あれは何所にある

平成29年3月22日起稿


今年1月中頃のたそがれどき、いつものように庭でラジオ体操をしていると、笠原の向こうの稜線上に赤い光が見える。
もちろん、航空障害灯だとはすぐにわかった。

昼間見ると赤白塗装の鉄塔だった。また、一番手前の尾根の上にも赤白の鉄塔が見える。(鉄塔の存在自体は知っていた。)

自宅から見る東南東方向


鉄塔2基



それでカシバードで右側の鉄塔の地点を推定してみると、Aの辺りに思えた。
ただ、Cの位置(鉄塔が実在する地点)では尾根に隠れてしまう。

では、左側の鉄塔は。
家から見える一番手前の尾根のテッペンに見える。しかし、そこは「県指定遺跡・妻木城跡」で、まずありえない。でも・・・?

航空写真を見ても、らしい物は見えない。
不思議で不思議で。

そんな訳で小田沢(点名)の帰りによってみることにした。(2017/03/20)

地図

国道363号線のから西ノ平工業団地に入った。そして、一番奥にある変電所に入る送電線を見てみるが1ルートのみ。辺りを見ても何にもない。

C地点の鉄塔 鉄塔2基
C地点の鉄塔 左:D地点の鉄塔 右:C地点の鉄塔

仕方なく工業団地を出て国道363号を少し戻って、県道19号で北上。地図上の送電線をくぐった先に送電線はもちろんない。
妻木城跡の辺りをグルグル。城跡に登ろうとも思ったがそんな趣味はなくパス。
仕方なく帰路についた。

夜、お風呂につかりながら、はたと気が付いた。
カシバードで見るとき、鉄塔の高さを無視していた。それでカシミールのC・D地点のプロパティの標高に20m加えると、あ〜らピッタンコ。

カシバード画像

従って何の事はなく、地図に載っている鉄塔だった。でも、Dの鉄塔がNHK送信所より手前に見える。(実際は、鉄塔Dの方が1.1km遠い。)
ついでに何時頃からあったのか調べると、ここに引っ越して来る以前から存在していた。
四半世紀も稜線上の赤い光に気付かなかったことになる。ばっからし。


美濃一人山の事など>あれは何所にある