大山白山

大山白山 862.5m 白川町 2016年1月9日(土) 地形図「金山

コース地図

《上記地図について》

駐車地点で高度計のセットを忘れ、往路では現在位置が全く分からなかった。帰路データを取り、帰宅後に地形図に当てはめたのだが、きっちり地形と符合していることに驚いている。
但し、地形図の神社の位置はおかしい。


【登り=3時間5分】

駐車地点09:02−林道終点09:12−廃作業道終点09:23−谷分岐(滝)09:45

−(記録なし)−南北尾根10:37−山頂11:07

【下り=1時間15分】

山頂11:25−駐車地点12:40


《とにかく西へ》

白北林道から左岸の踏み跡に入る。所が、嫁振の帰りに確認した景色と違う。よく見ると、2mほど下を歩いていた。
道がたはしっかり残っているが、倒木がやかましい。

と、突然、道がなくなった。見上げると林道が通っている。少し登ると林道の終点だった。

旧参道 林道終点
旧参道 林道終点

そこから、枯れた萱の作業道が続いている。山側は40年生くらいの植林だが、谷側には大木の切株が並んでいる。昔は大木の茂る参道だったのか。

作業道 でっかい切り株
作業道 でっかい切り株

作業道が終わると、また道が現れた。すぐに道は分岐。左に入ったが谷の分岐でなくなり、右も20mくらい先で消えた。分岐まで戻り、向きを確認して左俣の谷芯を行く。

また、谷の分岐になるが左は岩の上に水が流れていて登れないし、向きも悪い。右俣に入り大岩を乗り越えると西北西に向いているので却下。
沢の向こうに青いテープが付いている。これは白川町の地籍調査の際の目印だろうと、これに従い左俣のガケの上に出た。

左俣 右俣
左俣 右俣

ここに右岸に渡る目印があり、薄い踏み跡が続く。次の分岐は左に入った。その次の分岐は4曲の屏風を立てたような谷になり、とても登れない。

ここで一計を案じた。
現在地は全く分からないが、この感じならば鞍部まであと100mHくらいだろう。となれば、さっきの分岐の尾根にはあった境界標見出しの為の青いテープを追いかけてみよう。
(もし間違っていると何時までも登りが続くので、その時は引き返すと決めた。)

分岐まで戻り、尾根を登ると、例のプラ板の境界標が続いていた。急な斜面を登りきると道のある尾根に出合った。さて、右か左か。とりあえず南に向かった。


《とにかく南へ》

南へ歩くとすぐに鞍部になり、トラバースする道が右と左にあった。そしてそこには「白川町大洞奥町有林」の標識。より南向きの左に入ると、鳥居のマークの入った境界標があった。

鞍部の標識 鳥居マークの境界標
鞍部の標識 鳥居マークの境界標

ということは、ここから上が神領になるのだろう。
鞍部に戻り尾根を登るとプラ杭があり、平坦になると右折、そして植林の間から社殿が見えた。

山頂風景 供養塔
山頂風景 供養塔


《雑感》

久しぶりに楽しい山歩きができた。登りは下りの2.5倍も掛かっている。どれだけ迷ったか、どれだけ引き返したかの証しだろう。


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