コブノキ


コブノキ
(三角点白沢) 1090.7m 郡上市八幡町 
                  2012年11月25日(日) 地形図「八幡


【登り】

P 08:50−取付き 09:35

    −引返し地点 10:50

【下り】

引返し地点 10:50

 −取付き 11:55〜12:10(お昼)

          −P 12:50

《今日のコース》

本来ならば亀尾島川支流の白沢から入山するのが妥当だが、地形図を見ても恐ろしげで距離も長い亀尾島川沿いの道を敬遠し、大栃からの入山とした。

大栃谷の道はダンプが通行できるそうなので。
コース地図


《山名「コブノキ」について》

2009年2月、荒倉生まれで大和町在住の方からメールを頂き、「三角点有坂ある山の山名はミヤコ、その尾根続きの南東のピークは荒山。そして1090mのピークはコブノキかもしれません、また林道脇の860mはマメドチと言うはずです。」とお教え頂いた。

今回、下山後駐車地点で、その方を知っておられる方と出会い、改めて「ミヤコ・荒山・コブノキ・マメドチ」の地名を確認する事が出来た。長良川・吉田川流域の八幡町では確認出来なかったことを思えば、これらの地名はやはり亀尾島川流域での呼び名なのだろう。


大栃(おおどち)

国道156号線から寺坂トンネルを抜け田口に入る。この亀尾島川沿いの道に入るのは初めてだ。向の奥で地道になり、亀尾島川沿いの道が分岐する。覗いて見ると、やはり怖そうだ。所が大栃に向かう道も結構怖い。

以前は未舗装だった能郷谷林道(5.4km)や池ノ又林道(10km以上)をカローラの腹をすりながら平気で走ったが、近頃地道の林道は御遠慮申し上げているので、本当に久しぶりだ。でもどうにか橋を渡り大栃の廃屋までたどり着けた。そして戻り、橋の東詰めの広場に車を置いた。


《林道歩き》

この林道で間違いないとは思うが、親指ナビを開始。1km先のヘアピンカーブで自信を持った。かなりの急勾配の林道で軽トラでも無理かもしれない。そして予定した取付き点に到着した。現地で気付いたが、ここがこの林道の最高点になるようだ。

大栃谷に架かる橋 崩落個所 崩落個所の上部(取付き地点)
大栃谷に架かる橋 崩落個所 崩落個所の上部(取付き地点)


《マメドチから尾根歩き》

尾根に上ると最初から膝丈のササヤブ。そして、マメドチに登り、ここから平坦地が続く。期待した杣道・踏み跡は全くなく、コブは植林の中を巻いた。(注:マメドチはオオドチに対して小さいトチなのだろう。)

908mPの南250mの鞍部は胸までのササの海。尾根が合流すれば踏み跡があるだろうの期待は全て裏切られる。

マメドチ 鞍部のササ原 コブノキ遠景
マメドチ 鞍部のササ原 コブノキ遠景

ササは背丈を越え、潜るようになり、ギブアップ。この先に見える落葉樹林まで行けばとも思うが諦めた。

往路を戻りながら、こんな事ならマメドチを見た後引返し、林道を歩き、山頂のより近くまで行って取り付けば体力の消耗が少なかっただろうと悔やまれたが、後の祭り。


《林道を下り、駐車地にて》

林道に下りて、お昼にした。こんな時間でも霜柱は融けずに残っている。荒れた林道をテッコラテッコラ。道に出合い、橋を渡り、車に戻った。

着替えをし、エンジンをかけ、出ようとした時、軽トラが脇に停まった。そして前出の方の話を聞けた。その方曰く「この辺りの山の事なら何でも聞いて」。

山頂まで行けなかったが、神さまは替わりのご褒美を下さった。

大谷大栃林道から見るミヤコ
大谷大栃(おおとち)林道から見るミヤコ(点名有坂)



美濃一人山名録2012コブノキ