中津川市福岡下野から見る高時山 |
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高時山 敗退 岩小屋(4等三角点) 956.5m 中津川市付知町 2016年3月21日(月) 地形図「付知」 |
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《前回の宿題》 前回、調査不足で越原国有林界から高時山への尾根(旧福岡町と旧付知町の境界尾根)を見付けらねなかった。 その後調べてみると、境界標35から東に延びる尾根が境界尾根だと、国有林の地図にあった。35番は天然岩石標(天然岩石に十字等をきざんだもの)とあり、特徴的でわかりやすい。 この35番を頭に叩き込み、携行する地図にも書き込んだ。どう考えても間違いようがない。 所が勘違いは何かの拍子に起こってしまうものだ。 |
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【時間】 駐車地点 09:20 ↓ 4等三角点岩小屋 10:00 ↓ 峠(境界標32) 10:40 ↓ 境界標34から尾根を下る 11:00 ↓ 境界標36から尾根を下る 11:25 ↓ 林道終点で休憩 11:40〜11:55 ↓ 境界尾根から林道出合 12:15 (境界標35から派生する尾根) ↓ 駐車地点 12:40 注:地図の33は32に、35−1は35に訂正。 (2016/04/10追記) |
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《道順》 中津川市付知町から県道359号線に入り、 《4等三角点岩小屋まで》 駐車場所から舗装道路を直進、すぐにT字路になり、そこで舗装が切れる。右の荒れた林道を行くと谷で終点になった。 昨夜、地理院地図を見ていると、古い2.5万図にない道が伸びている。その部分は谷を直登していて、「こんな道はつくれないよなぁ〜」と感じたが、実際になかった。 仕方なく手前の尾根を登った。間伐木を踏み越え、わりと背の高い笹を分け国有林界に出合った。右折して進むと、左のすぐ下には作業道が通っている。アップダウンを繰り返し、左折するところにやってきた。 地形図では詳細は分からないので、取りあえず直進して標石を探すが見付からない。左折して進むと25mほど先に4等三角点岩小屋はあった。 |
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作業道と国有林界 | 4等三角点岩小屋 |
《国有林界を進み境界標34まで》 作業道に下りて、越原林道を通り、峠付近の国有林界に行こうとも思ったが、やはり歩くことが目的なのでアップダウンを繰り返す国有林界を進んだ。そして峠の32番。 笹は前回より刈られていて、33支は10まであり、34番に着いた。そこには前回はなかったと思う御料局三角点の標石が転がっていた。 |
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境界標34 | 御料局三角点 |
《尾根を下り、36番へ》 ここで思い違いをした。「この景色だ。ここが境界尾根だ。」と断じた。そして、踏み跡も何もない笹ヤブに入った。50mHも下っただろうか。谷芯が見え間違いに気付いたがもう遅い。笹ヤブの中をトラバースすると林道が見えたが無視、更にトラバース。 しかし、笹ヤブに疲れ、あきらめて谷芯に下り、間伐木の詰まった谷を登った。 (この谷の左の尾根が境界尾根だと後で分かったが、この時は必死。もしこの尾根に登っていればプラ杭を見付け、無駄に体力を使うこともなかったのに、残念。) 尾根の出合は国有林界。ここを進むと35支1があった。と言うことは35番を行き過ぎているが、それにも気付かず天然岩石標を探して前進。 見出標に「天岩」と名前のある大岩があり、界番号が刻まれていて、何故だかこれを35番と理解。帰宅後画像を見て36番と気が付いた。 |
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見出標は36番天岩 | 天岩 |
《尾根を下り、林道終点》 また、踏み跡のない笹ヤブの尾根を下る。林道の終点に出合ったが、ここは境界尾根の南だと理解していない。 谷に下り辺りを探すが尾根は見付からず「何か変だ」。そして、ようやく谷が南向きだと気付いた。 林道終点に戻り、取りあえず腹ごしらえ。 その後、国有林界の少し下をトラバースして尾根を探したが見付からず。国有林界に戻った。 (右画像は林道終点から見る高時山) |
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《境界尾根発見》 国有林界を戻る。境界標34支6を過ぎ、振り返ると尾根がある。ここから谷に下りて、林道に行こうとしたが、谷を嫌い尾根を回り込むと黄色いプラ杭があった。 そして、見間違いようのない土橋状の尾根道。 しかし、ここから高時山までは、往復で90分はかかるだろう。で、時間切れ。あきらめて踏み跡がある所から林道に下りて、車に戻った。 そして、越道峠の越原国有林の境界標一番に向かった。 |
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土橋状の境界尾根 | 土橋状の境界尾根 |
《残念度100%》 追記:35番は天然岩石標で、境界尾根の分岐は国有林の地図の通り35番だった。(2016/04/09) この高時山を国有林界から登るルートをやっと見付けた。また次回、3度目の正直に期待しよう。 |
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このルートの高時山の記録へ | |
美濃一人>山名録2016>高時山 |
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