四等三角点須之宮

四等三角点須之宮 瑞浪市稲津町小里 2021年10月18日(月) 地形図「明智」 

四等三角点須之宮の峰
須之宮 小田渡橋から見る四等三角点須之宮の峰

2020年1月25日、小里国有林イタバシ沢から三角点須之宮へ行った折、国有林界西側の斜面に細い細い杣道があった。この道が何所まで続いているかを見てみたい。
北側は青木沢源頭部で通行不能になっているが、南側は悪沢を越すことなく四等三角点蘭仙の西辺りで国有林界に出合うと予想した。さて・・


《時間》ルート地図

P 09:05
  ↓
界標89 09:55
  ↓
界標73支2 11:05〜11:15
  ↓
四等三角点須之宮 11:45
  ↓
P 12:25


《駐車場所》

釜糠公民館を見に行くとチェーンでとうせんぼ。チェーンの前の道路が広くなった所に車を置いたが、民家のすぐ裏。

ちょっと迷惑駐車になってしまった。
《標高点418mまで》

釜糠林道の入口のチェーンは外されていて、奥で何かやっているようだ。小屋のある辺りから山道に入ったが、すぐに分岐。綺麗な道の先は広くなっていて放置された超大型の箱ワナがあった。もたもたしていると林道を木材満載のトラックが下って行くのが見えた。奥で伐採作業をしているようだ。そして、道はヤブの方だった。

道跡を行くと倒木でふさがり、その先はササ原になり道跡は消えた。辺りを探すと左手に道があったが、これは右山でトラバースしていて、引き返した、

道跡をふさぐ倒木 ササ原
道跡をふさぐ倒木 ササ原

仕方なくササ原を横切り尾根状の所に出ると道跡があった。道跡はぬかるんでいる。そしてヤブになった。流石に破線路は諦め、左手の尾根に上がった。

国有林界の出合いは界標89。尾根を下り標高点418m付近、界標85に着いた。
(国有林界は尾根の東側にある。)
標高点418m付近の鞍部
標高点418m付近の鞍部

《標高点537m付近まで》

鞍部から東へ15m程下り、杣道に出合った。所々、足掛かりのない所もあり、落ちても死にはしないが間違いなく泥まみれになりそうだ。

突然、道に出た。これを下っても支障なく小里林道に下りられるとは思えない。この道を登ると悪沢の左岸になったが、すぐに消えた。タイムリミットの90分を越えたが、もう戻れない。兎に角、国有林界まで。

沢の左岸を行くと沢がめちゃめちゃ分岐。稜線も見えているので適当に登ると尾根に乗った。灌木にテープやラベルが一杯付いている。取りあえず北進、でも境界標石が出て来ない??? 下りだした??? 国有林界の尾根の支尾根を歩いている分かった。
(倒木を巻いた時に支谷に入ったようだ。)

反転南進。稜線が見え、空が広がり、尾根に出たが木がない。
「ここらにゴルフ場があったっけ?」
谷が皆伐されていて、ここから木材を搬出しているようだ。

支尾根のテープ類 伐採された谷
支尾根のテープ類 国有林界尾根(手前)と伐採された谷

皆伐された谷
皆伐された谷

《四等三角点須之宮まで》

地形図の破線路は林道跡のようだ。それも終わり、国有林界の歩道になり、地形図のクランク辺りから境界標石がなくなった。国有林界は東斜面に下ったようだ。

そして、標高点418mを過ぎて3度目の三角点須之宮。多度両宮の祠にご挨拶。

林道跡 多度両宮の祠
林道跡 多度両宮の祠

《釜糠林道のゲート付近に下る》

三角点でコンパスを305度(偏角は無視)に合わせ15mくらい先に目標を定めて下り、その位置でまた15mくらい先に目標をとることを5・6回繰り返して尾根状の所まで下りられた。

この尾根は、地形図では一本に見えるが迷う分岐が2ヶ所。今日は感がさえ、どうにか林道のカーブのテッペンに出た。ただ法面を下りられず、左手の沢から林道に下りた。


《帰路》

車に戻り、民家の住人に見咎められないように山靴のまま車を出した。小田渡橋で写真を撮り、小里の信号を直進してオークワの駐車場で靴を履き替えて、R19に向かった。すぐにR19の筈が・・・、「そうか間違って県道に入ったんだ」と考えて直進。そしてやがて「釜戸ハナノキ自生地」の看板!!!

「アッ恵那に向かってる」 小里の信号に戻り、右折し、ようやく帰路につけた。
何と往復16kmも無駄に走った。大体、オークワ瑞浪店の前を通る訳がないのに。


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