四等三角点日向山

四等三角点日向山 481.7m 土岐市 2024年10月22日(火) 地形図「瀬戸」

《人生最後の山靴》
一番最初はキャラバンの安いのを買った。次は本格的な物をと、ザンバラン・ヌーボーフジヤマにした。これは革製で今にして思えば、とんでもなく重たい靴だった。
それ以降はキャラバンにしたが、ある時、同一サイズなのにかなり小さな靴に当たってしまい、それでキャラバンに見切りをつけてシリオに変えた。
そのシリオの2代目。最近レンチャンでスリップしてコケタ。ついに寿命、買い替えか? 
でもまだ履けるし、ソールの張替をしようとは思わない。買い替えは同じシリオの後継品にしようと思ったがランクを下げた。何時間も歩けないし、ヤブといってもで短時間。
見てくれは良くないし、内側の布は無地、でも一応ハイカット。この程度の靴で十分だ。

《方月山について》
多治見六名山なるのもがあると最近知った。
方月山の辺りは2012/5/1に歩いていてP466を妻木富士としているが、これは変だと思うようになった。行政区画を越えて同一の地名で呼ぶことはよくある。(例えば、上麻生村・神渕村に跨る七宗山)ならばP466は現地山名標通り方月山で良いんじゃないか。正確を期せば「妻木の方月山」が一番しっくりくる。

《今日の予定》
右は明治32年発行五万図「瀬戸村」の部分。
妻木村上郷から鶴里村坂下に小径(破線)が描かれている。この道の大半は林道で寸断されているだろうが、痕跡だけでも見てみたい。

但し、2012/5/1にはこの林道を下っているが、現在は通れないとWEBにある。更に探すと市境尾根に切開きがあるとか。
ならば市境を登って方月辺りを散策しよう。
古い五万図

《時間》

草口一号池 09:15
  ↓
四等三角点日向山 10:30〜10:40
  ↓
(ゴルフ場フェンス外側付近でもたもた)
  ↓
草口一号池 11:50


《登り》
半月板損傷の為、2019/10/15以来、T型ダブルストックに体重を掛け歩いていたが今日はシングルにした。
明和工業の従業員駐車場の付近から電気柵を跨ぎ、草むらを抜けて尾根に乗った。ア〜ジャぁ、ハギのひっつき虫がズボンの裾に一杯付いている。
尾根の上にははっきりした道があり、境界杭がその道の両側に並んでいる個所が幾つもある。と言うことは、登記上も完全に道だ。
二本並んだ杭 二本並んだ杭
二本並んだ杭 二本並んだ杭

更に進むと掘れ道が合流した。下ってみると林道に下りたが、林道対面に道跡を探すのを忘れた。更に登ると2・3回林道と出合った。
掘れ道 保守の跡
掘れ道 保守の跡

笠原側は植林で妻木側は雑木林。小さい鞍部を過ぎると植林の中になり道跡がなくなった。きっと巻き道を見落としたのだろう。
そして道に出合った。右は方月山で間違いないだろう。左へ行くとゴルフ場のフェンスに行き当たり、この先の「小径」はゴルフ場で消滅した。12年前の記憶ではフェンス下の斜面をトラバースすると三角点日向山の筈。
方月山への道 ゴルフ場のフェンス
方月山への道 ゴルフ場のフェンス
 
グリーンに人がいないことを確認して忍び足で進み三角点日向山に着いた。
倒れていた杭を立て、記念撮影。
四等三角点日向山
四等三角点日向山

《妻木の方月山は何所だ》
休憩しようと・・・、ペットボトル用のウエストポーチがない。落としてしまったようだ。諦めるか、残念
休憩後、戻ろうをするとグリーンでパットの最中。終わるまで木の根元で待機した。
ウエストポーチを探しながら道まで戻り、さて、P466は尾根通しの筈。尾根を行くが下るのみ???
ナゼだ。諦めて方月山へ向かうが、もしやするとフェンスに沿った尾根かもしれないと引き返した。フェンスに沿って進むがヤブに押し戻され谷に下り、登り返してさっきの支尾根。

もいいいや、方月山へ。巻き道の所に御影石の50cmくらいの石柱が倒れている。持ち上げて座りの良い所に立てた。 石碑 昭和四年四月の銘
石碑(昭和四年四月の銘)
《下り》
ここで気が変わった。ウエストポーチを探しに往路を戻ろう。巻き道も気になるが落とし物探しを優先した。尾根の広い所は辺りをキョロキョロ。道跡は忠実に下る。そして道の分岐。この辺りで靴紐を締め直しので林道まで下りて探してみる。

とその時思った。始めから着けていなかったのでは。そうだ車の中だと気が付いた。今更引き返せない。明和工業が見えたがひっつき虫を敬遠して直進。進むと工場の敷地に入ってしまった。人目を避けて出口に向かうと、「許可なく立入禁止」の看板。目立たない様に県道に出た。
尾根の降下点 社有地
尾根の降下点 ごめんなさい

車に戻りシートの上を探すがない。ウエストポーチは床に落ちていた。

《帰宅後》
P466へのルートを確認すると一旦支尾根から下ると分かった。古い記録は読むべし。
妻木村上郷から鶴里村坂下へ行く道は上記地形図のルートの他に村境の峠からの道もあったようだ。

《次回の為のこのルートの取付き点》
右画像は境界尾根の東側。この白矢印のルートで登れば誰に憚ることもない。
(上から2番目の地図のA地点)
境界尾根の東側
境界尾根の東側


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