愛宕山大権現

愛宕山 340mくらい 三等三角点富士ヶ平 358.2m
関市中之保 2023年1月2日(月) 五万図「金山」 

2022/12/29に見かけた愛宕山登山口の道標。この道標の位置を見て、手ごろな周回ルートが見付かった。愛宕山に登れば尾根通しに飛騨旧幹線の巡視路があり、三角点富士ヶ平まで簡単に行けそう。時間が許せば寺田/大洞の峠(峠3)も見られそうだ。
駐車場所は「日本平成村」のHPで推奨されている中之保公園にした。

コース地図

《時間》

中之保公園 08:30
  ↓
愛宕山 09:05
  ↓
峠2 09:45
  ↓
鉄塔372 10:00〜10:10
  ↓
峠3 10:30
  ↓
三角点富士ヶ平 10:50
  ↓
中之保公園 11:20
峠2と峠3の位置関係
峠道の地図

《愛宕山へ》

県道58号沿いの中之保公園に車を置き、県道を行く。車道は融雪剤のお陰で全く問題なかったが、歩道は今朝がたパラついた雨で凍結している。

中之保公園 歩道は凍結
中之保公園 県道、歩道は凍結

多々羅集落奥の「安宕山大権現」の道標から入山。大権現さまの参道とはいえ、結構厳しい登りが続く。374番鉄塔の下を通って、主稜に出ると左手が愛宕山大権現の石碑のある山頂。

山頂風景 愛宕山大権現の石碑
山頂風景 愛宕山大権現の石碑

まず驚いたのはシキビと松が飾ってある。シキビて神さまにも供えるもの? 神さまは榊でしょ。
(帰宅後調べるとシキビは神仏両用と知った。自分の常識は世間の非常識)
石碑の銘は〇和十八年とあり、和の付く元号で十八年まであるのは昭和のみ。古く見えるけど・・・

《尾根道の巡視路を行く》

尾根道は高速道路並み。373番の分岐を過ぎ、尾根が90°曲がる所は予想した通りの地形をしていて大満足。右折してすぐに371番への標識。家で地図を見ていても気付かなかったが、大洞と日根の鞍部を通過するということ。

大洞/日根の峠は日根の〇ヶ洞谷の分岐点からを予定していたが今日済ましてしまおうと371への巡視路へ入った。

尾根道 関電標示板
尾根道 関電標示板

こちらの道は格落ちして、それでも上級国道並み。そして峠。峠道の反対側の大木の下にお地蔵さま(銘はなし)がおられた。

峠のお地蔵さま 峠のお地蔵さま
峠のお地蔵さま 峠のお地蔵さま

まずは大洞側に入ってみた。道跡は右山で15m位先で沢に流されていた。日根側はジグザグ道が続いてそうな感じ。
峠から引き返し稜線に復帰して、372番鉄塔に着いた。予想外の展望がありチョット早いがここでお昼にした。とは言え、今朝は3時から起きていて、朝食は5時にとっているから丁度良い頃合いだ。

展望
372番鉄塔から西側:中央に多々羅集落と大加山

展望
372番鉄塔から東側:左は岳山

《峠3を見て三角点富士ヶ平から下る》

372番鉄塔から下り、次のコブのテッペンの少し下から派生する支尾根に入った。道は格落ちして、倒木が尾根の上に沿って倒れている。
なかなか鞍部が出てこない。1本北の尾根と間違ったかと思っているとようやく峠3着いた。

峠2に向かう道は30mくらい先で消えていた。寺田側は右山で続いているような感じ。
尾根道に戻り、次のコブが三等三角点富士ヶ平。「点の記」にある南東に下る道もあるように見える。

倒木 三等三角点富士ヶ平
尾根芯を塞ぐ倒木 三等三角点富士ヶ平

三角点から下りの尾根道は普通の道になった。境界杭見出しの為のピンクのテープとハイカーの物か赤のPPヒモがある。
右の谷に下る道が分岐したが、この谷の出口がストリートビューで確認できていないので直進した。やがて踏み跡も無くなり左手の明るい方へ急斜面を下ると墓地だった。
ここから用水路に沿って市道に出て、中之保公園に戻った。

墓地 谷の出口
墓地 ストリートビューで見えなかった谷の出口

《竜宮の岩》

多々羅/寺田の市道から見えるという「竜宮の岩」(日本平成村のページへリンク)を見に寄った。
案内板のある待避所に車を置き、河原に下りられるルートを探す。ヤブを分け旧道部分だろうかササの茂る平地に下りたが、そこからはガケで絶対河原に下りられない。車に戻ったが今日一番のヤブだった。

「日本平成村」のHPでは、この辺りに下山するとあったが道標の類はない。そう言えば稜線に「寺田へ下る」の道標はなかった。危ないなぁ〜

案内板 竜宮の岩
案内板 竜宮の岩

《鈴越峠の聞き取り》


2022/12/29のページに書いた「鈴越峠」の聞き取りをした。
下山した寺田でゴミ焼いていたおじさん:聞いたことない
多々羅で庭にいたジッチャン:聞いたことない。粟野で聞いてみたら

粟野で軽トラの所で話していた2人のジッチャン:
住民1.「峠?何所の?」
住民2.「そこの坂になってるところだろ」
住民1.「?????」
住民にとっては車で通過するだけのだたの坂。峠のイメージはなく、遠い昔に「鈴越峠」の地名は消えたようだ。

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