納古山南西尾根

納古山南西尾根 川辺町上川辺 2021年2月10日(水) 地形図「金山」

2020年2月19日、納古山南西尾根の先端まで行ったが根気がなくなり引き返した。
今回は久しぶりにしっかり検索して、下調べをした。
この尾根を先端から歩いた記録はブログ×2・HP×1、地図が載っているのは
山たまごの東海岳行」さんだけ。
また、東部幹線33〜32の巡視路を歩いた記録は「雲よりも高く」さん
(https://www.youtube.com/watch?v=KeIRErNfeXE 6:53前後)だけだった。


《Pから南西尾根端まで》 09:30〜09:50

前回同様、納古川を渡ったところに車を置いた。仕度をしていると軽トラが停まって、ジッチャンが降りてきた。「ここに車置いても良いですか?」と聞くとOKとのこと。
地蔵峠の東隣りの峠の名前を聞いたが御存じなかった、と云うか、そもそも名無しかもしれない。ただ谷の名前は「柿谷(かきんだに)」と教えて頂いた。

田んぼの跡を通って尾根につき、気が付けば採掘抗の上を通過していた。流石に2回目は速い、尾根端までは20分だった。

前回なかった青いPPヒモが続いている。この人は納古山まで行き、周回しただろうにナゼ、マーカーが必要なのか。
(高社山散歩道では即撤去するが、流石に他所で外す気にはならない。)

《南西尾根上》 09:50〜10:55

標石Aの手前まではツツジのヤブ。ツボミは大きくなっていて、咲いたらすごいだろう。標石Aを過ぎると完全な道。標石Cで旧町界(旧下麻生町・旧川辺町)に出合う。

標石Dの位置で標石Eに向かって道が分岐する。この道は中電巡視路にもなっているようだ。

尾根のツツジ群生 岩尾根の上辺りの道

そして東部幹線32への分岐に来た。33番鉄塔まで行こうかとも思ったが一般道なのでヤメにした。

標石A:栃?(枋)/石
標石B:上/下
標石C:日本標・至第廿号標・分水嶺
    町界標第三
    自是南東下麻生・同北西川辺
標石D:町界標
    自是南東下麻生・同北西川辺
標石E:町界標第一號
    大正八年一
    自是北東下麻生・同南西川辺町

標石C・Eの先は南天の滝にある標石に続いていると思う。
標石南天の滝:
  日本標・至第二号標・里道
  大正八年一月
  自是南東下麻生・同北西上川辺
となっている。

(注:読み取れた範囲。「自是」は是ヨリ。
   標石E以降は2012/4/15の資料から。)


《32番への巡視路》 10:55〜11:35(途中休憩7・8分)

この巡視路で雲さんは迷ったと書いてあったが、雪で道が隠れていたのだろうと考えていた。所が、いきなり道がない。どうにか尾根らしい個所に標示板。ここから尾根上の岩を巻いて又同じ尾根に乗った。

この尾根を下ると道が消えた。引き返し道を辿ろうとするがない。強引に急斜面を下ると左手に尾根状の個所、行ってみると階段があり、一安心。
もし巡視路に出合わなかったら、深い沢の縁に立っていただろう。クワバラクワバラ

そして、長〜い階段をつないでどうにか谷に下りられた。

中電標示板 長い階段

《廃林道〜林道〜P》 11:35〜12:10

谷の両側に32番への標示板があった、でも登り返す気力がなく、左岸の踏み跡を下ると林道の終点が見えた。倒木を跨いで林道に出合い、これを下るが楽ちんだ。

林道に出ると軽トラが下ってくる。私「今朝の方?」、ジッチャン「歩けたか?」と。
こんな絶妙なタイミングで再会できるとは、何だか嬉しい。

廃林道終点 林道の巡視路入口
但し、ここから入ると道は廃林道に切られる。

そして、車に着いた。一回り3時間と予定していたが2時間40分でまあまあだ。巡視路を外した以外、危ないところはなかった。道に迷ったが、この巡視路を登りで使えば問題なさそうだ。

《後記》

標石AとBは何なんだろう。ここらで栃は栃井、石は石神。上は上川辺、下は下麻生か下川辺。何れにしても、上川辺の真ん中に栃井や石神の入会がある訳がない。


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