越原新巣山

越原大明神から見る越原新巣山
越原大明神から見る越原新巣山(左奥)


越原新巣山 1142m  寒陽気山(神土新巣山) 1108.1m

               東白川村 2012年9月22日(土) 地形図「付知


コース地図

【時間】
ゲート手前駐車地点 08:10 国有林界を離れ寒陽気山へ 11:55
林道から入山 08:45 寒陽気山 12:25
  〜12:35
境界尾根(国有林界)に上る 08:55 国有林界出合 12:55
高時山分岐 09:05 コヌケ洞へ下る 13:35
越原新巣山 09:55
  〜10:05
1号橋出合 13:50
キュウゾウ断念 10:40 駐車地点 14:00
越原新巣山 11:10
  〜11:25


《越原新巣山について》

『東白川村誌』(大正3年発行)によれば寒陽気山は「神土新巣山」とも言い、三千六百五十六尺で1107.7mとなり尺貫法の誤差の範囲。

越原新巣山は三千七百八十二尺で1145.9mとなり、東白川村・白川町・旧福岡町境の三叉点の1142m峰で間違いなさそう。(ここは「帝室御料林」とあり、この言葉を初めて知った。)

所が『続・ぎふ百山』では「寒陽気山の東、恵那郡福岡町境にそびえる無名の山で1114m峰」となっている。地形図には、東白川村・旧福岡町境に1114mのピークはないのだが・・・。

『新修東白川村誌』(昭和57年発行)では、越原新巣山は1146mとあり、『東白川村誌』の標高を継承している。また、同書では新巣山の山域を越原字穴沢 (穴沢谷は地形図の「新巣山」の北の谷) 以南とあり、『付知町史』の言うところの点名津賀立が新巣山もありかもしれない(未確認)。


《今日の予定》

越原国有林ゲートに車を置き、越原林道を東進し、境界尾根(国有林界)に上がり、高時山へピストン後越原新巣山に到る。そこから国有林界を通り、尾根通しに寒陽気山に行き、引返して国有林界を北上、コヌケ洞へ下り、ゲートに戻る。


《越原国有林ゲートから越原林道》

ゲート付近に車を置ける場所が無く、50mほど引返して駐車した。越原林道を行くとフェンスに囲まれた若い植林地があり、林道の前方には高時山が頭を覗かせている。コヌケ洞の左岸に廃道があるのを確認。ここに戻って来れれば満点だ。

正面一番奥が高時山 若い植林地
正面一番奥が高時山 若い植林地

伊勢谷林道の分岐から正面の歩道に入る。杉の枯れ枝の詰まった道で沢を渡ること3回、ようやく国有林界の尾根に乗った。


《越原新巣山まで》

意外にもササは伸び放題。国有林の境界標はあるし、薄いながらも踏み跡があれば良しとしよう。東白川村・旧付知町・旧福岡町境の三叉点に着く。高時山への踏み跡を探すが全くない。山は遠くに見え、早々に気力をなくした。
(国有林界出合−10分−高時山分岐−50分−越原新巣山。歩いた距離と掛かった時間が変。もしかすると高時山の分岐とその100m北の尾根の分岐を取り違えているのかもしれない。)

変化のない植林の中を行く。福岡町の黄色の杭が頻繁に出てくると道は明瞭になり、特徴のあるクランクの先が越原新巣山の山頂になる。山頂といっても何もないが、白川町有林は下草が刈られていて綺麗だ。

三叉点付近から見る高時山 越原新巣山山頂
三叉点付近から見る高時山 越原新巣山山頂

高時山を断念したので時間も早く、キュウゾウに行くことにした。しかし、地図は5万図しかなく、老眼の目ではとても読めない。まあ30分を限度にしよう。


《キュウゾウに向かって》コース地図

綺麗に刈り込まれた植林地の淵を行くと、林道が見え、右折する辺りから福岡区の境界杭が現れた。

平坦な尾根を快調に飛ばすと突然急斜面になった。登り切ると、ここが地形図の1156mPなのだろう。この先で切り開きは右に曲がった。
(記憶を頼りに自宅で確認)

境界尾根を探すとササヤブの中を直進している。このササヤブを100mほど行くと切り開かれているが次第に下りだし、時間も35分を過ぎているので引返した。

林道から続く作業道でショートカットして越原新巣山に戻り、薄暗い山頂でお昼にした。


《寒陽気山まで》

ここからははっきりした道になった。よく手入れのされた植林は気持ち良く、平坦地なので見通しも良い。いい気分で先を急ぐと国有林界は右折した。寒陽気山の登山道はこの国有林界尾根にあるを思っていたのに、それらしい道はない。勘違いしていたようだ。

手入れされた植林 境界尾根
手入れされた植林 境界尾根

仕方なく深いササヤブに入った。踏み跡は明瞭だがササの背が高く、ちょっと引いてしまった。紙テープを取り出し、マークを付けたが、その必要はなかったようだ。コブを一つ越え、鞍部から少し上で登山道に出合った。

やはり道はありがたい。急な斜面も息が切れるだけで、何の不安もない。そして山頂、全校登山の記念の標柱がある。ちなみにここは神土小学校の学有林だという。

ヤブの中で見た標石 寒陽気山山頂
ヤブの中で見た標石 寒陽気山山頂


《ゲートに戻る》

ヤブを漕いで国有林界に戻り、これを北へ行く。国有林計画図には、この右下20mくらいの所に歩道があることになっているが、こんな急斜面にそんなものが残っているとも思えず、尾根を行くと林道の終点があった。しかし、この付近にもコヌケ洞に下る踏み跡はない。

更に進むとまた林道の終点があった。アップダウンを繰り返すと前方に大きな尾根が谷に落ちているのが見える。あの尾根上に踏み跡がなければまずいことになる。しかし、そのコブへの登りはきつそうだ。と、その手前の鞍部に踏み跡発見。

当然これに入ったがすぐに踏み跡はなくなった。適当にヤブをくぐり下って行くと廃林道に出合い、予定通りに1号橋に出た。そして、一人ほくそ笑みながら車にもどった。(この歩道は国有林計画図に記載されているので、踏み跡を外したのかもしれない。)


《WindowsXP》

現用のパソコンの修理に中古パソコンの電源を使ったので、中古パソコン用にヤクオフで電源を入手。それだけでは面白くないのでWindowsXP SP2のOEM版の正規品を入手し、インストールする。

プロダクトキーはCDの物ではなく、PC本体の物を入力すると何の問題もなくインターネットで認証された。
これって違法???。ただし、SP3にアップデートするまでで、今はお蔵入り。

★Windows OEM版(Dellではない)をCD単体で入手した時点で違法?
★Windowsがプリインストールされていたパソコン(HDDは消去されている)に
  OEM版でインストールした時点で違法?
★パソコン本体のプロダクトキーで認証を受けた時点で違法?

それとも、すべて合法(でもなさそう)。使ってないからお目こぼし願いたい。



美濃一人山名録2012越原新巣山・寒陽気山