小里城跡

山ノ田2号から見る小里城跡 山ノ田2号から見る須ノ宮
山ノ田2号から見る小里城跡 山ノ田2号から見る須之宮


小里城跡 403m 須之宮(点名) 463.0m 

         瑞浪市 2012年11月16日(金) 地形図「明智


【時間】


駐車場 08:50
  ↓
小里城跡 
 09:25
  〜09:35
  ↓
小里林道出合
 10:20
  ↓


須之宮 
 11:20
  〜11:40
  ↓
車道出合 12:15
  ↓
小里国有林入口
 12:35
  ↓
駐車場 12:50


《小里城跡駐車場》

ノンキ君のページには「駐車場は無い」と書いてあったし、付近を通ってもそれらしい場所は無かった。所が昨年の11月24日のGG−さんの掲示板には「駐車場から案内に導かれ・・・」とあり、お聞きすると広い駐車場があるとの事だ。

すぐに見に行こうを思っていたが、一年が過ぎてしまった。そして今日行ってみると「小里城跡駐車場」の案内板はかなり古くて、見落としていたようだ。

小里城跡駐車場 小里城跡入口
小里城跡駐車場 小里城跡入口


《小里城跡遊歩道》

県道を渡り、遊歩道に入るといきなり石組みが現れる。大手門跡を通り、御殿場跡を過ぎるとすぐに中電巡視路の標示板と国有林の境界標がある。30番鉄塔の下を通って遊歩道を登ると、雑木を伐った展望地があり、谷の向こうに山が見えた。

大手門跡 小里国有林境界標150 須ノ宮(右のコブ)
大手門跡 小里国有林境界標150 須ノ宮(右のコブ)

あれがきっと三角点の山だろう、そしてそこには国有林界が通っているのだろうと思った。(実際は、奥の峰が三角点の山で、手前の峰は国有林界ではなかった。)


《小里城跡》

広い平地を通り、虎口の石段を登ると休憩場があり、格好のいい天守の石垣がある。石碑の碑文は読めないが真新しい解説板(平成24年10月)がある。それによれば昭和29年に石垣を修復したとあり、どおりで綺麗な訳だ。

虎口 本城枡型 石垣
虎口 本城枡型 石垣

ここから南へ行き搦手(からめて)道から国有林界に行こうと思ったが遠回りになると思いヤメにして、遊歩道を下った。
(よく地図を見ると、南下すれば小里林道に出合えただろうに。そう思うと残念なことをした。)


《小里国有林界を通り、小里林道出合まで》

途中のわき道をのぞいて見たり、林班界を見たりしながら、国有林界まで下り、左折して国有林界を行く。小里林道へ下る個所を見過ごしたようだが、イタバシ沢を渡り境界標を見つけた。

小里林道の国有林の入口には山神さまの大きな石碑があり、背面には安政六年の年号と御林守(おはやしもり)の2人の姓名が彫られたいる。

「山神」 石碑背面
「山神」 石碑背面


《須之宮まで》

石碑の横の斜面を登ったが境界標はない。しばらくして気が付いた、谷川に沿った民有地が国有林に入り込んでるパターンだと。傾斜はきついが気持ちの良い天然林で引返す気にならなかった。次第にヤブになったがその時にはもう引返せなかった。

尾根に乗ると道があり、少し先にはよりはっきりした道が左手から上ってきた。
(この道は2020/1/25「須之宮」のページに記載。)

尾根が広くなるとようやく境界標があり、さてこれを右か左か、地図を探すとなくなっていた。しかたなく、左へ行くと境界は下っていて、右へ行くと三角点須之宮を見つけた。

立派な石の祠があるが、台座から落ち天地が逆になっている。正面碑文は「多度両宮・風雨持・五穀成就」とあり、そしてここにも何時もの三角点の点名標が付いている。

多度両宮 多度両宮
多度両宮 左の上下反転画像


《駐車場まで》

大木の並ぶ国有林界を下ったが、木の幹に右矢印があり境界はガケに向かっている。境界標は3mほど下のガケの途中にあった。その下には岩混じりの細い尾根が見え、境界はそこに続いていると思い下ったが、とんでもない急傾斜でどうにか谷に下り立てた。

境界標は見失い、間伐木に足を取られ、作業道に出合った。これを少し上ったが境界標はなく、下ると車道に出合い、再度小里林道に入ると西側に境界標があった。国有林界はきっと、あのガケを横切って続いているのだろう。

そして沢を渡り、往路を戻った。



美濃一人山名録2012小里城跡・須ノ宮