菅田笹洞黒川から見る(左:釜ヶ岳、右:不動山) | |
七宗山釜ヶ岳 七宗町 2021年3月17日(水) 地形図「金山」 |
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『七宗御留山境界絵図』の「セナ峠」の位置を探していると、菅田笹洞黒川のえん堤工事の作業道が伸びて釜ヶ岳北尾根のテッペン付近まで到達しているのに気が付いた。 ここからなら、釜ヶ岳林道や釜洞栃洞林道・星谷釜洞林道を延々と歩くよりも近い。 検証してみよう。 |
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《時間》 駐車場所 09:45 ↓ 林道終点 10:05 ↓ 釜ヶ岳林道出合 10:20 ↓ 釜ヶ岳林道終点 10:35 ↓ 釜ヶ岳山頂 11:15〜11:30 ↓ 境界標177 12:05 ↓ 駐車場所 12:35 |
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《七宗国有林境界まで》 黒川集落内、茶畑の間の地道に入り、林道入口の空き地に車を置いた。私有地ではないと思うが・・・、元は砂防工事の資材置き場だったと思い込ませた。 谷にはえん堤が4基続いていて、4基目の上で谷を渡り、林道は登って行く。但し、完全に廃道。そして分岐に来た、当然左へ、すぐに終点。少し戻って取付きやすそうな尾根を目指した。 |
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廃林道 | 林道分岐(戻りはここに下りてきた) |
支尾根の上は割と綺麗で多少のヤブ。笹洞と桐洞の境界尾根に乗ると杭があり、南へ行くと七宗国有林境界標177と対面した。 |
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支尾根 | 境界標177 |
《釜ヶ岳へ》 |
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境界標からすぐに釜ヶ岳林道に出合った。 所が正面は岩のガケでとても取り付けない。東もダメ。仕方なく2012年10月に下った尾根を登ることにして、林道を南へ。 |
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釜ヶ岳林道出合 | |
林道からは展望があり、御前ヶ岳の向こうに白い山並みも見え、黄砂の影響はないようだ。 |
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御前ヶ岳(右) | 不動山 |
釜ヶ岳林道は沢で終わった。1段上には削平地があり、営林小屋があったのだろう。歩道を探すと沢を渡って続いている。これは釜洞峠に続く歩道だ。 尾根を回り込んだ所から取りついた。途中岩尾根が2ヶ所、シャレ山の誰かみたいに滑落したらシャレにもならないし、大体携帯は持っていないから県警のヘリは呼べない。兎に角慎重に乗り越えた。そして3度目の山頂。 |
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林道終点の削平地 | 釜ヶ岳山頂 |
《山頂にて》 東から赤のPPヒモが登ってきている。釜ヶ岳林道からだろう。 そして御料局三角点の標石を探したが、何所にもない。辺りを踏んでみるがフカフカでありそうにもなかった。 帰宅後、『国有林野施業実施計画図』を精査すると最高点の南東、尾根の少し下に描かれていた。もう二度と行くことがないのに残念なことをした。最高点にあると思い込んでいた、残念。 《下山》 往路を下る。岩尾根を通過すると道があり、これを左へ進んだが沢で行き止まり!!?? 2012/10に通った道で、釜洞峠〜釜ヶ岳林道終点の歩道の上にある歩道を北に進んだと理解した。 林道終点の削平地が30m程下に見えるが、沢は岩のガケ。戻るのも面倒なので沢を下った。 そして、集落手前で |
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林道終点の沢 | 島子へ抜ける谷 |
《セナ峠の聞き取り》 桐洞室洞に入り、セナの入口の民家で話しを聞いた。島子〜セナ(室洞)の峠の位置は確認でき、何時か分からないけど、入山の許しも頂いた。 面白い話:笹洞黒川の人が七宗国有林に勤めていて、黒川〜島子〜セナ峠〜室洞、そして七宗国有林(スケガ谷詰所)まで徒歩で毎日通っていたという。山道を約6km、スゴイ。 |
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