自宅から見る東南東の稜線(2018/11/23) | |
以前、自宅から見える稜線上の凹みが気になり、見に行ったことがあった。(→コチラ) (注:方月山と日当山の位置が変わっているが根拠は忘失。) そこにあったのはダブルの反射板で、その間が伐採されていて稜線が凹んで見えていた。 また最近、とんでもない勘違いをしていると気が付いた。 それは、土岐の三国山から続く稜線は美濃の国界尾根だと思っていたこと。 三国山から右の稜線は尾張・三河の国界だし、笠原町の山は境界ではなかった。では美濃・三河の国界が稜線と一致する場所を探すと反射板の少し右(上画像のA地点)で、左側は曽良山の北北東500mにある683mのコブ(同B地点)までだった。方位角で7.4度、こぶし1ツ分より狭かった。 それで前回は堀切川から行ったが今回は正福寺の奥から行ってみることにした。 土岐市鶴里の美濃国界尾根 2018年11月29日(木) 地形図「瀬戸」・「明智」 |
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【行き】 電波塔09:45 → 峠10:25 → 反射板11:15 → A地点付近11:25 【戻り】 反射板11:45 → 峠12:15 → 林道出合12:45 → 電波塔13:05 《正福寺奥の林道》 正福寺の駐車場の先に通行止めの看板があり、「登山道ではありません」とも書かれている。でも100m先の電波塔までなのでスルーしたが間の悪いことに小型ダンプと鉢合わせ。 バックして正福寺の駐車場に逃げると、運転者が下りてきて「鶴岡山はあっちだよ。」と。「いいえ、そこの送信所まで。」と答える。 電波塔で準備をして出発。でも、もしかするとこの先に産廃場でもあるのだろうか、この道は私道だろうかと、また航空写真で見える変な物が気になりだした。 でも谷の分岐にあったのは谷止めの工事現場。とすれば下りで谷の破線ルートは使えないことになった。 |
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看板 | 工事現場(トイレに女性用がある) |
工事現場から先は廃道で、どでかい倒木を乗り越え、えぐれた路面を渡りして峠に着くと先が明るい。何と豊田市側の道は舗装されていた。 |
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倒木 | 豊田市側の舗装道路 |
《峠〜反射板〜A地点》 峠の西側には踏み跡が全くない。ヤブをガサゴソする内にイノシシ道を見付けて進むがヌタバになり迂回した。さて鞍部に上がり境界尾根と思ったが向きが違う。目視で尾根を追うと90°ずれていた。 境界尾根とは言え、ササは深いところで胸ぐらいあり、杭は見当たらず、倒木は見えずに打撲。峠から直線200mくらいでササヤブを抜けると疎らに「豊田市」のコンクリート標があった。 |
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斜面の獣道 | 豊田市の境界標 |
膝くらいのササヤブは続くが歩き易い所も出てきた。そして地形図の黒丸辺りで少し悩んだ。これは読めない、ややっこしい地形に惑わされた。同じような地形は時々見るが、これ程こじんまり収まっているのは初めてだ。 更に進んで次の曲がり角が見つからない。右往左往してようやく鞍部を見つけヤブを抜けると反射板の巡視路に出くわした。 |
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上部地形図の黒丸の部分 | 中電の標示板 |
反射板を素通りして尾根を行くが、灌木のヤブで岐阜側は植林、愛知側は急な斜面の雑木林。地点Aを特定できないがそれを越えて歩いたことにして反射板に戻った。 |
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反射板 | 高社山(家も見えているはず) |
《戻り》 反射板の広場で休憩後、峠に戻った。行きは50分、帰りは30分とえらい差だ。 峠から反対側には踏み跡があり、登ると作業道の終点があった。尾根を越えない限り工事現場の奥にあった林道の分岐に出るはずとこれを進んだ。 |
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えぐれた真砂土の路面 | えぐれた真砂土の路面 |
歩きながらはたと気が付いた。Googleの航空写真で処分場の目隠しに見えた青白い帯は真砂土の法面が崩れて、太陽の光を反射していたんだと。 (帰宅後、航空写真を見ると林道にしか見えない。) 工事現場にはクレーン付きトラックが止まっていて、休憩中。林道の狭い箇所で追い越されたが、道の外のガケ側に逃げるしかなかった。 《後記》 残りの国界は豊田市側から入ろうか。いつか? |
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美濃一人>山名録2018>土岐市鶴里の国界尾根 |
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