四等三角点足又 566.3m 水晶山 459m 瑞浪市 2018年8月18日(土) 地形図「恵那」 《水晶山って》 10年以上も前、ノンキ君のページで瑞浪にも水晶山があると知った。しかし、遊歩道の一部らしく食指も動かなかった。でも、段々遠出する気力がなくなり、また暑さも和らいだので行ってみることにした。 ただ、ここだけでは少々寂しい。ついでに大湫の四等三角点足又まで足を伸ばすことにした。 《四等三角点足又について》 『新撰美濃志』の大湫村の項に「小牧山は駅の南にありさのみ高からねど諸山に秀て見るに足れり」とあるがこの山のことか。またネットでは「稲荷山」との記載もある。 |
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【時間】 ドラゴン21の駐車場 07:05 ↓ 竜吟ダム 07:45 ↓ 巡視路入口 08:00 ↓ 四等三角点足又 08:30〜08:45 (お昼?) ↓ 車道出合 09:30 ↓ 水晶山 09:45 ↓ 駐車場 10:30 |
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《ドラゴン21の駐車場》 前日の夕方は行く気満々だったが、最高予想気温が32度とあり就寝前には「ヤメとこ」と思っていた。所が4時に目が覚め、出掛ける気になり4時半に起床した。 6時半に出発してドラゴン21の駐車場まで30分弱で着いた。さて上の駐車場まで行こうとすると「工事中でこの駐車場に置け」との看板。余分に歩くことになった。 《竜吟ダムまでの遊歩道》 堰堤工事関連の削平地には新鮮な花崗岩がむき出しになっている。 『新撰美濃志』の宿村の項に「谷深く岩そひへたる上より落る高さ三四丈もやあらむ 水晶の瀧とも 龍吟の瀧ともいふ此山より水晶出るとなむ」とある。 如何にも水晶がありそうだ。 |
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新鮮な花崗岩 | 堰堤の工事現場 |
仕事前なので車の通行に支障はなく、上の駐車場には車が2台とまっていた。観音様の石仏群の前を通ると一の滝、自然ふれあい館の下を過ぎると二の滝。 |
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石仏群(観音像) | ノカンゾウと思ったが色が違う |
石の階段で足の親指の付け根が痛くなってきた。「何々の滝」が続き分岐を竜吟湖の方へ入ると傾斜は緩くなり、谷は広く手入れされた疎林が続く。「百畳岩」の看板を素通りして竜吟湖に出た。 《車道から一部巡視路で四等三角点足又へ》 堰堤から舗装道路に入り、「あれ間違ったかな」と思う頃に中電の標示板があった。このすぐ先で釜戸大湫の境界になる。ストリートビューで見ると150m先の大湫側には入山禁止の看板があるが、幸いここ釜戸側はフリーパスのようだ。 |
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狭い車道 | 中電の標示板 |
巡視路はそこそこだ。沢を渡る所で一旦薄くなったが、更に薄い大湫からの道(踏み跡)が合流するとすぐに林道に出合った。轍はなく、草がボウボウ。 そして29番鉄塔。この先の30番への標示板がない。辺りを探すが痕跡すら見つからない。 そうか30番への巡視路は県道から雄白稲荷神社に上る車道から入るようになっていて、29〜30間の連絡路はないのだ。 それにしても足又からの参道があるはずだが・・・・・。ブツブツ言いながら、薄い灌木のヤブを適当に登ると神社の後ろに出た。 《山頂にて》 まず三角点にご挨拶。東屋風の展望台があるが、戻って雄白稲荷神社にご挨拶。超早いが東屋でお昼にした。 展望は木々が伸びて足元の竜吟湖は見えないが我が高社山から道樹山、更に庄内川近くの稜線までが見渡せる。立ち木で途切れた先からは土岐の三国山も見えた。 |
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四等三角点足又 |
雄白稲荷神社 |
東屋 |
三国山(手前がサーキット場) |
遠景 | |
そう言えば、さっきからバイクの音がうるさい。19号線を走っているバイクかと思ったら、眼下にサーキット場が見える。やかましい訳だ。 《車道出合まで》 ドコモ中継所の奥から1mほどの段差を飛び下り、コンパスを片手にヤブを進む。航空写真で見た通りに植林になり多少は歩き易くなった。そして、林道の終点に着いたが法面が高く下りられない。植林の淵を歩き、路面と同じ高さになったが、今度は草むらで廃林道を横切れない。 |
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林道終点 | 草の茂った廃林道 |
獣道を見つけて廃林道を渡ると辺りはいい感じの疎林。それもつかの間、尾根は灌木に閉ざされたヤブ。今更戻れないし本気になってヤブを漕ぐ。 突然に、石積みに赤い鉄棒が差してある。これはきっと大湫と釜戸の境界標だろう。確かこの境界は東に下るはずだが、これがそのポイントか? 尾根は広く、木々は高く、全く見通せない。コンパスを信用して南行(難行)。尾根はヤブでふさがり、主に東側に逃げる。そしてまた赤い鉄棒。 |
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石積みと鉄棒 | 赤い鉄棒 |
そしてまた鉄棒があり、ギョ!小屋があった。もちろん鳥屋の跡だろう。しめしめ、ここからは踏み跡があるだろうとの期待は裏切られ、網道が2段、その先はまたヤブ。 ようやく車道に降り立つと遊歩道の入り口まで50mくらいだった。これくらいなら老眼鏡を掛けずに針に糸を通したくらいの成果だ。 |
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鳥屋跡 | 車道出合 |
《遊歩道で水晶山経由下山》 階段の遊歩道を登り、水晶山の山頂の東屋で休憩していると、東からお兄ちゃんが登ってきた。 何時も”ぼっち”のジイ様は久しぶりに人と話しをして、階段の遊歩道を下り、車に戻った(とさ)。 |
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遊歩道入口 | 水晶山から見る四等三角点足又 |
美濃一人>山名録2018>四等三角点足・水晶山 |
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