四等三角点蘭仙

四等三角点蘭仙 521.9m 瑞浪市 2020年1月1日(水) 地形図「明智」

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《今日の予定》小里国有林の地図

つい先日、「国有林野施業実施計画図」をネットで見つけた。「飛騨川ー4」は現物を持っていたが「東濃ー2」は始めて見た。

その中で小里国有林内には2つの図根点があるらしい。1つは小里城跡の登り口付近の「城山」(これはネットで見た。)、もう一つは南側にあり「小松立」とある。

よっし見に行こう。国有林の小里林道を南下して、イタバシ沢に沿って描かれている歩道を通り「小松立」を探し、国有林界を歩いて「蘭仙」から「須之宮」へ行く。林道へは以前見付けた歩道(下地図の矢印A)を下ってみよう。

ただ、歩行時間が3.5時間くらいになりそうなので足が持つかどうかが心配。


《時間》

林道ゲート前
 08:55
   ↓
イタバシ沢の行き止まり
 09:15
   ↓
尾根取り付き
 10:00
   ↓
四等三角点蘭仙
 11:25
   ↓
林道出合
 12:15〜12:25
   ↓
林道ゲート前
 12:55

《国有林界まで》

車止めの手前に車を置き小里林道を進み、イタバシ沢沿いの林道に入ったが道幅は歩道程度。最初のえん堤からほぼヤブになった。どうにか2つ目のえん堤まで行ったが、その先は足が出ないヤブで引き返した。ここで15分+林道遠回り分ロス。

イタバシ沢沿いの歩道入口 ヤブ
イタバシ沢沿いの歩道入口 どうしようもないヤブ

林道を進み、右山になった辺りから山側に踏み跡を探すと1ヶ所(矢印B)見付けたが、矢印Aとは繋がりそうもない。出ばなをくじかれ、時間制約もあり気分が乗らず、いまいち林道のカーブで現在位置がつかめない。その内、谷の間から住宅地が見える位置まで来ていて、行き過ぎに気付いた。

予定の取付き点まで戻りイタバシ沢に歩道を探すがない。左手の沢との間の尾根に踏み跡がありこれを登るがすぐに消えた。この時点で須之宮は諦めていたので紙テープを付けた。登りきると道跡があり、これを高い方に行ったが北向きで引き返し、ササヤブの踏み跡を進むと国有林界標44に着いた。

ここでとんでもない間違いを犯した。図根点はこの44番の北にあると思い込んでしまった(本当は48番)。辺りのヤブの中や小高いコブの上を探したが見付けたのは、まだ現役かもしれない網道とカスミ網。

境界標44番付近 カスミ網
境界標44番付近 カスミ網がぼろ布で包んである


《四等三角点蘭仙へ》

これ程探してもないと云う事は「ない」と判断して国有林界を右山で西進。(この時、48番の前を素通りしたとは情けない。)

ゴルフ場の電気柵に沿って国有林界も続いている。90度右折した辺りでそろそろ蘭仙だと思い地図を探すとなくしていた。もう一枚国有林の地図を持っているので見てみるがよく分からない。大抵60番前後だと思い右手の尾根を探すとようやく見付けた。

普通ならここで休憩とするがとにかく早く林道に下りたいので、おにぎりは安全な林道で食べることにした。

ゴルフ場の電気柵 四等三角点蘭仙
ゴルフ場の電気柵 四等三角点蘭仙


《林道へ下る》

44番に戻るには遠すぎて時間オーバーになっていまう。仕方なく地形図にあった破線路を探すことにした。蘭仙から北に行くと踏み跡を見付けたが自信が持てず、踏み跡を国有林界まで戻った。

そこは64番でより広い道が尾根に向かっていて、これに入った。所が踏み跡はなくなり、このまま進んでも林道に安全に下りられるとは思えない。仕方なくさっきの踏み跡を探して急斜面を下るといい塩梅に道があった。

この道も尾根道になりその内になくなった。林道に下りられる場所を探して右往左往。さすがにストックを2本持っては危険すぎるのでリックに収め、なるべく灌木のある斜面を滑り降りた。

林道で休憩とした。おにぎりは2個持参しているが、緊張しすぎて食欲がなく1個しか食べられなかった。帰路、林道の山側斜面を見るがとんでもないガケばかりで、まだましな所に下りられたと感謝した。

境界標64番付近 出合った道
境界標64番付近 急斜面を下り、出合った道


《問題点》

地図を作ったのは10日ほど前。前日の大晦日はその地図のチェックをせずに「笑ってはいけない」を見て寝てしまった。やっぱり地図は前日にチェックしなければいけないと実感した。
近い内に蘭仙か西竈から図根点だけを探しに行こう。


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