本陣山

 大湫寺坂から見る本陣山
大湫宿寺坂から見る本陣山、上半分は自然林。


本陣山 633.0m 瑞浪市大湫町 2018年10月20日(土) 地形図「恵那


《本陣山について》
本陣山の地図
2005年7月に東隣の権現山とセットで行っているようだ。右地図がその時のルート。観音堂から登り、白山神社に下山している。
570mH付近に道があるように描かれているが、全く記憶にない。

前回はよっせーさんのページを参考にしたが、今回はYAMAPのたかまささんのページを参考にして、少し延長した。


【時間】

大湫宿東駐車場 09:30
  ↓
本陣山山頂 10:10
  ↓
展望台 10:35〜10:45
  ↓
琵琶峠 11:10
  ↓
十三峠 12:00 → 駐車場 12:10

本陣山の地図

《駐車場から本陣山》

車は何所に置こう。GG−さんのページの「可児再発見ツアー2」に大湫宿西駐車場と書かれている。ならば東もあるのではないかと調べると、瑞浪市観光協会の大湫宿の地図に載っていた。ただ現地では、どう見ても宗昌寺の駐車場に見える。

白山神社にご挨拶して入山の許しをいただく。廃校のグランドから階段で校舎の跡地に上がると標準型の二宮尊徳像の歓迎を受けた。所がそれらしい山道の入り口に道標はなく、中電の標示板があるだけ。

白山神社 二宮尊徳像
白山神社 二宮尊徳像

巡視路が右に分かれると手入れのされていない道になり、跨ぐに跨げず潜るに潜れない倒木が2・3本。「→大湫宿」の道標がようやく出てきた。すぐに「氷糯の池」。ここに道があるが、これが前出の570mH辺りのトラバース道だ。

この道はすぐに下りだしたので適当に高みを目指すと三角点にご対面となったが、ここにも看板はない。下山後に分かったことだが、山主さんの意向で伐採の許可が下りず、すべての道が整備の途中で中止になったそうだ。

氷糯の池 本陣山山頂
氷糯の池 本陣山山頂

南南東にはピンクのテープがみえるがこれが観音堂からのルートか。南南西には切り開きがあるがこれは中途半端。

ピンクのテープ 切り開き
ピンクのテープ 整備が中止になった切り開き

《琵琶峠まで》

踏み跡もない尾根を行くと祠があった。脇本陣保々家の金毘羅神社と熊野神社だ。ここにも南側に切り開きが放置されている。

ここからは道らしくなり、北側の植林は間伐されているが南側は間伐されていない。これも山主さんの意向らしい。林道の終点が北側にあり、鞍部に着くと道標が3枚。2枚は倒れている。

祠 鞍部の道標
鞍部の道標

この鞍部から展望台と思われる向きに進む。「御岳が見える場所」は木々が伸びているが、かろうじて笠置山が見えた。休憩所は立派。でも、展望は特徴的な山のない方向なので少々残念だ。遥かに霞んで伊吹山だろうか。

笠置山 休憩場
御岳が見える方の展望台から笠置山 休憩場

休憩場付近からの遠景
休憩場付近からの遠景

少し戻って道を行くと鞍部に出た。北側は林道が接していて、南には道がある。この道はきっと琵琶峠の東の破線路の辺りに出るのだろう。

剥げた案内板があるが読み取れない。しかし予定コースは矢印の向き。50mほどヤブを行くと植林の縁になり歩き易くなった。そして尾根の交点には日吉村と大湫村の境界標があった。

剥げた案内板 境界標石
剥げた案内板。目指す向きは矢印の方向。 境界標石

踏み跡はないが日吉町側の植林の中を歩いて琵琶峠に降り立った。

境界尾根 琵琶峠
境界尾根 琵琶峠


《大湫宿内から駐車場、ついでに十三峠》

石畳の峠道を下り、県道を行くと大湫公民館の少し先で「ご案内しましょうか。」と声を掛けられた。この方から前出の山道整備のお話しを聞いた。
今思えば、この時に四等三角点足又の山名を聞けば良かった。残念

駐車場の前を素通りして、十三峠に向かう。すぐに「寺坂の石仏群」があり、禅寺の横に名号塔の組み合わせ。昔はそれ程に違和感がなかったのかもしれない。否、違和感を感じるのは僕だけか。何せ真宗のお寺で般若心経の写経教室が開催されいるのだから。

十三峠登り口 寺坂の石仏群
十三峠登り口 寺坂の石仏群

そして、十三峠と思われるあたりだが、地形的には平でテッペンが決めにくい。

竜子ヶ根 山之神坂
峠の尾根は竜子ヶ根 峠の向こうは山之神坂

車に戻り、宗昌寺を見に行くと住職が居られ、駐車のお礼を言って帰路についた。


《後記》
めったにHPを作らなくなり、定型を忘れるようになってきた。HTML亦然り。


美濃一人山名録2018>本陣山