3等三角点相原

3等三角点相原 下呂市金山町 2018年1月20日「土」 地形図「下呂

遠景
方須集会所から見る

地図
《本日の予定》


堂塚山南東の尾根に反射板があることをs-ngmさんに教えてもらい、また行くことにした。

郡上市和良町方須から金山町乙原に抜ける地形図の破線路で境界尾根に乗り、堂塚山に登り、昨年の12月3日に見付けた切り開きから林道で下山するコースを予定した。

しかし、地形図の破線の峠道は大ウソだった。

【時間】
地図
方須集会所
 08:30
  ↓
林道終点
 08:55
  ↓
乙原峠
 09:50
  ↓
3等三角点相原
 10:15
  〜10:30
  ↓
乙原峠(往復後)
 11:25
  ↓
方須集会所
 12:30

《方須集会所から林道終点付近》

以前、駐車場所をストリートビューで探したが方須集会所以外にいい場所はなかった。現地で見ても、ここ以外で気兼ねなく駐車できる場所はなかった。(予定のコースならば「いい場所」だったのだが。)

集落内で2回迷い、ようやく林道の終点に着いた。終点広場の手前にササを切った道があり、これに入り対岸に渡った。そしてこの谷左岸を東に行ったが、すぐに膝くらいの高さのササヤブになり引返した。
(このササヤブを抜けて進めば峠道に出合えたが、とても道には見えなかった。)

地形図を見ると、破線路は支谷にあった。

方須集会所 左岸の道
方須集会所 谷を渡った左岸の道


《支谷を詰めて、峠へ》

支谷に入ると結構な道があり間違いないと確信した。しかし、谷を離れ右岸の斜面の炭焼き跡で道は終わる。続きは薄い踏み跡になったがピンクのテープは続いている。

そして谷に下りたが、狭い谷で踏み跡は全くなくなった。対岸には分収林の看板があり、見上げると送電線があり、地形図の破線上にいることは間違いない。尾根に逃げることも出来ず、谷芯を登って行く。

炭焼き跡 谷
炭焼き跡 谷(クイやテープはある)

ようやく鞍部が見えると、道に飛び出た。最初は杣道かと思ったが20cmくらいの石を積み上げた個所があり、峠道だと確信した。

道 石積み
突然出合った道 石積み(道の落石を除けたものだと思う)

《乙原峠で》 [乙原(おっぱら)峠の名称は下山後に確認]

峠には、堂塚山北の黒落峠(平四郎峠)と同じような地蔵さまではなくて自然石が置かれていた。
s-ngmさんのページを参照した)

谷でジタバタすること約1時間、完全に気力がなくなった。とても堂塚に行く元気はない。印刷した地図には入っていないが確か南に三角点があったことを思い出した。それではと、その三角点に行って引返し、峠道を探すことにした。

峠の石柱 中電の標示板
峠の石柱 峠の標示板(南が7、北が6)


《3等三角点相原へ》

最初は尾根上を歩くが、次とその次のコブは南側の巻き道に入った。中電の標示板は「6へ」と「7へ」が交錯していてよく分からなかった。
(帰宅後、調べると2ルートある送電路ともに尾根上の鉄塔番号が6番で紛らわしい訳だ。)

地図が切れているのと、訳の分からない標示板のお陰で行ったり来たり。ようやく三角点相原の標石を見付けた。鉄塔はすぐ下にあった。

標示板 3等三角点相原
標示板(裏には6と書いてある) 3等三角点相原

6番

鉄塔の下でかなり早いがお昼にした。
(帰宅後に画像から、この鉄塔を6番と確認した。)
《戻り》

峠まで戻り、アクエリアスを飲もうとするとウエストポーチがない。鉄塔の下に置いてきたようだ。山で落とし物をしたことはあるが、忘れ物をしたのは初めてだ。
自分にとってはウエストポーチだが、他人にとってはただのゴミ。ゴミは回収するのが鉄則。取りに戻った。

そして、峠道を下って行く。さて、どこに出るのか。

峠道 峠道
峠道 支尾根から右下に下った

やがて広い谷に下りた。所がそこにあったのは「乙原・足原西山公団造林地」の看板。乙原だと金山側になる。「そんなバカな」。境界尾根から西に下ったのに間違う訳がないと言い聞かせ、下って行く。

道は谷川に流されたようで途切れてしまったが、よく見ると左岸に道筋があった。そして、膝くらいの高さのササヤブ。これは20mくらいで抜けた。

造林地の看板 ササヤブ
造林地の看板 ササヤブ

エッ!面白い!!!!! 登りで引き返した所を歩いている。山って、なんて面白いんだ。

最奥の民家に寄り、峠の名前を聞くと「おっぱら峠」と教えてくれた。車道でもう一方にも聞いたところ「おっぱら峠」と言われた。


《乙原峠の位置》

峠から尾根を歩いたが一つ目のコブは高低差はなく、二つ目は巻き道、三つ目の巻き道から三角点の尾根に入った。となればコブは三つ。(同じ所を4回歩いたので間違いないと思う。)

とすれば、峠の位置は地形図と矛盾する。それで確信はないが峠の位置を地形図より南の鞍部とした。乙原に下る峠道も支尾根の付近を通れば、この位置が妥当なように思える。


《後記》

ピストンで戻る時、障害物のよけ方が、登りと違うことが前から気になっていた。登りと下りで見え方が違うからだろうと思っていた。今日、同じ所を4回歩いて気が付いた。確かに見え方の違いもあるだろうが、自分には右によける習性があるようだ。



美濃一人山名録2018>3等三角点相原