三森山・水晶山

恵那市岩村町富田から望む三森山
恵那市岩村町富田から望む三森山


三森山 1100.3m 水晶山 958m 恵那市岩村地区 2012年2月12日 

                   地形図「恵那

コース地図
【時間】

  三森山湖駐車場 08:30
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  三森神社 09:10
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  奥の院 09:25
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  三森山 10:00
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  工事中の林道出合 10:50
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  点名水晶山 11:05〜11:30
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  水晶山 11:45
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  林道出合 12:10
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  林道終点付近 12:20
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  鈴ヶ根道入口 12:30
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  工事中の林道出合 12:55
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  三森山湖駐車場 13:30


《今年の雪》

笠置山に行った日、我が家の北側の屋根には雪が残っていたのに、笠置町の民家の屋根には雪が無かった。2月2日、名古屋で積雪15cmの日ですら多治見の積雪は5cm未満だったと思う。

そして今日、岩村ダム手前の道にはわずかしか雪はなく、スリップすることなく岩村ダムに着いた。また、途中で見えた天狗森山や橋ヶ谷山にも雪の気配はあまりなかった。

今年、東濃地方の山には雪が少ないように感じる。(国境の山は別)


《三森神社まで》

以前、来たときはダムが工事中で石碑や石仏が金網の中に保管されていたと記憶している。鳥居をくぐり広い参道を登ると石仏があり、7本松は2本が朽ちていた。

二の鳥居の横を通り、拝殿で入山の許しを請い、眺望台地に行く。眼前には水晶山、その向こうには屏風山、そして阿木川ダムの真後ろには笠置山が見える。

三森湖の案内板 阿木川ダムと笠置山
三森湖の案内板 阿木川ダムと笠置山


《三森山まで》

奥の院への道には足跡は無くなく、皆さん寄り道はしていないようだ。木の間越しに恵那山の姿が途切れ途切れに見えるがこれと言った見所は無く、祠が一つの奥の院に到着。挨拶をして引返した。

次の石仏付近が旧岩村町・旧上矢作町と中津川市の境界になり、恵那市と中津川市の境界には切開きが見える。何所まで続いていのか・・・・・、間違っても焼山までは行かないだろう。

地形図では、はっきり分からなかったが旧岩村町と旧上矢作町の境界は三森山の北で90度に曲がっている。直進する尾根は帝釈梵天に向かうようだが、今回は失礼する。

奥の院 山頂から鈴ヶ根尾根を見る
奥の院  山頂から鈴ヶ根尾根を見る


《工事中の林道出合まで》

山頂直下からは急な斜面で雪が少ない分、慎重になる。少し先にはガケ崩れを修復した個所があり、その先端は尾根にまで達していて落ちたら大変だ。また、向かいの斜面にはこちらよりも大規模なガケ崩れの跡がある。きっと2009年9月の恵南豪雨の爪跡だろう。

ガケ崩れ ガケ崩れ
 ガケ崩れ ガケ崩れ

ちょっと見慣れない三角点があり軽量標識だが、点名水晶山はまだまだ先のはず、とよく見ると岩村町となっている。
風は強く顔の右半分が硬直してきた。仕方なく、格好は悪いがタオルでホッカブリ(頬被り)をした。

植林の中を行くと右手にパワーショベルが見え、林道が尾根を横切っている。この林道の向こう側に「岩村ダム→」の指導標があり、案内図の道はここに出合うと知った。

岩村町図根点 鈴ヶ根尾根の石仏
岩村町図根点  鈴ヶ根尾根の石仏


《点名水晶山まで》

平坦な尾根道を行くと広い切開きがあり、その真ん中には宮標石が鎮座し、三角点は隅っこにあった。この切開きは国有林界のもので西に向かって下っている。
ここから先で休憩するのにいい場所はなさそうなので、少し下り風を避けてお昼にした。

点名水晶山 国有林界
点名水晶山 国有林界


《林道出合まで》

三角点からは風も弱まり、標石を追って下降点を確認し、水晶山で引返して国有林界を下った。急な斜面を下ると6年前に見た食害防止の筒をかぶせた植林だが、辺りは潅木に覆われ苗木はようやく筒から頭を出したくらいしか成長していない。

これは失敗だなと思いながら林道に出合った。

植樹 林道出合
 林道出合


《鈴ヶ根道》

林道を奥へ行くとすぐに「鈴ヶ根尾根→」の指導標がある。この分岐に入らず、更に進むとえん堤で終点になった。右岸に渡る丸太橋があるが朽ちていそうで渡る気にはならず、えん堤を越えて左岸を行くと二俣になり、右岸には切開きが見えた。

引返して鈴ヶ根道に入ると電光形に1m幅の作業道が続き、途中2ヶ所ガケ崩れで作業道は途切れているが巻き道があり問題なく石仏の待つ周回コースに着いた。入口から25分だったので駐車場から来れば案内図の通り30分だろう。

そして、さっさと引返し駐車場に戻った。


《その他》

(1)
奥の院の分岐には「右は観音」(岩村山の会の標示による)の石碑があり、また、旧岩村町・旧上矢作町と中津川市の境界付近にも「右観音」の石碑があったが、その観音とは何所の観音さまなのか。もしかすると鈴ヶ根尾根の石仏の事か。それは考えられない。とすれば帝釈梵天近くにも観音さまが居られたのか?

訂正(2012/2/16):帝釈梵天の祠で三十三観音が終わると解説板にあり。
            19年前には帝釈梵天まで行ったが、今回は寄らずに不覚をとった。

(2)
鈴ヶ根道は地形図で破線路が続いているところをみると、岩村富田と上矢作飯田洞を結峠道だったのか。とすれば峠のお地蔵さまではなく観音さまが居られても不思議はない。

訂正(2012/2/16):富田から観音石仏まで白井沢道(?)があったのだろう。

(3)
道迷いが心配になる頃には指導標があり安心して周回できるコースだ。ただ案内図に水晶山から岩村ダムに下る道の表示がないのは残念。ハイキングコースとしては無理があるということだろう。


美濃一人山名録2012三森山水晶山