前坂峠 白川町赤河下赤河 2020年5月8日(金) 地形図「金山」 |
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《前坂峠について》 この峠道は、八百津町八百津(細目村)から黒瀬街道を通り、福地村追分で北に入り、前坂峠を越して赤河村に出て、切井村・黒川村に行く重要街道の一部だった。 右画像は福地追分の道標。「右なかのほう道・左あかう道」とある。(2016/10/7) |
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2016年6月2日に八百津町側から峠まで車で入っている。ただ、そのHPの地図また地形図では峠の位置が微妙に間違っている。後記 |
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《時間》 P09:40⇒前坂峠10:55⇒(一回りして)⇒前坂峠11:40⇒P12:45 《峠道》 下赤河橋の北詰、県道と旧道の分岐の広い空き地に車を置いた。一見私有地に見えるので境界を確認すると旧道の北側に岐阜県の境界標があり、そこから県道の南側までは県有地のようだ。 下赤河橋を渡り、南詰から峠道に入る。「だなのカヤ」があり、そこにも空き地があるが私有地にみえるので駐車は遠慮した。最奥の民家には土蔵があり、その民家の前で舗装は終わる。 |
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だなのカヤ | 舗装の終わり |
少し先の物置小屋に人がいた。私有地に見えるが、ここ赤道(あかみち)。大手を振って通行できるが愛想良く挨拶をして通してもらった。 シシ除けのフェンスを通り、山道に入るとマムシグサが多い。所々に雨水を斜面に流す土盛があり、更に水路を作り谷に雨水を谷に流している個所もある。 |
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山道の入口 | 道の山側に水路がある |
左山の真っすぐな道に差し掛かると道が落石で埋まっている。見上げると岩のガケの下を歩いていた。道の形が見えてきた所には馬頭観音が祀られていて、ここが最大の難所なのだろう。 |
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岩のガケ | 馬頭観音 |
次の谷の所は道が全く見えない。倒木に灌木に草でかなり気持ち悪い。この谷をジグザグに登り切ると石を積んだ2×5mくらいの平地があり、ここで馬を休ませたのか。 後は手入れされた植林の中を登り、峠の頂上に着いた。 |
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峠道 | 峠の頂上、向こう側は広場になっている。 |
《峠西側の林道を周回》 Googleの航空写真を見ると峠の西側に林道が来ているので、これに下ろうと思い上右画像の右手の尾根を進んだ。所が、一向に林道が見えない。その時思い出した。前回も悩んだが、峠のテッペンが町界ではないのだ。 |
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〈峠の位置〉 地形図では白川町と八百津町の境界上が峠の位置(赤丸)になっているが、現地で見ると赤三角の位置が峠のテッペンだ。 前回はわりと早く気付いたが、今回は北尾根を100mほど行ってから思い出した。でも幸いな事に林道が視認でき強引に林道の終点付近に下った。 |
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そして、廃林道を上り一回りして峠に戻り、峠道を下り、車に戻った。 |
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《帰路》 今まで一度も赤河峠(旧図では坂折峠)を越えたことがないので、小倉から坂折に抜けたが結構走り易い道だった。 |
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美濃一人>山名録2020>前坂峠 |
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