貝月山


貝月山
 1234.3m 揖斐川町久瀬地区 2012年3月7日 地形図「横山

コース地図
【登り】

 栃の実荘8:30−リフト上部8:52

   −小貝月10:40−山頂11:10

【下り】

 山頂11:15−栃の実荘13:45


《貝月山について》

1989年2月16日「ふれあいの森」から登っているが、怖いもの知らずだった。
幸いにも、この年は雪が少なくて坂内ゲレンデ・日坂ゲレンデ共に休業していた。


《天気予報》

6日の晩の天気予報では、7日は晴れ、沿岸部は風強しだったが、今朝、車の中で聞いた天気予報は曇りで風強しと変わっていた。

今日の服装はタイツなしの、上はウインドブレカーを入れて3枚。
サングラスは忘れずに持ったが、曇りで強風・・・・、困った。


《貝月山へ》

スキー場は3月4日で閉鎖され、その日を待っての今日となった。

さすがに閉鎖さればかりで雪は豊富にある。東のリフトの下から取付いたが、急な斜面、その上国道の気温表示は8℃、ズボズボとワカンが沈む。

体力の半分くらいを使ってリフト終点まで登り切った。ここから尾根道になったが汗ばんだ体が強風にさらされ急激に冷えた。第1リフトの分岐では、本気で下山しようと思ったが我慢しろと誰かが背中を押した。

そして、この出合からワカンのトレースがあった。このワカンのグループは果敢にも雪庇の上を歩いているが、気の弱い僕は登山道を歩いて行く。それでも所々で尾根の上を行くと、果敢なグループのトレースは雪庇のひび割れの外側に付いている個所もある。昨日の雨で緩んだのだろうか。

果敢なトレース  スキーヤーも1人
果敢なトレース スキーも1人分

天狗山と小津権現山は結構似ているなどと思いながらコブを巻く。本峰は遥かに遠く、登山道の急斜面は気が抜けない。風はいよいよ強く、休憩するのをためらってしまう。それでも山頂の展望台が見えると・・・、まだまだ遠い。


《山頂にて》

展望台に上っても遠景はぼんやりとしか見えない。展望台の下に潜り込み、お昼にしようと思ったが5個入りの海苔巻きの2個を食べたら凍りついた。そそくさと下山の準備をし、地図を探した。

日比野さん(『百山百渓』の著者)が教えて下さった下山ルートを大きく印刷した地図がない。しまった、車に置いてきたようだ。迷わず、即ピストンに切り替えたが、それを口実にしたきらいが大いにある。

展望台の下 下山を予定した尾根
展望台の下 下山を予定した尾根(中央)


《下山》

海苔巻きの1つは山頂下の大木の根元で、残り2個は天狗山と小津権現山を見ながら食べたが、この頃には風は少し収まった。

迂回路を間違えると雪庇の上に乗ってしまうので、自分のトレースの忠実にたどる。そして、第1リフトへ向かい、リフト上部からは管理道路を下ったが、こちらの方が楽だった。

車には13時45分着、16時帰宅には間にあった。



美濃一人山名録2012貝月山