御料局三角点岩穴(未見) 犬山市八曽国有林 2020年7月22日(水) |
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《八曽国有林》 ある日、国有林の地図(国有林野施業実施計画図)を眺めていたら、八曽国有林には5ツも図根点があるのに気付いた。ネットで検索すると、物好きはいるようで「岩穴」と「八曽」は御料局三角点で1件づつ出てきた。その中で、図根点八曽もあると書いてある。調べてみると御料局三角点八曽の北700mに図根点八曽がある。 「よっし!暑いけどヤブは無さそうだし、見に行こう。」 《図根点》 地籍図根点は市町村が地籍調査の際、設置したもの。 国土地理院の「基準点成果等閲覧サービス」にある図根点は当然、国土地理院が管理するもので「図根点八曽」がこれ。 八曽焼山(標高点266m)の標石は国有林野施業実施計画図にある図根点「岡四」で、管理されているかどうかは分からないが林野庁の管轄。 |
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《予定コース(上左図)》 Pに車を置き、石洞を通り、東海自然歩道に出合い、御料局三角点八曽を見、図根点八曽を見て、五条川沿いの林道に下り、林道を西進して五条川を渡り、御料局三角点岩穴を見てPに戻るコースを予定した。 ここで問題が。林道から岩穴に向かう実線が五条川を渡る所に橋はあるのか? 引き返すと制限時間を越えてしまう。何の事はない、右回りにすれば引き返しても負担は少ないと気が付いた。 《八曽国有林へ》 八曽国有林の五条川以南、東海自然歩道より西側を歩くのは初めてになる。 元小牧東インター有料道路から中央道の下をくぐって郷川を渡り、県道16号に入ると何やら路肩が鉄板で補強されていて奥で工事をやっているようだ。先に進むとため池のカーブの所が現場だった。 引き返して、歩道の入口付近の広い路肩に車を置いた。 《時間》 P 09:00 ⇒ 谷川で引き返す 10:05 ⇒ P 11:05 《国有林内の歩道》 入口付近は低い草むらで若干引いた。歩道に入ると横枝はうるさいがまあまあ。所が道の両側からがササが交錯する所に来た。雨上がりのササヤブ、ズボンもシャツも地図もべたべた。 |
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左:歩道入口 右:県道16号 | 歩道のヤブ |
100mくらいのヤブを抜けると歩道らしくなってきた。最初の分岐の左は一号橋とキャンプ場に続く道か。右へ。次の分岐の右は林班界に沿った道か。左へ。 |
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分岐1、右へ | 分岐2、左の窪んだ道へ |
左に入るとすぐに「孕ル10」の標石が倒木の下にあった。標高点191mの手前の尾根の部分や歩道東側の斜面を探すが「岩穴」は見付からない。戻って探すと林班界標があり、枝歩道があったがここにもない。 |
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標石「孕ル10」 | 林班界標と枝歩道 |
諦めて先に進んだ。何だか気力もなくなり、林道でおにぎりを食べて、ヤブはイヤだが引き返そうと考えた。所が林道の手前の谷川を横切る所が増水していて渡れない。頑張れば渡れるかもしれないが、その気力もなくしていた。ここでUターン。 標高点191m以南ではあちこち探しながら歩くが、「岩穴」へ続くを思える踏み跡はない。 県道が見える所まで戻ると、行きでは気付かなかった石仏がおられた。 |
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渡渉点 | 石仏 |
《帰宅後》 帰宅後に『国有林野施業実施計画図:愛知-1』をよく見てみると岩穴の西にN字マーク(同一小班の表示記号)があり、歩道の東側に岩穴があることが分かる。 歩道西側に尾根のでっぱりがあり、その東側も登ってみたがシダの密生に怖気づき、登るのをあきらめていた。 御料局三角点岩穴は、あのシダの密生した斜面のテッペンにあるのだろう。 冬になったらまた探しに行こう。 |
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