母野洞

母野洞 美濃市 2017年2月26日(日) 地形図「美濃

地図
【時間】

P09:15
  ↓
193番
10:30〜10:45
  ↓
母野洞11:35
  ↓
72番・73番分岐
11:45
  ↓
(間違って)
  ↓
72番・73番分岐
13:05
  ↓
峠13:30
  ↓
車道出合14:15
  ↓
P14:35

《目的》

狩猟期間も終わったのに、車を運転して山に行こうという気力がない。「これではイカン」と地図を探す。母野洞の母野側の峠道は歩いたが、片知側は歩いていない、ここにしよう。できれば峠の名前も知りたい。


《三岐幹線193番まで》

美濃市街を抜けるのは5年ぶり、「自由の女神」まで1時間5分とまあまあ。口板山手前の墓地の駐車場に車を置いた。少し戻って、「三岐幹線NO191・197」の鉄塔標示板から入山。

巡視路は適当に無視して尾根を行く。192番の手前にNHK中継所があったが電源が切られていて、タワーだけのようだ。192番からは大展望、その昔歩いた矢坪・今淵の稜線がカッコイイ。
そして193番。今日はここより展望が良い場所はないと思うので、少し早いがお昼にした。

192番鉄塔からの展望
192番鉄塔からの展望

《母野洞まで》

193番からの下りは地形図では特徴のない斜面に見え、この部分だけは5000分の1で印刷し、磁北線も入れた。鉄塔の辺りで126度方向を探したがヤブばかり。何の事はない、巡視路を少し下ると切り開きが一直線に下っていて、美並村側には林道が見える。

何の問題もなく鞍部へ、そして大通りを通って関電の418番に着いた。ここからは誕生山・天王山・権現山・汾陽寺山が横一列に見える。
以前、この4山が縦一列に見える場所を探した。下右が高富の古城山でミニチュア城の横から体を乗り出して撮った一枚(1998/2/11カシミール利用以前の話)。

関電418番鉄塔から 高富の古城山から
関電418番鉄塔から 高富の古城山から

美濃市と旧美並村の境界尾根は多少横枝が伸びているが快適な尾根道が続き、3回目の母野洞に到着した。


《道迷い》

下山は巡視路を離れて峠に下るつもりでいた。そして72番と73番の分岐に来た。

何の疑問も持たず71番の次は72番。また、尾根も直進しているように見え、73番の方が分岐に見える。

72番鉄塔に着いて、地図を確認。送電線に沿って30mほど下れば平坦になると・・・・・

送電線を見上げながら下るが一向に平坦な地形にならない。まぁいいっか。どっちみち片知側の峠道に下るのだからと前進。
鉄塔標示板

その内に送電線を見失い、150m〜200mも下った。ついに尾根は谷の合流点で終わった。前方に稜線は見えず、このまま谷を下るのはどう考えても危ない。この時、気が付いた。鉄塔を取り違えている。

登れば元の72番に戻れるはずと登り返すが、眼前に岸壁。登れないことはないがおかしい。そういえば下る時左手に岩があったと思い出し、左手の谷を渡る。そして見覚えのある獣道に出合い72番に復帰したが完全にバテバテ。


《峠道》

鉄塔標示板まで戻り、73番へ進む。73番からは74番への巡視路で下り、巡視路が尾根と分かれるコブから1つ2つ目のコブで真南へ下ると峠に着いた。ここも3度目になるのに全然記憶にない。

峠道は片知側もほとんど消えかけいる。だた珍しいのはサカキのヤブがあった。巡視路が合わさり、人家が見えると猪垣に出合う。道は猪垣に沿って南にあるが、猪垣は北側にも続いていて、保存状態は良好だ。

峠 猪垣
猪垣

巡視路の橋を渡り、車道に出た。車に戻る間、「村人1」には一人も出会わず、聞き取りは出来なかった。


《残念、念々》

この付近は二回来ているからと油断して、印刷した地図に鉄塔番号を書き込まなかった。また母野洞辺りからは雲が出てきて日差しがなくなっていた。もし日差しがあれば・・・・・。もし一度でもコンパスを見ていれば・・・・・。

低山とはいえ、気を抜いてはいけないと自戒。よく稜線の反対側に下りたという話を聞いて、「バカだな」と思っていたが、そのバカが自分だったとは、笑えない。


美濃一人山名録2017>母野洞