平木山 美濃加茂市三和町 2022年10月24日(月) 地形図「金山」 平木山の南西の尾根は2012/1/24に下っているが灌木の激ヤブで難渋した。今回は治田洞から奥山自然遊歩道を通り御殿山から平木山行き、南西尾根の西の谷沿いを下ってみようと思った。 |
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《時間》 駐車場 09:35 ⇒ 岩の壁で引き返す 09:55 ⇒ 林道出合で引き返す 10:25 ⇒ 支沢の入口 10:35 ⇒ 平木山山頂 11:30 ⇒ (石仏前で休憩10分) ⇒ 遊歩道出合 12:20 ⇒ 駐車場 12:35 《治田洞駐車場付近》 駐車場に車を置き、少し戻った辺りから山側に踏み跡を探すがない。一番奥の民家のジッチャンが来たので集落から直接平木山に登る道がないかと聞いてみたが話が通じなかった。 奥山自然遊歩道は林道を離れ右岸に渡るがこの林道が気になり沢を渡り林道に上がった。山側には山仕事用のピンクテープがあり、これを登ってみることにした。このテープは植林界を登っている。そう言えば航空写真に狭い範囲の植林があったのを思い出した。 しかし、このテープは右にトラバースしてなくなった。更に登ってはみたが岩の壁に回りを囲まれ全く足がでない。仕方なく往路を下り、奥山自然遊歩道に戻った。 |
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灌木の奥に岩の壁 | 植林界 |
《奥山自然遊歩道》 穴八幡を過ぎ、大岩の下を通り、本流には幾つもの丸太橋が掛けてある。そして林道に出合った。ここで小一時間。これでは予定のコースは無理と、支谷から取り付くことにして引き返した。 《平木山へ》 唯一支谷に架かる丸太橋の所から入山した。すぐに3mくらいの岩の段差があり、これを右岸に巻いた。そこからは谷から離れない様に登って行くと石積みが、こんな奥に棚田か。 |
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本流以外で唯一の丸木橋 | 石積み |
灌木の疎林で意外に楽勝。更に幸運が続き踏み跡に出合った。この薄い踏み跡を進むと谷の分岐に出た。右俣も左俣も前進は不可。ヤブに戻り、踏み跡の消えた斜面を適当に登ると炭焼き跡があった。と言うことは谷に消えた踏み跡は炭焼きのおじさんの水汲みの道なのか。 |
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踏み跡 | 炭焼き跡 |
次第に傾斜が増し、ヘロヘロになり尾根に乗り、倒れこんだ。 |
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尾根出合直下の斜面 | |
《平木山山頂》 尾根を行くとすぐに三角点。記録では2回目だが、上水無瀬林道の東屋でアマチュア無線を運用した折に登っているので3回目。とはいえ1回目は40年くらい前の話し。 少し下った所に石仏が御座す。この石仏は裏面に記名がある珍しいタイプ、但し読めない。表のお姿は地蔵さまだが文字は「愛宕〇〇」と読める。 ここは峠道ではないし、しかも基壇が三段もある。ならばこの石仏は治田洞を見守る愛宕さまなのだろう。ちなみに愛宕権現の本地は地蔵菩薩。 |
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三等三角点平木山 | 石仏 |
何時も山中では座らないことにしているが、今日はつりそうな足をかばい石仏の基壇に座りお昼にした。 《下山》 谷はとても下れないと分かり、激ヤブの尾根を下ることにした。10年前も凄かったが、凄さは健在。時々尾根を外しそうになりながらも太陽と対岸のコブを目印に下った。 激ヤブを抜けると又激ヤブ。10年前の記憶にない。とガケの上にいた。そんなバカな、前回はチャンと遊歩道に下りたのに。何とかルートを見付け、谷に下り、遊歩道に上がった。 遊歩道を戻るとペンと軍手とリップクリームがない。首に掛けていたカメラとコンパスは無事で良かった。 《後記》 予定通り平木山から谷を下っていたら、きっとすぐにガケになり行き詰り、危ない目にあったかもしれない。尾根末端のガケも下りられたから良しとしよう。 所が帰宅後、3時間しか歩いてないのにしっかり足がつった。少しハードだったとはいえ3時間で!! |
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