鍋山

点名東濃牧場付近から見る鍋山
三角点東濃牧場付近から見る鍋山


鍋山
 770.4m 恵那市 2012年10月27日(土) 地形図「恵那


【登り】コース地図

駐車地点10:10−山頂10:45

【下り】

山頂11:00−野井助郷坂道入口11:30

−(引返し、溜め池堤防から尾根道)

−風神様入口12:05−駐車地点12:07


《鍋山について》

上の画像から想像できるが、「ここが鍋山だ」と特定される峰はなく、当然山域を表す地名だろう。

『恵那地域誌』には「鍋山770」と概略図に記載があり、また『恵那市史』には「鍋山770.4m」との記載がある。よって三角点野井を鍋山山頂とした。

(追記2021/1/23)
『新撰美濃志』恵那郡正家村の項に「『鍋山』は此のあたりの山をすべてなべ山という、其ゆえをしらず。」と記載がある。

《道中》

阿木川ダムを過ぎ、いわむらゴルフ場への道に入る。ゴルフ場の横を走り、飯羽間上平のT字路を右折、つづら折れの所で三角点上平北を探した。行ったり来たり、東にある旧道を探したりして、ようやくガードレールの向こう側に見付けた。

また、この上平北を頂点として1km以内に上平と小沢山があり、三角点が密集している。土地の境界が入りくんでいるのだろうか。そして1.5km先の岐阜県畜産研究所の分岐には三角点東濃牧場がある。

三角点上平北 上平北近くに放置された石仏
三角点上平北 上平北近くに放置された石仏 三角点東濃牧場

三角点東濃牧場を過ぎるとT字路になり、左折するとすぐに大沢谷林道の入口がある。傍らには「庄内川・土岐川 源流地帯」の道標があり、そう言えば、何年か前に源流部を整備したと新聞記事にあったのを思い出した。

溜め池を過ぎると地道になり、少し先に「美濃の森造隊」さんが作られた休憩所があったが引返し、溜め池の横の広場に車を置いた。

休憩所 ハシゴ 広場
休憩所 ハシゴ 広場


《鍋山登山?》

駐車地点は峠になっていて、ここから高い方に登っても良いが、やはり休憩所から取り付くことにして林道を行く。急なハシゴを登って人工林に上ったが歩道は無く、適当に歩いて行くと尾根道になった。ここからは平地を歩いている感じで高低差を全く感じない。

三角点野井は保護石もなく、人工林の中にひっそりとあった。二等三角点なのにこの扱いは失礼だと思い落ちていた赤白のポールを立て、落ちていた赤白の布を付けた。

鍋山山頂
鍋山山頂


《野井助郷坂道と風神様》

来た道を戻り、林道から野井助郷坂道を見に行った。掘れ割れ道から尾根道になる辺りで引返し、溜め池の堤防から風神様があると思われる709mPを目指した。ところが植林して以来一度も枝打ちをしていない林の中はヤブよりたちが悪い。

2度・3度引返しようやく道に出合った。風神様はこの先か。しかし道は下る一方なので引返したが、結局風神様にはお目にかかれなかった。

野井助郷坂道 風神様入口の標柱
野井助郷坂道 風神様入口の標柱


《夕立山》

帰路は大沢谷林道を行き「馬禿」を見たかったが、30年ぶりの夕立山を優先した。ここにはアマチュア無線の仲間と来て移動運用した記憶がある。しかし、交信はしなかったのかログに記載がないので正確な日にちは分からない。

入場許可を貰おうと県畜産研究所によったが、職員の方は「かまわないよ」と言われたので、特に許可は必要ないようだ。

無線中継所の前に車を置き、有刺鉄線をくぐり大丸山神社の境内に入った。三角点は祠の奥にあった。周辺を歩いていると牛さんと目が合った。するとドンドン近づいて来るので急いで車に戻った。

神社の入口 三角点 放牧場
神社の入口 三角点 放牧場


《その他》

行動時間が制約される為、近場の山ばかりになってしまった。これではとても5年で美濃の山2巡目は終わらない。
今はただただ山を歩けることに感謝しよう。



美濃一人山名録2012鍋山