御料局三角点八曽 図根点八曽 犬山市八曽 2020年11月24日(火) 《予定したコース》 2020/7/22に失敗した続き。 今回は八曽の里ゲート前の林道を終点まで車で行き、八曽国有林界の林道に登り、東海自然歩道を南下して御料局三角点八曽を見、県境谷を下ろうと思った。しかし、2015年9月の記録を見ると県境谷はかなり荒れていたと書いてあり、諦めた。 ならば、御料局三角点八曽で引き返し、東海自然歩道を北上して五条川沿いの林道に下り、この林道終点から尾根越えをして(八曽の里を迂回する為)、車に戻ろうと考えた。 |
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《時間》 墓地下P 09:30 ↓ 図根点八曽 10:20 ↓ 御料局三角点八曽 11:05 ↓ (ベンチで休憩10分) ↓ 東海自然歩道を離れる 11:45 ↓ 墓地下P 12:40 |
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《北小木に抜ける山道》 大原の奥の県道16号の突き当りにロングボディのトラックが停まっているのが見えた。動き出したので当然すぐ先のソーラー発電所に入ると思っているとゲート前を直進して北小木に抜ける狭い道に入って行った。 「そんなバカな」 すぐにバックしてくるだろうと路肩で待機。1分2分、戻って来ない。仕方なく後を追うとモタモタと走る京都ナンバーのトラックに追いついた。クラクションを鳴らすと意味を理解したようですぐに停まった。 運転手に「この先はヘアピンでこの長さでは通れないし、Uターンするところもないよ。」と教え、路肩に避けて、バックする運転者に「1kくらい入っているから頑張って。」と見送った。 めずらしく人の為になる事をした。 《図根点八曽まで》 (注:この図根点は国土地理院が管理するもの) 八曽の里ゲート前から林道に入ったが20mも行くと倒木で塞いであり、進行不可。引き返して墓地の下の路肩に車を置かせてもらった。 林道に入ると倒木の向こうはすごく荒れている。90年代に幾度も通り、直近は5年前だがあまり記憶にない。右岸の耕作地跡をを通過して川が右にカーブする所から尾根に取付いた。灌木のヤブの中に倒木、真っすぐに歩けない。 国有林界の林道に出合うと、すぐ北側に破線路の入口(この道跡も倒木だらけで、谷川を渡ると草むらになる)、南へ行くとすぐに境界標93番があった。 |
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八曽の里ゲート前の林道入口 | 国有林界の林道出合 |
車は墓地に置き、県境谷の林道はボロボロ、ここで計画変更。この尾根の東隣の尾根上の林道で北小木に戻ることにした。それにしても、この周辺の林道は石ゴロで歩きにくい。自転車やオートバイのタイヤが引っ掻いて行くからだろう。 東海自然歩道に出合い、北へ。この辺りと思っていると左手の法面の上に保護石が見え、苦労なく発見。 |
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東海自然歩道 | 図根点八曽 |
《御料局三角点八曽へ》 (注:標石は「御料局三角点」で国有林の地図では図根点。) 途中枝道に入り、Googleマップに表記のある「愛知県丹羽郡有戦時記念林」の碑を見に寄った。マップでは左分岐に有りそうなので左に入り100m弱進んでも見付からない。引き返すと分岐点にあった。 はっきり分からないが「愛知縣丹〇郡有戦時紀念林」と読める。丹羽郡の生駒様が日露戦争の戦勝紀念に八曽御料林を借り受け(期間は明治38年9月から明治52年2月までの15年間、広さは19町1反8畝10歩、約19ha)、造林したとの石碑のようだ。 |
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石碑 | 石碑 |
東海自然歩道を南下すると、石洞から内津峠PAに向かう道の出合にガードマンが立っている。聞くとリニア関連工事でダンプの交通整理をしているらしい。 兎に角、西側の斜面を登った。テッペン付近を探しても何もない。道の反対側を探しに戻ろうとすると幸運にも落ち葉の中に白い物を見付けた。落ち葉を除けると石柱だ。ナイフで石柱の回りを掘るが太い根が絡んでいて中々文字が出てこなかった。 これは、前回掘られてからかなりの時間が経っている。また、標石は岩穴よりも風化していた。 |
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御料局三角点八曽 | 御料局三角点八曽 |
《車に戻る》 ガードマンに断り東海自然歩道を行くと道が三角に交差している場所に来た。ここは見覚えがる。また、許可書が張ってあり被許可者は中電だった。前方にはガードマンが立っている。この三角の所を左折して進んだ。 そして、ベンチで休憩。 |
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道が三角に交差している場所 | 休憩所 |
北小木に向う林道の入口には車が止めてあり、ロープが渡してある。無視して進むと林道は切れ、東の尾根の市道までソーラーパネルが埋め尽くしている。フェンスの外側を行くが敷地内だろう。それにしてもよくここまで谷を埋め立てたものだ。 一番奥はまだ工事中だった。 |
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ソーラーパネルと高社山 | フェンスの外側 |
林道の続きを進むと白青赤黄のテープと木々には白青赤黄のラベルが貼ってある。何なんだ、と思ていると測量中の作業者が3名。 俺んちの山・お前んちの山ならテープだけでいいのに、何かが始まるのだろうか。 直進して踏み跡がなくなっても、自分の影を踏んで北進。ガケを下って八曽の里ゲート近くに降り立った。 |
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