長尾 1039.9m 揖斐川町坂内坂本 2012年10月6日(土) 地形図「横山」
【時刻】 駐車地点 07:45 ‖ 林道分岐 08:35 ‖ 林道終点 08:55 ‖ 長尾手前引返す(09:20) ‖ 林道分岐 10:00 ‖ 林道引返す ‖ 林道分岐 10:05 ‖ 尾根取付き 10:10 |
‖ 尾根引返す(10:30) ‖ 林道分岐 10:50 〜11:05 ‖ 林道終点 11:25 ‖ 長尾 11:55 ‖ 林道分岐 ‖ 駐車地点 13:10 ( )内は推測 |
《新穂峠》
2006年11月、ブンゲンに遊歩道があったお陰で時間が余り、古い5万図しか持ってなかったが新穂峠を見に行った。
(その地形図では、新穂谷に沿った町道坂内新穂谷線は新穂峠まで開通してなかった。)
水源かん養林の標示板があったが、地図が理解できず峠の下を通り過ぎて歩いたようだ。
また山名については「山の事ども」の「新穂山について」に記載。
《町道坂内新穂谷線》
朝、元気よく飛び起き、気合を入れないと行けない坂内に向かった。坂内坂本で国道303号を離れ県道に入り諸家に向かうと先日の台風17号の豪雨の為か、そこらじゅうにガケ崩れの跡がある。何だかイヤな予感。
諸家の集落の中を道なりに進むとトラ柵が置いてあり、「積雪・落石等による通行止」となっている。どけっれば通れるが無理はせず歩こう。
路面に車の痕跡は薄く、ススキが覆い被さっている。落石もあるが軽トラなら通過できるだろう。そして、懐かしの林道分岐に着いた。
揖斐川町による通行止 | 林道分岐(新穂〜品又林道起点) |
《新穂〜品又林道》
ススキに覆われ、雨水に流された路面を見ながら、5000分の1の縮尺で印刷した地図にプロットして行く。でもすぐに分からなくなってしまった。どうせ「山歩記」さんのページを思い出して歩けばいいので林道の位置のプロットは中止した。そして、ススキを掻き分け林道終点に着いた。
《長尾へ》
尾根に上ると潅木のヤブが待っていた。植林地に入ると鞍部があり小尾根が2本平行していて、植林界の左の尾根を登る。すると林道が左下に見えた。(と言うことは品又からの林道だと帰宅後に気が付いた。林道がこの尾根を越せば新穂と品又はつながる所まで来ていることになる。)
ちょっと方角を確認しようとコンパスを見る。うん、南へ向かっている???????。県境尾根にいるはずなのにナゼ南。一発でパニック。周回するつもりなのでマーカーは付けていない。記憶のある内に林道まで下ろうと・・・、すぐに尾根をはずし、危ない危ない。
林道終点まで戻り、尾根の向きを確認するが現在位置が全く想像できない。「まぁいいや、新穂峠からピストンしよう」と林道の分岐へ向かった。
新穂品又林道終点 | 新穂品又林道から見る点名新穂(新穂山) |
《新穂峠へ》
新穂〜品又林道の分岐に戻り、町道を新穂峠に向かう。アリャリャ、6年前よりも状況は悪くなっている。崩れた法面の土砂の上に雑木が茂り、完全にトウセンボの状態。迷わずにUターン。来るときに見付けた尾根の取付きから県境尾根を目指すことにした。
《三角点新穂(新穂山)へ》
町道を5分ほど戻り、尾根に取り付いた。杉の植林の中を登るが、踏み跡は全くない。尾根が狭くなると踏み跡があるような・・・、尾根が平坦になると根曲がり潅木が尾根をふさいだ。
左手の植林に入るとケモノ道があったが、それも数十mでなくなり、その先は潅木の格子になった。林道出合まであと20mHくらいだろうが諦めて林道分岐に戻った。
《再度、長尾へ》
林道の分岐に戻り、何時ものノリ巻きを食べながら、5000分の1の縮尺で印刷した地図を見ていると歩いた距離を少なく計算している。ヨッシ、今度は正確に距離を計算しよう。2km/hとすれば6分で4cm。
大きな勘違いをしていたようだ。漠然と最初の尾根は県境と思っていたが、何の事はない支尾根だった。だから南進で正解だった。林道終点から再度尾根に上った。2列の小尾根は右の植林を登った。急斜面になり登り切るとY字路に出、右に行くが三角点がない。
Y字路に戻り方角を確認し、再度西方向を探すと、保護石のない裸の標石があった。この先もヤブが待っていそうだが、周回するにはもう遅い。今日は長尾のみで諦め、そして本日5度目の林道分岐に戻った。
長尾山頂 |
《町道を歩きながら、次回は》
どうせ町道を歩くつもりならば、残雪期でも問題ない。でも所々雪崩で歩き辛い個所もあるだろう。否、次はないだろう。
殿又谷はどうだろう。あちらもきっと通行止めになっているだろうから、三角点大ヶ屋(大萱山)は無理か。
天狗山 | 桧尾と小津権現山 |
《帰り道》
帰路は日坂に向かった。諸家を出てすぐの夕日谷キャンプ場に抜ける山道は通行止めになっている。品又谷に架かる橋の上には土砂が流れた跡があり、広場には流木が積んである。峠道は谷側の至る所にトラ柵をならべてあり、対向車があればすれ違いは難しそうだ。