毘沙門岳

白鳥町前谷から見る毘沙門岳
白鳥町前谷から見る毘沙門岳

毘沙門岳 1385.5m 郡上市白鳥町 2012年6月24日 地形図「白鳥


【登り】

桧峠 08:25
  ‖
林道出合 09:00
  ‖
尾根出合 09:25
  ‖
山頂 10:20


【下り】

山頂 11:00
  ‖
旧桧峠 12:50
  ‖
桧峠 13:05




コース地図


《毘沙門岳登山道》

2010年8月ゴルフ場の私道の立入禁止で断念した。翌年の7月、ある方からメールを頂き、新しい登山道が出来たと知った。

そしてあれから2年、ようやく行くことになった。


《新道》

桧峠の駐車場に車を止めた。先客は2台、どちらに向かったのか。
準備をして「毘沙門岳登山道」の石碑の所から入山した。最初は平坦地で問題なかったが、それを過ぎると急傾斜地を横切る道。腐葉土が積もった道はかなり崩れていて、しんどい。

旧桧峠へ道の出合いからは尾根道になり、杉の大木が点在する。沢を渡ると左岸に道が付けられていて、やがて林道に出合い、ここが旧登山口になる。

《山頂へ》

よく踏まれた登山道は、年月を重ねた杉の植林中を行く。尾根に乗り、勾配のない尾根道を歩くと、リフトの終点になり、ここにも厳重な防御線が張られている。

よくもまあ、ここまで登山者が嫌われたものだと、何だか感心する。登山者がどんなことをしたのかゴルフ場に聞いてみたいような気がした。

立入禁止の表示板 尾根出合からは天然林になる
立入禁止の表示板 尾根出合からは天然林になる


少し下ると、下谷林道へ下る道標があるが踏み跡はないように見える。ここからの登りは石徹白の山々の展望が開けるが、それは帰りのお楽しみと先を急ぐ。

登り切ればあっけなく毘沙門岳山頂に到着。


《山頂で》

誰もいなかった。桧峠の2台は大日ヶ岳に向かったのだろう。

山頂からは北の展望はなく、南方向の尾根続きには西山が見え、その稜線の向こうには鉄塔を乗せた山が見える。とすれば、美濃平家。左は滝波山、右は平家岳となる。更に右方向に見える山は・・・、とても同定できない。

奥左から滝波山・美濃平家・平家岳
奥左から滝波山・美濃平家・平家岳、手前右端が西山


今日の天気予報は雲り時々晴れだったが、十分に満足できる展望がある。やはり北濃に来た甲斐があった。


《下山》

ゆっくりゆっくり下って行くと山頂直下で夫婦の方とすれ違った。展望を楽しみ水平方向の写真を撮り、視線を落とすと2年前に失意の中で登った向山が見える。最低鞍部の辺りで男の方二人とすれ違った。

向山918.2m
向山918.2m



林道に下ると何と車が止めてある。むぅー。きっと、この車はテレポテェーションしたんだろう。

ゴルフ場にこれ以上嫌われたくないが、旧桧峠を見るくらいは許されるだろうと階段を登った。案内板には「峠のあたりは杉よりも桧の方が育つ」と書いてあるが、植林は杉が多く、桧はなかったような気がする。

急斜面のトラバース道で足をとられながら桧峠に戻った。


《感想》

梅雨の晴れ間のワンチャンス、何所に行こうか迷ったが、北濃に行って良かった。
国界は桧峠からゴルフ場の私道を通り、リフトの辺りのようなので、大日ヶ岳・毘沙門岳間の国界を歩いてつなげることは僕には出来ない、残念。


ゴルフ場敷地内の迂回路を切り開いてくださった方々に感謝致します。



美濃一人山名録2012毘沙門岳



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