四等三角点西ケ洞 七宗町神淵 2022年4月20日(水) 五万図「金山」 | |
《時間》 P 09:40 ↓ 四等三角点西ケ洞 10:25 ↓ 峠(上八日市/上中切) の石碑付近 10:40〜11:00 ↓ 峠(上八日市/万場)の石仏 11:10 ↓ 峠(杉洞/万場)の石仏 11:25 ↓ P 12:45 |
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《四等三角点西ケ洞まで》 馬頭観音の石碑のすぐ先の広い路肩に車を置き、関電の標示板から入山した。沢沿いはジメジメの嫌な気分。里山のヤブは時期的にもう限界か。 |
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左から庚申、名号、馬頭観音の石碑 | 巡視路入口 |
取りあえず361番へ行き、360番のほうに引きかえし、踏み跡は次のコブを登らず左へ巻いている。そして作業道があるが法面を下りられず右往左往。ようやく道に下りたが現在位置が分からなくなってしまった。コブの位置関係を整理して作業道からコブに登った。 方位としては悪くないが、林道付近の踏み跡はヤブになるセオリーどおりの展開。峠に向かうであろう尾根を確認して右折、鞍部を通り、小さいコブを右折して三角点西ケ洞。 たった45分だったが作業道のトラップもあり、こんな面白い地形の読みは初めてだ。 |
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コブを巻く作業道 | 四等三角点西ケ洞 |
《上八日市/上中切の峠》 三角点西ケ洞からコブを二つ越えて鞍部に下りると峠。石仏のように見えたが石碑だった。 |
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Aには50字くらいの仮名混じりの文が書かれていて、側面には八日市村と人名。 Bは奥の字と〇に天のマークが表裏にある。 Cの奥には仏様のレルーフと文字が有るように見える石がある。 |
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峠の石造物 | |
道跡は両側共にはっきり残っている。峠から八日市側に下ると緩やかな谷に出合った。 峠道としてはこの谷の方が良い様に思え登り返してみたが上中切側が急傾斜地だった。 峠に戻り、休憩とした。 |
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峠道のある谷の源頭部 | |
《上八日市/万場の峠》 峠道を下るとすぐに作業道に出合い、またすぐに小洞日洞林道に出合った。少し登ると上八日市/万場の峠になり、お地蔵さまと上に浄水場があり、作業道が分岐している。 |
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峠のお地蔵さま | 作業道 |
《杉洞/万場の峠》 小洞日洞林道を下って、地道の林道に入った。右側の大きな谷の入口には関電の標示板があった。次の右側の谷の分岐付近にゲートがあり、その先で路面状態は悪くなった。 廃林道は沢から離れ、尾根を巻いている。これはおかしいと右手の沢を覗くと道跡があり、ヤブを分けて下りるとここにも石仏が御座した。この峠道は重要性が低いと思っていただけに、お地蔵さまが安置されているとは意外だった。 |
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林道ゲート | 峠のお地蔵さま |
《三角点栃木ケ洞を目指す》 杉と松の幼木が塞いでいた林道もガケ崩れが酷くなり、そして杉の幼木のヤブになり、とうとう根気がなくなった。 |
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ガケ崩れ | 杉の幼木が茂る廃林道 |
カーブの数からすると支尾根を巻く個所の様だが鞍部は高い。でも、この支尾根なら登れそうと頑張ってみた。ヘロヘロになり支尾根に乗り、八日市川と杉洞川の分水尾根のコブで丁度2時間。 ここから三角点栃木ケ洞まで往復すると3.5時間のタイムリミットを越えてしまう。 足が攣った時の痛さと一度行った三角点とを比べれば簡単に諦められた。 《分水尾根から林道、市道で戻る》 |
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コブから南下するとA地点辺りで尾根を見失った。地形図ではAから直接分水尾根が続いているように見えるが、歩いた感じでは右図のイメージだった。 まあ主観の問題かもしれない。 |
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359番辺りからは岳山の山容が見え、関電巡視路の木の階段を下ると貯水槽の屋根が見えたが、看板は「八日市配水場」となっていた。ただ電源が来ていないので現役ではないようだ。 |
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岳山 | 配水場 |
林道を下ると観音霊場の供養塔と石仏があり、林道沿いの田んぼにはもう水が張ってあり、見たことがない程のオタマジャクシがうじゃうじゃいた。 |
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石仏と観音霊場供養塔 | 田んぼのオタマジャクシ(黒い塊も) |
《後記》 杉洞/万場の峠道は杉洞川右岸の奥の集落と万場の日洞の奥の民家の連絡路程度で、杉洞と万場は川沿い(神渕川・杉洞川)の道で往来しただろうと思われる。ナゼそれ程重要でもない峠に石仏を安置したのか。 せめて銘が読めれば、どちらの村人が安置したかが分かるのだが、残念ながら風化していて読めなかった。 |
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美濃一人>山名録2022>四等三角点西ケ洞 |