前坂峠 490mくらい 白川町坂の東小川 2016年5月1日(日) 地形図「金山」 《前坂峠について》 前回は峠名の確認が取れなかったが、今回小川で「前坂峠」と確認できた。 昭和48年以前発行の5万図「金山」には峠道の記載があった。 地形図の東側の軽車道は林道かもしれないが、西側の車道は農道だ。この道の北側にも棚田の跡があったが、かなり以前に植林されていて、車道建設以前に放棄されたようだ。 また、南側の棚田は耕作放棄され、駐車場所の先にある食害防止柵の向こうに目立つ轍はなかった。 【時間】 P 08:30 ↓ 前坂峠 09:20 ↓ 金山側峠口 09:50〜10:00 ↓ 前坂峠 10:45〜10:55 ↓ 車道出合 11:10 ↓ P 11:35 |
|
前坂峠の位置が100m東にずれている。 |
|
《まず、前坂峠へ》 ゲート手前の広い路肩に車を止め、食害防止柵のゲートを通った。分岐は右折して、先へ進んだ。その林道もやがて松や杉や桧の幼木が育ち、道をふさいでいる。たまらず斜面を登った。 灌木のヤブだが登って行くと道があった。すぐに尾根に乗ったが、早すぎるとは思いながらも左折した。やっぱり境界尾根ではなかった。登り返すと尾根の裏に道は続いていた。そして、たいてい境界尾根。下るとお地蔵さんの出迎えを受け、2回目の前坂峠。 |
|
ゲート前の棚田 |
林道をふさぐ杉 |
《金山側に下る》 最初は小尾根の浅い掘れ道。左手の尾根に乗り換えると掘れ道なのか沢なのか分からない個所が多数。なるべく傾斜面にある掘れ道を探す。 (右の画像の沢は一見掘れ道に見えたが、帰路峠道を探すとこの先の3m下に道があった。) |
|
ようやく台地状の植林地が見えると、本当の尾根道があり、谷を渡り、杉並木を抜け、棚田跡の横を通り、予想通り菅田川にかかる中野橋が見える水田の縁に出た。 |
|
尾根道 |
植林の中の峠道 |
並木道 | 金山側(菅田川にかかる中野橋) |
出合地点の西にある尾根の先端付近を見に行ったが道はなかった。 《前坂峠から小川に下る》 前坂峠に戻り小休止、その後小川側に下る。峠道は概ね尾根上にあり、谷に下りると古い作業道があった。これを下ると車道に出合ったが、予想に反して右が下り、左が登り? 訳が分からず取りあえず右の下る方に行ってみた。 |
|
前坂峠全景 | 車道出合右方向 |
すぐに、車道の終点。南側には放棄された棚田が下っている。引き返しながら地形図を見ると、車道は民家のある東の洞から尾根を越えて棚田のある西の洞につながっていて、当然尾根越えが最高点になっていた。 《残念な事》 GWで世間は浮かれている。介護している頃、正月だ、クリスマスだ、お盆だなど、世間が浮かれると必ず気分が落ち込み、イライラが募った。そして、1年も経つのに未だにその習性が抜けないようだ。 遠くへ行こうと思ったが気力が湧かず、やっぱり近場となった。 その上に残念なのは、時間は十分にあったのに棚田のあぜ道を下り峠道を確認しなかったこと。更に、以前から気になっていた「新津の人たちも前坂峠を通ったのではないか」という疑問。 林道終点から斜面を登ったところで出合った道。これは新津に続いていたかもしれないのに確認しなかった。 連休が終われば、この無気力が解消されるといいのだが。 |
|
美濃一人>山名録2016>前坂峠 |
|