権現山 396.8m 川辺町 2022年11月18日(金) 五万図「金山」 さあ〜苔山が終わり、狩猟期に入った。里山シーズン到来 みのハイキングクラブのGG-さんが星神社から登られた折のBBSに「次は西尾根から登りたい」と書かれてあった。私1人だけれど、追悼登山として西尾根から登ってみよう。 予定は、尾賀野川沿いの林道の入口に車を置き、東進して名倉川辺線36番への巡視路を探し、これを進み35番付近から西尾根で山頂へ。下りは南東尾根から地形図にある破線路(大抵道はないだろう)を下るか、左俣の枝林道へ下るかして車に戻ることにしよう。 《時間》 P 9:25 ⇒ 権現山山頂 10:35〜10:50 ⇒ P 12:05 |
|
《登り》 林道は地道になるとすぐに広場がある。「東濃の人」さんのページにある6年前の写真と比べると遥かに雑木が茂っている。 ここには「山に入るな」とか「入山禁止」などという野暮な看板はない。 歩きだすとすぐに石碑があり、見に行くと山神さまだった。山に入る許しを頂く。そして待望の中電標示板に出会った。 |
|
林道入口 | 中電標示板 |
小さな沢の左岸を登り、この沢を渡り尾根に出て36番に着いた。35番の巡視路はと見ると下っている。予想に反して巡視路はトラバース道ではなかった。仕方なく引き返して鞍部から直登することにした。 鞍部から5分も進まない内にヤブが始まった。ヤブに倒木に岩の三重苦。どうにか35番からの尾根に合流。今更戻れないが万が一に備え、ここに紙テープで印を付けた。 |
|
ヤブ | 尾根出合付近からの展望 |
ヤブに体当たりし、岩を巻き、更に尾根芯の大岩を巻いた。これが地形図の360mHの岩とすれば残り30mH。あと少し頑張ろうと思っていると突然ガレ場が見えた。ヤブを抜けると真新しい林道に出合った。これだけヤブを漕いで、最後は林道とは情けない。 林道を行き、星神社からの道と出合い山頂着。 |
|
林道出合 | 三等三角点笠ヶ谷 |
《下り》 山頂東の石碑の辺りから南東へ下ろうとすると、何と道が作ってあり、ヤブを回避できた。 |
|
南東へ下る道 | 南東へ下る道の道標 |
急坂を下ると林道の出合は新設林道との分岐点だった。この鞍部から谷へ下る手もあるが、開削工事の際の伐採木が積まれていて、谷を覗くこともできない。 林道を南進すると右山で林道はついている。そして鞍部になり、その先は右山で下りだした。鞍部に戻り、付近を探すと踏み跡があった。これが地形図の破線路だろう。 この踏み跡に入るとすぐに右手の谷へ下る踏み跡が分岐した。こんな源頭部から谷に下りたらきっと怖い目に会うと尾根道を選択。尾根の向きは南、更にコンクリート標もあり、これは良い。 |
|
踏み跡 | コンクリート標 |
コンクリート標は3本続きコブに乗った。更に進むと下りだしチョット雰囲気が違う。コブの手前にあった右方向の踏み跡が気になり、これに入ったがすぐにシダの密生。その先は背の高いシダの中にトンネル状の獣道。 |
|
左山でシダの中に踏み跡 | シダの中の獣道 |
少し開けたコブに出たが、その先の尾根は見通せる限りシダの密生。左手側の谷底はすぐそこに見え、これに下った。谷は広く歩きやすい。そして廃林道に下りた。 廃林道は護岸が流され、倒木で塞がり、暗いし、気持ち悪い。枝林道の分岐を見ることなく本道に出合った。と云うことは、左俣の枝林道の谷へ下っていたら痛い目に遭っていただろう。 山神さまにお礼を言い、車に戻った。 《雑記》 巡視路と林道と登山道以外はほぼヤブ。西尾根は下吉田と比久見の境界なのに杭の類は全く無かった。これだけ予想が外れたのも珍しい。 GG-さん、川辺の権現山の西尾根はダメでした。 |
|
美濃一人>山名録2022>権現山(川辺町) |