天瀑山・峰山

岩村町一色から見る天瀑山
岩村町一色から見る天瀑山

天瀑山 776.6m 峰山 843.9m 恵那市岩村町 
                  2012年12月24日(月) 地形図「恵那


《峰山について》


『恵那地域誌』の恵那郡略図には「峰山844m」と表記があり、岩村町・山岡町・上矢作町境の三叉点の三角点岩村に間違いない。

だが、納得いかない点がある。『飛騨の山山・国境編』には「岩村T」と記載されている。酒井昭市氏はこの南10kmの串原中学校に三年間勤務されておられ、山名を調査する機会はあっただろう。

でも、山名は採取できなかったようだ。とすれば、山名は無いのかも知れない。
しかし、ここでは郷土誌の記載を採用する。


【行き】

P11:05−天瀑山11:40−(お昼11:55〜12:10)−峰山12:40


【帰り】

峰山12:40−天瀑山13:15−P13:50


《天瀑山まで》

溜め池北側の広場に車を置く。天瀑成田山本堂へのご挨拶は帰りにして、参道に入る。観音堂から不動滝により、山腹を登る。以前は鬱蒼と茂っていた松林は壊滅状態、所々に桧が生えているだけのハゲ山になっている。

天瀑成田山 ハゲ山
天瀑成田山 ハゲ山

回廊の石仏の前を通り、鞍部からすぐに「開山、眞開霊神」の石碑、その後に佐藤一斎の詩碑がある。「登天瀑山詩并序」の解説板もある。

漢詩は勿論読めないが、序すら全く読めない。これをスラスラと読めたら江戸時代の古文書が読めて面白いのだが・・・、明治時代の候文ですら十分読めないのだからしょうがないか。

山頂丘の回廊の分岐を見送ると御嶽大社の祠に着く。何時もの黄色い点名標があり、以前よりの寂れた感じがする。

東濃牧場 山頂風景
東濃牧場(一番奥) 山頂風景


《恵南林道から峰山》

山頂から南下すると恵南林道への道標が左を指しているが、そのまま南へ行く。そして、恵南林道の法面の上の陽だまりでお昼にした。

そうだ、以前はこんな緩やかな時間の流れに浸ることができたんだ。この1ヶ月の慌しさ。でも終わった訳ではない。

昼食後、林道に下り、「岩村町」の標示板の所からササをかき分け斜面を登った。しばらくして道がたが現れ、尾根が明確になると道になり、二等三角点「岩村」山名「峰山」に着いた。

休憩地点 峰山山頂
休憩地点 峰山山頂


《峰山〜天曝山》

ここには何時もの点名標はなく、なぜこんな簡単な場所なのに黄色の点名標の方は来ていないのか?

下山は上矢作・岩村境を下った。こちらはヤブもなく、綺麗な尾根道が続いている。林道の出合は少し右に振った。林道を戻り、遊歩道から天瀑山に登った。


《回廊》

詩碑から下った鞍部の先のコブには「八海大神」がお祭りしてあり、その周りは長軸30mくらいの回廊になっていて、神像(石仏、山頂の回廊は神像だったが?)が守っている。
回廊
前回、山頂から下って来て、知らずにこの回廊に入った(左へ)。そして、下山道を見落とし、元の位置に戻り、「アレレ〜」????

人の方向感覚なんて当てにならない。「360度ずれるなんて絶対あり得ない」と言い切る自信はない。

そして、本堂でお礼を言い、車に戻った。


《飯高観音》

ここまで来て、寄らずに帰ることはできない。飯高観音にご挨拶に行った。お正月前で、まだ新年の飾りもなく、ひっそりとした境内。我が家の守り仏千体仏921番観音にもご守護を願い、帰路についた。



美濃一人
山名録2012天瀑山・峰山