くには勇気がいる。
小判田の地図

いずれにしても、この里道の鯉居と小判田の間は山越えが2箇所、渡渉が2箇所と難路で昭和30年代よりかなり以前から廃道だったのだろう。


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