四等三角点花無北 537.1m 恵那市東野 2019年2月8日(金) 地形図「恵那」 《目的》 2月2日花無山へ行った折、山頂西の阿木川と飯沼川を分ける鞍部の南に階段所の平地があり、その付近に道があった。また笹刈林道を挟んで西行の歌碑の前後にも道があった。 これらの道がつながっているとして、何所に下るかを見てみたい。 |
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《時間》 阿木川ダム下公園 09:40 ↓ 八坂神社 10:00 ↓ 四等三角点花無北 10:50 ↓ 棚田跡11:35〜11:45 ↓ 国道257出合 12:25 ↓ 阿木川ダム下公園 12:55 |
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《阿木川ダム下公園》 国道257の向島の信号で右折して、旧257号に入る。杉山の清水を過ぎて、阿木川ダム下公園の一角に車を置いた。阿弥陀橋を渡ると旧花無山林道に出る。これを左に行くと、公園の入口にはゲートが設置されていた。そして、国道を横切り天王前に向かう。 |
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阿木川ダム | 阿弥陀橋 |
《八坂神社〜四等三角点花無北》 八坂神社の鳥居をくぐり、長い参道を行く。境内には杉の大木があり、本殿で入山の許しを請うた。境内には取り付けそうな所がなく、墓地に向かうと、その手前にキャタピラーの跡のある作業道があり、これを登った。 |
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八坂神社参道 | 拝殿と本殿 |
この作業道はすぐに終わったが墓地からであろう道に出合い、「東野生産森林組合」の杭が続いている。これに沿って登ると手入れされた綺麗なヒノキ林になり、尾根の北の縁には「東野下組生産森林組合」の杭が出てきた。 植林の中は何所でも歩けるが、沢を横切ってわずかでも登り返ししないように、1歩も無駄にしないようにと注意して歩く。 |
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道 | ヒノキ林 |
520mHぐらいでヒサカキのヤブになり、ササも出てきた。でも見通しは良く、杭の案内もあり、難なく笹刈林道の終点に着いた。そして四等三角点花無北。上面舗装は傾いでいるが標柱は無事なようだ。 |
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ヒサカキのヤブの始まり | 四等三角点花無北 |
《棚田跡》 笹刈林道を行き、尾根を回り込んですぐの所でヤブに入った。形が残る道を進むと石積みがある。平坦地はぬかるみになっていて棚田の跡だ。段数を数えながら進むと10段あり、かなり奥行きもある。また10段目には水路があり、池だったのかもしれない。 最上段の縁から10m程離れて、20cmくらいの高さの盛り土が50mくらい続いているがなんだろう。 棚田の横で農作業の様子を思い浮かべながらお昼にした。 |
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棚田の跡 | 棚田の跡 |
《道の跡》 谷に沿った道を下ると分岐した。1本は少し登り気味で尾根の手前で消えた。もう1本は下り気味に進み、林道の手前でヤブに消えた。 林道に戻り、歌碑の案内から左斜面に下りたが、100mくらいは作業道だったようだ。そこから先は掘れ道になる。そして西行の歌碑を再訪。正面の向きを確認するとちょうど天王前の集落の方を向いている。 |
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道の跡(笹刈林道東側) | 林道下の作業道(笹刈林道西側) |
歌碑から下ると、ピンクのテープがわんさかついている。更に下ると今度は「東野下組生産森林組合」の杭も加わりお祭り状態。こちらがメインルートだったようだ。 掘れ道は続き、所々に20cmくらいの石が積み上がっている。これと似たものは上佐見の鳥屋峠と黒瀬街道のたがみ峠で見たことがある。そうだ、道を整備した跡だ。間違いなく道だ。 |
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杭とテープ | 石積み |
最後の止めは「馬頭観世音」の石碑があった。位置は傾斜が増す山の入口辺りになる。 そしてガードレールが見え、出合った場所は宮窪川沿いの作業道のカーブの所。正に予想通りだ。 |
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馬頭観世音の石碑 | えん堤工事の作業道出合 |
《国道から阿木川ダム下公園》 作業道を下り、国道を渡り、ガードレールを跨ぎ、左折して、阿木川ダム下公園の遊歩道に入る。おおわご遺跡資料館の建屋を見て下ると車はすぐそこに見えるのに大きく迂回して駐車場に戻った。 |
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げんごわ橋から見る笠置山と恵那市街 | 遊歩道入口 |
《まとめ》 棚田跡から続く道は林道前後では当然確認できない。でも、馬を連れてまで登る所は棚田しかないだろう。棚田跡には植林がなかったから戦後までは耕作していたかもしれない。 歩行時間3時間なのに帰宅後足(右:大腿部、左:ふくらはぎ)がつった。限界時間は3時間未満になったようだ。 |
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美濃一人>山名録2019>四等三角点花無北 |
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