平成24年11月21日起稿 |
《2012年11月某日》
家の窓から、NHK中継所〜方月山・三国山の稜線を見ているとNHK中継所の横に変な切れ込みが目に付いた。
最初は妻木富士の反射板だと思っていたが、全く場所が違っていた。
それで、カシミールで探してみると土岐市鶴岡町細野八王子と愛知県豊田市大平町細ノ道との国境尾根になるようだ。
地形図には構造物の記号も植生界の表示もない。これは見に行かずばなるまい。
《12月1日》
国道363号線を東進し、濃南中学校前で右折、堀切川のえん堤手前の広場に車を置いた。林道を行くが2つ目のえん堤から先はササに埋もれ、gooの地図の林道終点から先は原型を留めていない。
さて、県境は当然分水界だと思い沢を越えた。この沢は結構深く2mほどくぼんでいる。でも、何だか変。ここで気が付いた。国土地理院の地形図では県境南側の谷の流れる向きが分からなかったが、流れは県境を越えているのだ。
廃林道 | 地図閲覧サービスの地図 |
引き返し、沢を渡り、尾根を登る。地図で見るよりも曲がり角が多く、なかなか開けた場所に行き着かない。
諦めかけたその時、木の間越しに反射板が見えた。それも、2基、ダブルリフレクター。
2基の間は当然空間なので、家からこの切り開きを見ても空しか見えない訳だ。
(P09:40〜反射板10:15〜P10:45)
《国土地理院の地形図とgooの地図》
gooの地図では、堀切川は県境を越えているのに、地形図では560mの等高線の表現が不適切で、はっきり分からない。また、地形図では林道の表現も不十分で現状に符合しない。gooの地図の方が正確で、国土地理院の地形図はショボい。
反射板の所在地は豊田市大洞町鎌ヶ平となるそうだ。
《その他》
長い行動時間を確保できる頃は、非日常の中で遊ぶことができた。
今は日常に少しアクセントを添える山になる。