谷合向井から見る大黒山 |
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大黒山 524.4m 山県市美山地区 2015年11月11日(水) 地形図「谷汲」 《この山は》 1998年1月、谷合山戸の篠座神社から古い地形図の破線路(下地図の緑色のコース)で歩いている。その時は山頂手前で大きな犬にじゃれつかれ怖い思いをした。 先日、「yutakaののんびり山歩」さんのページに面白そうなルートが紹介されていたので、行って見ることにした。 |
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【登り】 P(廃校)09:15−4等三角点古瀬屋洞10:00−500m峰10:50−大黒山山頂11:15 【下り】 山頂11:40−4等三角点馬場12:40−浦部林道終点13:10−P13:35 《4等三角点古瀬屋洞まで》 廃校校舎西側の広場に駐車し、東門を通る。小学校裏の神社から石段を登り、本法寺山門。その右のお稲荷さんの横が登山口。笹が刈られた道を行くと、その内、ほったらかしの道になる。そして最初の作業道出合い。 しばらく行くと、再び山側に道標。登って行くと尾根は東西になった。そしてまた、作業道出合い。3・4分歩いて尾根が南北だと気が付いた。ということは三角点を過ぎてしまった。 「そう言えば、作業道に出合った所の左側が高かったけ。」 引き返して、有り難味の無い金属標にご挨拶。 |
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作業道出合付近 | 4等三角点古瀬屋洞 |
《作業道から尾根を登り500m峰に》 作業道を進んで行くと、明らかに巻道ではない、尾根が切られた法面があった。登ってみると「もう一息がんばれ」との道標。トラバース気味の踏み跡に入ったが、谷で消えた。直登して尾根に乗った。 390mH辺りから道が怪しくなり、その内にササの急斜面。右に尾根が見えたのでそちらに行こうとすると、目の前に赤布が巻かれている。やはり直登。尾根に出合うと踏み跡があった。 もしかすると、あの作業道を更に行くと正規の道があるのかもしれない。じゃ、「もう一息がんばれ」の道標の向きと矛盾するが・・・・・ 明確な道を「あと100m」「あと50m」の道標が続き、そして切り開きと山名標がある500m峰。これは明らかに地元の人が作った広場だ。 ページトップの写真で見ると、三角点のある山頂は山に見えず、この500m峰が大きくて山らしい。地元ではこの峰が「大黒山」かもしれない。 |
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500m峰山頂 | 北山の反射板が見えた |
《山頂丘》 意外に高低差のある道を行くと、上半分が黄葉した舟伏山が木間越しに見える。 反射板がまじかになり、三角点のある広場に着いた。 以前、この反射板の反射光で、可児市の工業団地から山名が同定できた。それで反射板の向きを測ると160度。計算すると午後1時ごろだと推測できる。 「そうかあれは本社工場にお使いに出掛ける時だったんだ。」 《4等三角点馬場まで》 尾根が向き変え、鞍部に来るとまた作業道に出合った。この付近には古い地形図で馬場洞に下る道が表記されているが見付からなかった。 作業道を進むと次に歩く尾根が確認できた。この尾根が曲がる所で尾根を乗り換え、200mくらい南下したら尾根の分岐だが、これはちょっと難しかった。急な斜面を下ると良い感じの杣道と出合った。 そして、4等三角点馬場。これも味気ない金属標。ここから南西と南に杣道が続いている。南西の道は篠座神社に下り、南の道は金龍寺に下るのか、それとも浦部谷右岸の尾根上を下るのか。 |
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杣道 | 4等三角点馬場 |
《馬場洞から浦部林道》 杣道を南へ行ってみたいが、馬場洞は見ておきたい。三角点の丘から下ると平たい場所があり、そこから小さな尾根を下った。 この辺りの植林は手入れが良いのでヤブはないが、尾根の先端は急だった。そして下りた所には空っぽの祠、谷に下りると墓石が苔むして放置されている。 (臆病なので)霊気を感じ、「ついて来ないで」と延命十句観音経を唱えながら谷を下る。 すぐに朽ちそうな丸木橋を渡ると廃屋があり、更に危なげな丸木橋が幾つも続き、ようよう林道の終点に着いた。ここからは日陰になり、ジメジメとうっとおしい。 そして、陽が差し込むと廃校の広場はすぐそこだった。 |
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空の祠 | 放置された墓石 |
丸木橋 |
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