富士山

 美濃加茂市 2024年11月21日(木) 五万図「美濃加茂」
《今日の目標1》
2023/11/8に下ったルートには参道の痕跡がなかった。しかし地理院地図にもある下り谷左岸の実線が気になる。この道の先は富士山北東尾根に続いているのではないか。

富士山北東尾根上に川浦からのお富士様参道の痕跡を探したい。
GIS地図
《今日の目標2》
2024/3/10、鯉下り川右岸の県道80号線を歩いた折、鯉下り川左岸の斜面に下左画像にある遊歩道のような木製の階段が2ヶ所にあった。
他日、Googleマップの航空写真を見ていると下右画像の様な切開きができている。この切開きは2023年の航空写真にはなく新しい。遊歩道みたいな階段に尾根の上の切開き、何だか楽しそう。しかし民家の裏は通りづらいので上から行ってみよう。
木製の階段 木製の階段 尾根上の切開き
木製の階段 尾根上の切開き

コース地図《時間》
三和連絡所 09:15
  ↓
三和富士山道出合 10:05
  ↓
下り谷奥引き返し 10:20
  ↓
鯉下り川左岸の切開き 10:50
  ↓
尾根の分岐点(休憩)
   11:05〜11:15
  ↓
下り谷右岸尾根 引き返し 11:25
  ↓
三和連絡所 11:50
《東北尾根を目指す》
三和連絡所に車を置き、川浦川右岸から橋を渡った。遊歩道から谷川を渡り、山抜けの縁を慎重に登った。もし地理院地図の実線の道があったとしてもこの山抜けで道は消滅している。
谷川 山抜けの縁
谷川 山抜けの縁

山抜けのテッペンはほぼ岩尾根の下まで達していて足場がない。どうにか岩尾根に乗ったが当然歩けない。岩の下を横歩きで抜け、雑木の中の急斜面をトラバースした。
岩尾根から川浦川右岸の尾根 岩尾根の下
岩尾根から川浦川右岸の尾根 岩尾根の下

急斜面を横切り、どうにか登れそうな尾根状の個所に来た。これを登ったがヤブの急斜面、早々に意欲が萎えた。
ここで考える。>>ここまで来たが道跡は全く無かった。尾根まで行っても何もない。
と考え、元の位置まで戻った。
さて引き返すか先に進むか。リスクは同じだろう。行ける所までトラバースすることにした。

先に進むと大きな谷に出合い、左岸に踏み跡があった。登りはコリゴリ、下って行くと対岸にテープがあり、杣道?がある。これを行ったがトラバース道、下りられそうか所で遊歩道に下りた。

《遊歩道から尾根・尾根道・尾根》
遊歩道から下り谷右岸の踏み跡に入った。すぐに最低鞍部に向かう支谷の分岐。見上げると鞍部はすぐそこ。但し手前には保水力を保った田んぼ跡、その先はササヤブ。とても通過できない。
田んぼ跡のぬかるみ 最低鞍部に向かう谷
田んぼ跡のぬかるみ 最低鞍部に向かう谷

田んぼ跡から道跡を辿り下り谷右岸の尾根に乗った。
この尾根を南へ、境界尾根(美濃加茂市/川辺町)手前のヤブを見に行った。やっぱり獣道もないヤブだった。
引き返して切開きに向かう尾根に入った。この尾根には不思議なことに巻き道が残っている。ヤブっぽくなり、そして切開きに出た。切開きは尾根芯から東側が伐採されていて、民家が丸見え。
切開き 県道沿いの民家
切開き 県道沿いの民家

民家の庭先で作業している人が見え、話し声も聞こえる。階段を探したかったが、「コラァ〜何しとる・・」と怒られそうなので早々の引き返し、尾根の分岐で休憩にした。

休憩後、下り谷右岸の尾根を北上する。こちらは巻き道どころか踏み跡もないただのヤブ尾根。苦労してまで歩く意味がないと引き返した。
下り谷右岸のヤブ尾根 引き返し位置から富士山
下り谷右岸のヤブ尾根 引き返し位置から富士山

あとはダラダラ、意気消沈して遊歩道を戻った。

《推測》
北東尾根の岩場を避け、尾根下の急斜面に道つけることはまずない。
川浦からのお富士様参道は2023/11/8に下った植林の中にジグザグ道があったのかもしれない。もう一つの候補は下り谷の田んぼの畦道を通り、富士山/境界尾根の最低鞍部に登り現在登山道になっている道を登ったのかも。


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