クラソ明神 1023.1m 山県市神崎(旧美山町) 2012年11月3日(土) 地形図「能郷白山」
【登り】 P 08:10 ‖ 林道終点 08:25 ‖ 枯死した植林付近 08:25〜08:35 ‖ 尾根出合 09:10 ‖ 道合流? (記録なし) ‖ 植林界 (記録なし) ‖ 境界尾根出合 9:55 ‖ 山頂 10:15 |
【下り】 山頂 10:35 ‖ 境界尾根を離れる (記録なし) ‖ 植林帯に入る 10:55 ‖ 道分岐? 11:05 ‖ 尾根を離れる(巻き道へ) 11:20 ‖ 杣道出合 11:40 ‖ 林道終点 11:50 ‖ P 12:00 |
《メール》
大垣のBbさまから「ササを切っておきましたので楽に行けますよ」と、地図入りのメールを頂いた。
万所・板取間の峠から美山・板取境の尾根通しはシンドイし、白岩ルートは分からないしと困っていたので、渡りに舟と喜び勇んで出掛けた。
《林道終点まで》
神崎川に沿って北上、
ミズマタ沿いの車道を歩く。石積みの平地には廃屋すらなく、その場所には樹齢数十年から百年くらいの木々が育っている。そしてポンと林道終点に出た。
ミズマタに入る橋 | 石積み | 石積み |
《登り》
メールの通り(林道終点から即谷を渡ると左岸に小道がついています。)の道を行く。「谷から離れ小沢を横切ったあたりの植林の尾根を上がると水平の作業道に出会います。」とメールにある。小さい沢を横切り、その先に直登する踏み跡を見付け、これを登ったが、ここが間違いと帰路で気が付いた。
前方が明るくなり、ヤブを分けて覗くと広範囲(50m四方くらい)に植林が立ち枯れしていて、植林の墓場だ。これ程に成長した木々が枯れるとは何があったのか? この個所の右へ行ったがヤブで引返し、左に行くとこの墓場の淵に踏み跡が続いていた。
杣道 | 枯死した植林 |
立ち枯れの上部からも踏み跡があったが、途切れ途切れになると、2〜30m先に尾根が見える。この尾根上の木の幹にはペンキマークがあり、完全な道がある。位置の確認の為少し歩いてみた。帰宅後、地図にコースを書き込んでいると白岩・万所間の峠近くまで行っていたことが分かった。
この尾根を北上すると正に突然急斜面が始まる。踏み跡があり、青いPバンドも落ちているところを見ると立派な杣道だ。しばらく登るとマーカーが4・5ヶ所ある所に出合った(標高750mくらい)。きっとここが教えて頂いた道の合流点なのだろう。
急斜面であっても快適な植林は終り、いよいよササヤブになる。切り開きは良いが傾斜がきつい。掴んだササは必ず折るようにして登った。そして境界尾根出合。この出合南100mは「旧美濃一人」の1回目の敗退地点、2回目は何とかササヤブを通り抜けた。
市境尾根もササヤブが続くが、真新しい切り口のササも見える。重ねて感謝。そして山頂。
《山頂にて》
綺麗に丸く開かれている。でも、展望はない。背伸びして腕を一杯伸ばしカメラを向けた。
この尾根を北に行くと川浦国有林の南端になるが、そちらから登った物好きはWebでは若干一名。
山頂風景 | 三尾山 |
《下山》
気が付くと境界尾根を離れている。下りは速い。750mH辺りの分岐に入ろうとも思ったが、自信がないので却下して、往路を戻った。
枯死した植林の上部の尾根のコブには巻き道があり、これを下った。
(この枯れた植林の位置は等高線の間隔が広くなっているので、もしかすると凹地かもしれない。
また、これと同じような景色を大ナギでも見たがあちらは傾斜地だった。)
尾根(670mH)から見えた舟伏山 | 大ナギの枯れた植林(2008/7/13) |
《熊野神社》
今も神さまは祀られているようで、綺麗に手入れがされていた。杉の大木が幾本もあり、神崎周辺の集落の歴史を感じる。
一の鳥居 | 拝殿と二の鳥居 | 大杉 |
『新撰美濃志』によれば「『萬所洞・白岩洞』は圓原の枝郷なり」とあり、地形図の破線で表記される峠道の重要性が分かる。
白岩の人たちは白岩谷を遡って来たのではなく、山を越えて来たようだ。小さな徳山村がここにもあった。
B-1h43m