大船山 1159.0m 恵那市上矢作町 2012年7月29日 地形図「根羽」
【登り】
郵便局8:10−ほうでん辻(霊神碑)8:50−作業道出合9:20−暗井沢林道出合10:00
−大船神社10:10−大船山10:35
【下り】
大船山11:00−作業道終点12:05−城山稲荷分岐12:55−城山稲荷13:00−P13:20
《今日の目的》
思い切り汗をかくこと。
《登り》
JAに車を置こうと思ったが満車状態。16年前と同じく郵便局に駐車した(本日は日曜日)。JAの奥の大船神社一の鳥居から入山。八幡神社の裏を通り人工林の中を登ると、道標があり右に行く。
いよいよ松並木になるが枯死した松の切り株ばかりが目に付く。こんな枯れた松並木を何処かで見たような・・・、三森神社の参道だ。きっと岩村の殿様は松並木がお好きだったのだろう。
起伏の無い参道を行くと「ほうでん辻」の道標があり、その先に霊神碑がある。この辺りから傾斜が増し、作業道に出合うと、ここは上村発電所の水圧管の上部。雑木が切られて展望があるが、残念ながら今日は霞んでいる。
ほうでん辻から北へ下る道の分岐 | ほうでん辻から南へ下る道の分岐 | |
ほうでん辻道は横道から山越に抜ける道か 何時かは歩いてみたい |
参道は水路で分断され、導水路出口の上を通ると参道に戻る。林道を横切ると石仏群があり「光明真言百万遍供養塔」と書かれていて、石仏は主に観音さまのようだ。再度林道を越えると、この辺りからは松の枯死が減り、松並木は健在だ。
石仏群(観音さまでない仏さまも) | 松並木 |
(松には連番のラベルが張ってあり、最後は329。しかし番号が振られていても枯死している木もあり、また細い木にもラベルがあるので、大木の合計300本くらいか)
本殿横から奥社大山積神社へ。ここから山道が始まる。人工林の中の道は整備され100mごとに道標が置かれている。そして何も無い山頂。しかし踏み跡を辿ると風車が見えるように切り開きがあった。
道標 | 山頂風景 |
《下山 城山稲荷》
分岐の道標には「城山稲荷まで0.8km」と書いてあるが、そんなに遠くはない。250mくらいか。
城山稲荷の城は前田砦とのこと。分岐のすぐ先には堀切があり、削平地に上がると、かなりの高さがある。
この上にも遺構があるようなのに案内板等はない。
ただ、『上矢作町史』には記載があるようなので一度図書館で閲覧しよう。
『上矢作町史(通史編)』には「曲輪、空堀、竪堀、堀切、土塁、櫓台の残存状況は完存」と書かれていた。私の見た堀切は一番西のもので、東には大きいのもが2ヶ所、小さいものも2ヶ所あり、参道は2番目の竪堀を横切っているようだ。(8月1日追記)
《感想》
副題を何にしようかと悩んだ。「松並木無残」と考えたが、保護活動されている方に余りに失礼。しかし、5本数えると4本が枯死している所もあり、100年後を見据えて植樹することは出来ないのだろうか。
県条例の縛りがあり植樹できないとなれば、松並木は早晩なくなりそうだ。