三角点大丸山 823.5m 恵那市明智町 2021年11月11日(木) 地形図「明智」 三角点大丸山西側の山中には兼平・田沢・杉野・東方峰山をつなぐ小径があった。今回は2020/11/15に大丸山へ行った時に気になった兼平〜東方峰山の古道を見に行くことにした。 起点は兼平と馬場山田峰山間の林道の入口。 |
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《時間》 P 09:45 ↓ 天池林道出合 10:05 ↓ 三角林道出合 10:30 (明知国有林境界標107) ↓ 三等三角点大丸山 11:00 ↓ 傍仲林道ガケ上 11:20 ↓ (三角点大丸山で休憩10分くらい) ↓ 天池林道出合 12:10 ↓ P 12:30 |
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《天池林道出合まで》 例年通り、飯高観音に参詣後、兼平ダムから馬場山田峰山へ向かう途中の林道(名称不明)の入口に駐車した。 林道入口には、11月14日自転車イベントの為の通行止め予告の看板があった。と言うことは、この林道は車で通行できるて事か。所が300m先で橋が流されていて車は無理。 そして、出合った林道(奈免人林道?)は舗装されている。5万図明知町(明治33年発行)で予想した小さな尾根を目指した。林道の分岐付近から法面を登ると掘れ道があり、尾根道になり、天池林道手前で道は消えたが、ほんの数歩で林道の出合えた。 |
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林道入口 | 天池林道下の掘れ道 |
《傍仲林道まで》 天池林道は車が通った感じがしない。上記の古い地形図では、2回続くカーブの1ツ目の辺りに道が有りそう。カーブの手前で谷側を見ると掘れ道があり、道跡だった。 この道跡を忠実に下るのは、倒木やヤブで不可能。沢を渡ると林道に出合ったが国有林の境界標がない。すぐ先でまた林道に出合い、これが三角林道だった。 辺りに境界標を探すと界標107がササヤブの中に埋もれていたが、106番が見付からない。仕方なく、三角林道を南下して尾根道で三角点大丸山へ行き、帰路道跡(国有林界)を確認することにした。 傍仲林道の出合にも例の看板があった。所が、尾根道の取り付きが見付からない。 |
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天池林道(落ち葉のプロムナード) | 界107の境界標石(?山と刻まれている) |
《三角点大丸山まで》 傍仲林道と三角林道の交点から少し南の地形図の破線路に入ったが、すぐに沢の分岐で消えた。(注:この破線路は元々ないようだ。三角点西の鞍部で確認。) あきらめて尾根に上がると境界標105付近。国有林界は東から来て、105から北の谷に下っているが、西側にも道があり、これを西進して林道との合流点を確認すると、林道交差点のヤブに隠れていた。 105からも道は続き、2度目の三等三角点大丸山に着いた。 |
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左:傍仲林道 右:三角林道 | 三等三角点大丸山 |
《仲嶋矢田海戸林道で休憩の予定》 三角点西の鞍部を通る破線路を確認しようと植林の中を下る。鞍部に道跡はなく、沢沿いに下ると明確な道に出合った。これを南下するとトラバース道で尾根を横切り、左山で突然道がなくなった。 踏み跡は一般的にはだんだん薄くなるのに。ここはきっと、林道の為にガケになったようだ。ここで引き返すが谷に下る道はなかった。三角点のコブを巻くように国有林界に出合い、三角点に戻った。 (このトラバース道の先は仲嶋矢田海戸林道・傍仲林道・佇島林道・小杉林道の合流点の鞍部へ下り、西は杉野、東は東方峰山に分岐していたのだろう。) |
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三角点へ向かう道 | 三角点南50mの尾根から下る道 |
《帰路》 |
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境界標105から国有林界を下ると、ジグザグの掘れ道から谷道になり、そしてササヤブ。界106から先に道跡はなかった。 | |
境界標106の見出し標 | |
《古い地形図との対比》 |
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右の地形図は5万図「明知町」(明治24年測量、明治32年発行)の一部。 5万図なので小地形は省略されデフォルメされているが、現在の地理院地図と比べてみてもかなりの精度だ。 この地図を見ていて気付いたが、天池林道から杉野に向かう小径があるようだ。 全く気にも留めていなかった、残念。 |
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