納古山南西尾根、南面の道跡 川辺町上川辺 2021年4月12日(月) 地形図「金山」 2021/4/7に確認したこの道跡の起点を見てみたい。入山は川浦か下麻生かと悩んだが、時間的に速そうな上川辺日後谷林道からとした。 |
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《川辺町町営駐車場》 北部公民館に「混雑時は町営駐車場に置いて」と書いた看板があるとWebにあった。添付の地図には郵便局の前辺りに印があるがストリートビューで見ても分からない。 日後谷にはこの駐車場が近いが、場所が分からないので、取りあえず北部公民館に行った。車が2台、3+1名が準備中。 案内図を探すと町営駐車場は平和錦酒造の一方通行の所にあると。そちらに移動した。 |
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《時間》 町営駐車場 09:20 ↓ 日後谷林道終点 10:20 ↓ 町界標E 10:40 ↓ 水無瀬林道終点 11:15〜11:25 ↓ 日後谷林道出合 12:00 ↓ 町営駐車場 12:50 |
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《日後谷林道》 踏切を渡り、日後谷林道に入る、9年ぶり。「南天の滝100m」の看板の先で谷を覗くと橋があり、石碑がある。帰りに見に行くことにしよう。 そして、南天の滝。ここの町界標F(Fは私称)にある「里道」はこの廃道の事だった。谷川には新しい橋がかけられ、滝を正面から見られるようになっていた。 そして、廃屋(養殖場跡?)。ここから10分で谷の分岐(林道終点)と計算。所が、その分岐からも林道は続き、次の谷の分岐で終点になった。 |
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町界標F | 地形図の林道終点(左:破線路、右:林道) |
《町界標Eへ》 この分岐を道なりに左へ行くと沢の分岐で前方・左右全て灌木のヤブでふさがった。9年前の記憶がよみがえる。 今日は当然右の沢に入るが、あの時は林道終点を取り違え、左へ左へ入り、そして道跡に出合ったのだろう。 右の沢の入口でコンパスをセットし、直進して尾根に乗った。道はあるが思っていた景色と違う。 左折して小さなコブを越すと町界標Eと対面出来た。 |
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踏み跡はまだある | 沢の突き当り |
《南西尾根南面の道跡》 標石Eで高度計をセットして、道跡に入った。次の次の小さな沢で+15mになった。2つ目の尾根の先で道跡はなくなり、2つ目の尾根を下ろうかと思ったが我慢して進むと2・30mで道跡が出てきた。 3つ目の尾根の手前で南西尾根の崖下に向かう道が分岐した。また、この辺りまではほとんど高低差はなかった。 深くえぐれた沢に出合ったが道の続きがない。仕方なく、この沢に沿って下るとピンクのテープがあり、道にも見える沢になった。 |
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南西尾根の崖下へ向かう道 | 帰宅後気付いたがここが分水尾根 |
兎に角下る。これが水無瀬川の源流と自信を持って?? そして、林道の終点に出た。これは水無瀬川林道以外にはない。 |
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水無瀬川林道終点 | |
《戻り》 ピンクのテープ通りに行けば峠が越えられると思った。 林道終点は谷の分岐、これを右へ、テープ通りに進むと今来たトラバース道に戻ってしまった。何だかよく分からないが3つ目の尾根を南下ることにした。 すぐにヤブが濃くなり、辺りを探すと左手に踏み跡があり、谷に下りた。谷の向きは南東、水無瀬川側ではないと自信を持った。谷にはとぎれとぎれに踏み跡があり、ようやく地形図の林道終点の谷の分岐点に出て、一安心。 |
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谷道の丸木橋 | 地形図の林道終点 |
のんびりと林道を下り、滝の手前で旧道に下りた。これがまたヤブ。石碑は草書体で読めないが「報恩(楷書)・丹孫海五〇藤碑」。確実に読めるのは「丹・碑」だけ、情けない。 また、橋の手前は倒木。橋を渡ると林道に登るトラロープがあった。この旧道は砂防ダムの建設で付け替えられたようだ。 |
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報恩碑 | 廃道の橋(下流側から見る) |
林道最後のヘアピンのテッペンから夫婦が散歩スタイルで出てきた。何々!と覗くと、こちらにも歩道が作ってある。これを行くと公民館?の裏を通って、金昌寺の前に出た。 《後記》 峠道の破線路は外したが、日後谷側に道跡はほとんど残っていなかった。植林は270〜280mH以下の谷沿いだけで、こんな奥に用事のある人はいない。 また、川浦から町界標Eまで60分、下麻生からは80分掛かった。寄り道と迷った分を引いても川浦からの方が早かった。 |
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美濃一人>山名録2021>納古山南西尾根、南面の道 |