大門寺洞右岸尾根 関市下之保 2023年2月8日(水) 五万図「金山」 2023/1/10三等三角点三ノ洞の下りでエスケープルートに設定した寺洞右岸(保木洞谷左岸)の岩尾根を下ることが出来ず大回りをしている。今回はこの岩尾根を登ってリベンジしたい。 ルートは道の駅平成から大門、寺洞右岸の尾根で飛騨旧幹線386番鉄塔、ここから巡視路(トラバース道を予想)で387番鉄塔、大洞谷左岸の尾根で道の駅に戻ると予定した。 所が・・・、巡視路を外した。 |
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《時間》 道の駅平成 09:25 ↓ 386番鉄塔 10:10 ↓ 保木洞谷出合 10:20 ↓ コブ 10:50〜11:00 ↓ 道の駅平成 11:55 |
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《386番鉄塔へ》 道の駅平成の未舗装の駐車場に車を置いた。県道を行き大門の保木洞谷左岸の作業道跡から入山。すぐに「三輪家氏神」の石碑があり、その横の踏み跡を登ると道に出合った。 |
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作業道入口 | 石碑 |
その道を行くと放置された祠があった。もしこの尾根に獣道も無かったら岩尾根で獣も来れないことになるので引き返すと決めていたが、まずまずの尾根道が続く。 尾根道は、対岸の寺洞作業道の車止めが見えなくなる辺りからヤブになった。ヤブの急斜面の登りは体力を奪う。一旦平たくなるといよいよ岩尾根が始まる予感。 ストックのベルトを手首に通し、両手をかけて登ること10mほど、かなり緊張した。 |
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放置された祠 | 岩尾根手前の尾根 |
そして、ようやく386番鉄塔に着いた。 |
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元鉄塔があった場所 | この奥の平地には何があったのか |
《巡視路を下り保木洞谷へ》 トラバースすると予想した巡視路は谷へ下っている。 |
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右図は記憶を頼りに作ってみた。 最初の標示板から下りはジグザクの道。 岩が見えると割と広い緩傾斜地に下りた。 2つ目の標示板は番号が読めなかったが387と思われる方へ。 3番目の標示板の387の向きは山側を指していたと思うが何故か沢沿いに入っている。 間の悪いことに、沢に腐った丸木橋があり、完全にこれが巡視路と認識した。 |
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標示板 | 標示板下の空き缶 |
この緩傾斜地には番線があちこちに放置されていて、標示板の下には空き缶が15個以上流れ着いていた。 |
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丸木橋 | |
《道迷い》 丸木橋近くで沢を渡り、植林の中のジグザグ道を登って行くと道はなくなり、サカキの隙間を登る。前方が明るく見え、送電路下の刈り込みと思った。(ここで正常性バイアスが働いた。) 登り方向はヤブでふさがり、右手から尾根に出た。激ヤブを漕いで登って行くと見晴らしの良い箇所があり、振り返ると遥か左後方に387番が見える。 |
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植林の中の道 | 遥か左後方の387番鉄塔 |
こうなれば兎に角、稜線に上がる以外に方法はない。汗をかきかきヤブの分けると少し歩き易きなりコブに出た。見覚えのあるコブ、387鉄塔の方位からしても三角点三ノ洞東のコブ。 ようやく現在位置が確認でき、安心しておにぎりを食べた。 《下り》 時間的に周回は無理。何所を下るか。岩尾根を下るのはとても無理。でも最高の下山ルートがある。寺洞の涸れ滝を下ることにした。 コブからの下りは、2度目とは言えコンパスを合わせて尾根を下る。とは言っても尾根芯の東側5〜10mのヤブの薄い辺り。道迷いで激ヤブの尾根芯を登っているが、あの時点でこの尾根とは分かっていれば楽ができた。 涸れ滝を通過して、大門から道の駅平成に戻った。 |
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寺洞の涸れ滝 | 滝の巻き道で見付けた関電の巡視路の痕跡 |
《後記》 だから関電の巡視路は嫌いだ。ナゼ保木洞谷で標示板の指す方向を確認しなかったのか? 気の迷い、思い込み、それ以前に、関電の巡視路を信用していない。 |
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