釜ヶ谷山

山県市掛から見る釜ヶ谷山
山県市掛から見る釜ヶ谷山


釜ヶ谷山
 696.0m 山県市旧伊自良村 2012年9月2日 地形図「谷汲


【時刻】


駐車場08:20
  ‖
送電線下08:55
  ‖
鉄塔0910
  ‖
山頂10:10
     〜10:35
  ‖
旧美山町・旧本巣町・
旧伊自良村境
 11:00
  ‖
尾根を離れる
 11:40
  ‖
林道出合12:15
  ‖
駐車場12:40
コース地図


《雷サージを受けたパソコンの復旧》

無線ルーターは故障表示が出ないのに、幾度設定しなおしても「PPPoEサーバーに接続出来ません。」となり、ハードの故障と判断。エイデンでNAS対応の一番安いのを購入。

オークションの中古パソコン、1台目はBIOSが表示される前に電源が落ちて返品、2台目はBIOSが室温30度くらいで1時間以上表示できた。早速、電源ユニットを取り外し、雷ショックを受けたパソコンに取り付けると、なんの問題もなく起動した。所がインターネットにつながらない。

しばらくして気が付いた。「ネットワークケーブルが接続されていません。」とコメントが出ている。でも、配線もケーブルも問題ない。デバイスマネージャーでネットワークアダプターを見てみると「このデバイスは正常に動作しています。」となっている。しかし、ハードが怪しい。

しかたなく、中古のパソコンに雷ショックのパソコンのHDDを取り付けてみると見事に起動。そしてどうにかインターネットにつながった。所がこの中古パソコンのCPUは、故障したパソコンのCPUよりワンランク速い、その為か動作が不安定。

やはりHDDを元にもどした。オンボードデバイスでのLAN接続はあきらめ、PCIバス用の有線LANボードを購入。これをPCIに取り付け、オンボードのデバイスを無効にすると快適にインターネットにつながり、全面復旧した。(8月30日)

無線ルーター4680円(エイデン)、XPの中古パソコン2980円(総額4377円、ヤフオク)、ディスプレイのACアダプター800円(総額938円、ヤフオク)、有線LANボード718円(amazon)。

被害総額は1万713円也。それプラス、作業&設定等で50時間くらい。
電源ライン、通信ライン共に影響を受けたようだ。


《登り、ヒルがいる》

キャンプ場を抜け、谷沿いの道に入ると、ヒルがいるのが老眼の目にも見える。気をつけて歩いて行くと、空が開け送電線の下にいた。少し戻って送電線の写真を撮った。概念図の作成の為に送電線を確認する。幾度も立ち止まり、木の間越しに頭上の送電線を探した。

ふと足元を見ると靴の先にうごめくものが・・・5・6匹、急いで手袋をし、払う。靴の横にも、ズボンの裾にも・・・、ズボンをまくると靴下にも、更に靴下の淵の周りに3・4・5匹、すでに吸血している。左足に3ヶ所、右足に2ヶ所。小ぶりの奴だったのでまだ良かった。それにしても意外と速い動きをする。

少し先に東屋がありじっくり探すと靴下にもう一匹。ズボンを下して確認、膝から上にはいないようだ。鉄塔に出合い、ここはカラカラなので再度点検。靴を脱ぐとまた1匹。

「絶対に立ち止まらないこと」、この鉄則を忘れた。今までズボンの裾に1匹・2匹ついたことはあるがこんな大群に襲われたことは20年数年初めてだ。トラウマになりそうだ。


《尾根道登り》

奥の院からは乾いた尾根道になり、大丈夫だとは思いつつ、靴の先からカカト、ズボンの裾までを見回している。ズボンに染みた血の跡、靴ひもの先、ズボンのタグ、なんでもヒルに見えてしまい、それだけで疲れてしまった。行者岩を過ぎ、階段を登り山頂に着いた。

安心の尾根道 白雪姫に出てきそうなキノコ
安心の尾根道 白雪姫に出てきそう


《山頂にて》

以前のような展望はなく、南に少し開かれている。前回来たのは2月、小屋の後ろから地形図の破線路を下ったが、今日はそんな気には全くならない。気持ちの悪い谷沿いの道の距離は、山びこコースも龍神コースも変わらない。ならば遠回りしよう。


《尾根道外周(山びこコース)》

旧本巣町との境界を下ると林野庁の境界見出標があった。この辺りに国有林はないので、「官行造林地」かも知れない。そして25分で旧伊自良村・旧本巣町・旧美山町境の三叉点に着いた。旧本巣町・旧美山町境は低いササ原で気持ちよく歩けそう(冬のみ)。

三叉点から下るとヌタバが見えた。そこには坊主ヶ池の標示板があり、傍らに文政年間の石仏がおわす。三十三番とある所を見ると観音さまか。

この尾根道は北側が落葉樹なので、冬場は舟伏山辺りがよく見えるだろう。そして、「イネギの人形杉」。その根もとにはお地蔵さまがおわすが願主が洞戸村飛瀬の住人だとある。どういう昔話なのだろう?

坊主ヶ池の石仏 イネギの人形杉のお地蔵さま
坊主ヶ池の石仏 イネギの人形杉のお地蔵さま


小屋を通り過ぎると谷に向かって下って行く。向こう側には釜ヶ谷山が見えるようだが葉っぱが邪魔をする。乾いていた道もせせらぎの音が聞こえると、だんだん湿ってくる。龍神コースと合流し、遊歩道は谷に沿っている。

釜ヶ谷山 遊歩道の橋
釜ヶ谷山 遊歩道の橋、ヤバソー


細心の注意を払い、一歩一歩。ヤブ山以上に緊張する。そして林道に出合う。ここからも山側ではなく谷側の乾いた所を歩いて行く。そして、ようやく管理棟が見えた。


《管理棟にて》

管理人の方がみえた。今年は毎日午後に雨が降り、一向にヒルが退散しないという。また、途中から引き返したグループもあったという。更に、みぞれ谷コースはもっとすごいらしい。

「お持ち帰り」したくないので入念にチェックするとまた1匹、靴の中に隠れていた。本当にトラウマだ。

PS:
2日経っているのにかゆみが増した。かゆいので見てみると右足にも3ヶ所キズがある。イヤダイヤダ



美濃一人山名録2012釜ヶ谷山