四等三角点小谷 432.0m 七宗町神渕 2025年2月25日(火) 五万図「金山」 三坂林道を終点まで行き、地形図の破線の峠を見ようと思った。 所が破線の峠は460m、下左図のA地点は410mと峠の方が50mも高い。同じ谷から同じ谷へ越すのにナゼ低い方を通らないのか。『GISギフ』を見てもさしたる障害物は見当たらない。 そこで、古い地形図を見てみるが、これが酷い。牛ヶ洞側の谷の分岐が変、境界尾根南側の尾根は「どうして」と言うぐらいの違いがある。これでは峠の位置を推測できない。 今回は地形図の破線の峠に行き、次回は県道97号線のヘアピンカーブの所からA地点付近に峠道の痕跡を探そう。 |
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左の地形図と右の旧地形図とはほぼ同一範囲 | |
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林道の各終点は『GISぎふ』による 三坂林道の2番目の支道はGoogleマップの航空写真を見ると伸びているように見える |
五万図『金山』 明治44年測量 大正元年発行 茶色:尾根 水色:谷 赤色:境界尾根 黄色:小径 |
《牛ヶ洞公民館》 公民館に停車して、峠道の入口の写真を撮った。 |
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牛ヶ洞公民館 | 峠道入口 |
《時間》 P 09:30 ↓ 林道終点 10:00 ↓ 峠付近 10:15〜10:45 ↓ 三角点小谷 11:35(往復50分) ↓ P 12:10 |
![]() 三坂林道入口 |
《三坂林道》 公民館は集落の真ん中。人目があり敬遠。集落奥の墓地に車を置かせてもらった。 防獣ネットを通り、現役の林道を行く。三角点小谷西尾根の末端は岩のガケ。絶対に近づかないことにした。そして林道終点。辺りは皆伐されているが植林はまだのようだ。 |
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尾根末端の岩 | 林道終点 |
《峠へ》 谷の右岸に道があるが、峠道かどうか。ただの杣道のようだ。その道も岩に阻まれ伐採地に入った。雪の下にどんな落とし穴があるか分からないので小動物の足跡を追って行く。 |
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谷に迫る岩 | 伐採地から見る岳山 |
《峠付近》 鞍部近くになると薄い踏み跡があり、峠に着いた。「アレ中継所がない」 |
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鞍部手前 | 擁壁下の広場 |
どこから管理道に下りられるのか右往左往。ようやく広場に下り、納古山の登り口を確認した。 1997/1/3、雪がチラつく中で納古山西尾根を歩いているが中継所まで行った記憶がなかった。それもその筈、その手前の法面から取付いているからだと理解した。 |
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納古山の取付き点 | 無線中継所跡地(何時撤去されたのか?) |
《三角点小谷》 林道を下り、小さい沢を渡る橋の所から取付いた。予定では沢の右岸から鞍部、左折して三角点。所が10mも行かない内に谷沿いは進めなくなった。そのまま斜面を登ったが疎林のヤブ。西尾根に出合い、三角点へ。 |
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取付き点 | 四等三角点小谷 |
防獣ネット近くの作業小屋からモーター音が聞こえたがそーと前を通り過ぎ、車に戻った。 《間見峠》 |
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40年近く神渕や川浦に通っているのに間見峠を越えるのは初めて。 上左図の「峠道出合」で道跡を探すと、チャント残っていた。 さて、どこまで続いているのやら? |
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神渕牛ヶ洞へ向かう道跡 | |
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