雨乞山・高根権現山

 雨乞山 509.2m 高根権現山 519m
   
     瑞浪市日吉町 2018年4月2日(月) 地形図「美濃加茂



 《古い地図》

右図は大正元年、国土地理院発行の5万分の1地形図「太田」(現・美濃加茂)の一部だが、雨乞山と高根権現山の山名の記載が逆になっている。

最近、山歩きのネタも切れ、まして車で遠出する気持ちもなくなって来たので、登りしろ50mの超低山ではあるが行ってみることにした。
 古い地図

地図【時間】

駐車場所 09:25
  ↓
雨乞山山頂 09:45
  ↓
駐車場所 10:15


駐車場所 10:25
  ↓
高根権現山山頂 
     10:35〜10:45
  ↓
駐車場所 11:05
 
《雨乞山、登り》

地理院地図にある山頂東側の林道から入ろうとしたがヤブでふさがっている。旧道部分から林道に上がれなくもないがヤメにした。山頂北側の地形図の実線路からでは簡単過ぎる。辺りを探すと踏み跡があり、ここから入山することにした。

踏み跡か作業道の跡か、かなりヤブっぽい。100mほど進むと上方にため池があり、その縁に山神さまの石碑があった。すぐに今度は下方にため池があり、少し先でさっきの実線路が10m下に見える。その道からまっすぐに踏み跡が上へ伸びていた。

 
 山神さま ため池 
 山神さま  ため池
 
この踏み跡を登ると祠があり、道はここまで。右のかなり下にお墓があり、地形図の実線路はこのお墓への道のようだ
祠からは間伐された丸太を踏み越え適当に登ると、林道の終点を通過して山頂に着いた。

 祠  斜面
 祠 斜面を適当に登る 

三角点の標石を見てびっくり。ここは2等三角点なんだ。付近に踏み跡を探すが全く見当たらない。山頂丘の南端付近には岩の上に石碑があり、その後ろには大きな平な岩がある。一見、祭壇風。
石碑は北向きで(正確に測定していなかった)、一文字目は「白」で、二文字目は「山」に見えなくもない。では3文字目は「権」か?
 
 二等三角点田高戸 石碑 
 二等三角点田高戸  石碑


《雨乞山、下り》

廃林道を下ることにした。所が倒木だらけで分岐が多く、舗装道路が見えたと思えばゴルフ場だった。また、ため池で行き止まりだとか、ようやく旧道部分に降り立ったが、かなり南に下ってしまった。

 林道終点  旧道部分の出合
 林道終点 旧道部分の出合 


《高根権現山》

さっき探しておいた巡視路近くに車を移動し、巡視路に入った。関西幹線(笠置)25番鉄塔までは「神霊教」と書かれた境界標が続いている。鞍部になると下に大きな建物の屋根が見えるが近づかない方が良さそうだ。

山頂近くになると白いテープで防護。24番鉄塔から最高点の間はその白いテープがなく山頂を確認する。大きな岩があり、この上に何かが乗っていたかもしれない。

 
宗教施設   高根権現山山頂
宗教施設?  高根権現山山頂 

下山は反対側の巡視路を下り、舗装道路を半周して車に戻った。


《後記》

明治44年の測量時に地測部で山名の聞き取りをしているだろうにナゼ山名を取り違えたのか。もしかすると雨乞山山頂の石碑の文字は白山権現で、それで勘違いしたのかもしれない。(?)

 
美濃一人山名録2018>雨乞山・高根権現山