廿屋回廊

四等三角点桑下 364.6m 四等三角点象座洞 399.7m 四等三角点宮洞 518.4m
御殿山 559m  三等三角点平木山 544.4m
 美濃加茂市 2012年1月24日 地形図「金山」 

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コース地図
【時間】

駐車場所8:45
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三角点桑下9:25
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三角点象座洞10:10
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岩山11:25
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(お昼11:45
  〜12:00)
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三角点宮洞12:15
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御殿山12:50
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三角点平木山13:25
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林道出合14:00
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駐車場所14:40



《タイトルについて》

さて、歩いてはみたけれど、HPのタイトルは何にしようかと悩んだ。最初は可児の先輩が言われる「三角点乞食」にしようと思ったが、少々灰汁が強すぎる。そこで、日比野さんの「奥美濃ふしぎ連嶺○○回廊」を真似してみた。

《今回のコース》

ちょっと長い感じがするが、おおよそ6時間30分と計算した。9時から歩き始めても権現山の往復(1時間)を省けば門限の16時には間に合うと読んだ。

《駐車場探し》

送電線の下を通り、「御殿山キャンプ場案内所」の看板のすぐ先で道を確認。キャンプ場に一度は車を止めたが、やはり遠すぎると思い、送電線の下の路肩のふくらみに車を置いた。

《三角点桑下まで》

物置の横から舗装道に入るとすぐに地道になり100mほど先にお墓があった。この中を探すが踏み跡は無く、沢の左岸の尾根に取り付いた。
最初は踏み跡があったが、その内に里山らしいヤブ道になった。尾根に出合う感じで左折すると、またすぐに尾根に出合う。

ここを左折して三角点桑下の標石に出会った。「点の記」の記述通りに来たが踏み跡は南東に続いていて、こちらの方が正解だったかもしれない。

支尾根から見える点名桑下 点名桑下
支尾根から見える点名桑下 三角点桑下


《三角点象座洞まで》

境界尾根には表裏に「武儀町」「美濃加茂市」と書かれた杭があり、迷うことはないが倒木が多くて難渋する。倒木をかわして尾根を右へ左へ。ヤブを抜けようとした時、振り返ると白く杭が目に入った。

三角点象座洞(ぞうざほら)は石ではなく、最近多くなった軽量標識で味気ない。

境界尾根 点名象座洞
境界尾根 三角点象座洞


《岩尾根・岩山まで》

薄いヤブを抜けると植林になり、歩きやすくなった。植林の中を進むと、何だか変。境界杭がない。でも尾根の向きはOK。コブまで戻り、確認するがやはりあっている。

東にはすぐに谷に落ちる尾根がある。再度同じ尾根を行くと谷に落ちた。戻りかけると西に尾根が見える。これが正解で境界杭があった。

植林が終わるとまたヤブだ。しかも特徴のない斜面。万が一引返す事を考えるとテープがほしい。でも周回だし、回収できない。と、赤いビニール紐がついている。先人もやはりここからはマークをしたようだ。
ここに欲しいと思う所にはつけてあり、かなり山慣れした人だろう。

岩場が始まった。ビニール紐を頼りに登って行くと、権現山が見えた。その撮影に良い場所を素通りしてしまい、やっぱり写真を撮ろうと戻りかけると何か落ちてる。ぼ、僕のカメラだ。偶然か、いいや、神仏の加護だろう。

岩場を登りきり、進むと岩のガケが立ちはだかった。これは絶対に登れない。左を見るとビニール紐があった。トラバースして権現山から続く尾根に乗ったが、ここからも見上げるようなガケ。権現山から下るか・・・・・

右を見るとビニール紐が見える。足場の悪い斜面を横切り、後は直登して岩山のテッペに立てた。

急斜面 権現山
急斜面  権現山


《三角点宮洞まで》

狭い岩尾根を恐る恐る歩き、もう大丈夫と思える岩場の鞍部でお昼にした。ここからは水無瀬林道の入口にある上廿屋公民館が見える。

境界標識は無くなったが、尾根は一つで迷うことはない。でも、倒木は相変わらずうっとうしい。そして、本日三つ目の三角点宮洞。ここも軽量標識だ。

上廿屋公民館が見える 点名宮洞
上廿屋公民館が見える 三角点宮洞

標高点554mの手前の岩場で展望が開けた。320度から70度の展望。しかし白山も御岳も見えない。ただただ累累と重なる山並みを見る。

P554m西からの展望
標高点554m西からの展望

そして標高点554mの御殿山山頂、あれ御殿山の上には何かあったよな〜。更に進むと見覚えのあるガケ。そして、展望岩。アッ、カシミールの地名データの入力を間違っていた、御殿山はここだった。

《平木山まで》

(もう25年くらい前、東屋のある所でアマチュア無線の移動運用をした。しかし、あまりに応答が無く、暇で東屋の後から平木山に登ったことがある。)

遊歩道を西に進むと峠道があり、石仏もある。間見と廿屋を結ぶ峠道なのだろうか。緩い登りで本日4個目の三角点平木山に到着。

享和元年とある峠のお地蔵さま 点名平木山
享和元年とある峠のお地蔵さま 三角点平木山(石の標識)

25年前は北側は皆伐されていた。今ではこんなに大きくなっている・・・。
ここから先の予定は全てキャンセルして、最短時間で車に戻れるように往路を戻り遊歩道を下った。

《林道出合・車道歩き》

一番最初にこの林道に来た時は、東屋は新しく、遊歩道の入口も今の位置にはなかった。また、下の白山神社の鳥居もなかった。

その頃、若い人たちが桜の苗を植えているのを見たが、その桜は立派に(?)成長している。地域振興と鳴り物入りで作ったキャンプ場も利用者はあるのだろうか。

などなどを考えながら荒れた感じの林道を下り、車に戻った。こんな事ならキャンプ場に駐車すれば良かった。

《反省》

各ポイント間の時間を予測したが、かなりオーバーしてしまい、出発時間も遅くて予定のコースを歩けなかった。ちなみに、クリアできたのは御殿山〜平木山のみ。
やはり、倒木があり、薄いヤブでも時間の予測は難しいと実感した。また、道迷いの可能性も計算に入れなければ。

後日、平木山から川浦(かわはら)を歩いて回廊を完成させよう。


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