うつつみち(北小木と国界間) 2020年2月12日(水)踏査 |
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5万図「太田」 明治44年測量 大正元年発行 |
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2019年9月2日に根本から華立峠までの古道(上左図の黄色の線)を歩いている。今回は道標から北小木に下る古道(水色の線)を調べたい。古い地形図では川の湾曲した所に下りるように描かれているが、北小木の村中を抜けるには不自然な位置に思える。 《時間》 北小木集会所12:00→尾根南端12:50→北小木集会所13:25 《北小木集落へ》 大原から大沢町まで県道16号を走り、北小木に抜ける狭い市道に入った。その地点の西側の広大な産廃跡地に重機がいる。そう言えば最近、家の近所に砕石ではなく土を積んだダンプが一杯走っている。なるほど、ここがリニアの「西尾非常口」から出た残土の処理場になっているんだ。 狭い市道を対向車もなく無事に通過して北小木に入った。松尾神社の少し北の路肩に駐車しようと思ったが、松尾神社の横の畑に人が4人いて入山しづらい。仕方なく、北小木集会所に置かせてもらった。 |
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北小木集会所 | 集会所前の御嶽三社 |
《A地点へ》 以前に下ったことがある集会所から2番目の畑から入山した。ため池の跡を過ぎると踏み跡はなくなる。ヤブを抜けると白や青のナイロンヒモが張りめぐらされていて、木の幹には赤のラベル。立入禁止ではなくて境界を確認したのだろうか。 道に出合うとコブのテッペンに共聴アンテナがあり、高価な地デジアンプが設置されている。 |
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目印いろいろ | 共聴アンテナ |
取りあえず、国有林界を確認する為に北上。鳥屋の脇を通り八曽国有林の境界に出合った。 (A地点) |
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八曽国有林界 | |
《尾根を南へ》 共聴アンテナの先で道らしい分岐をキープして南へ。コシダの草むらはあるが杭もテープも続いている。所が尾根の形がなくなる所で踏み跡が消えた。5分ほど探したが何も見つからない。道があれば山が抜けない限り100年くらい痕跡は残るだろうにと引き返した。 すると斜面を真っすぐに下る杭があった。30mHほど下ると、途中にケーブルが露出していて鋼管柱があり、ケーブルを布設した跡だった。竹藪の向こうにはUHF・VHFの共聴アンテナがあり、アナログ時代の物だろう。 |
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鋼管柱 | 集落側から見る鋼管柱(2020/2/13) |
引返してキープした道に入った。3・4年の間にナタで雑木を伐った跡があり、完全な道。突然放置された祠があったが、ここから道がなくなった。少し下ると道跡があり、登り返して祠までの道跡を辿ったがヤブに埋もれていた。 道なりに下り、沢からは車道に下りられず、左の田んぼ跡から車道に下りた。 |
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祠 | 道跡の出口付近 |
うつつみち(神明洞川以南) 2020年2月13日(木)踏査 時間45分 以前、県道16号から北小木に向かう車道の集落手前の分岐を入ると神社があると聞いたことがあり、どうにも気になって翌日行ったみた。 分岐に車を置く。道の向こう側にはお地蔵様が居られる。落ち葉でふかふかの道を行くと広い削平地があり、その奥に、西向きの秋葉様の祠があった。 |
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お地蔵さま | 秋葉さま |
ここから道はヤブぽくなり、狭くなる。ジグザグに下ると集落最奥の民家の横に出た。古い道は畑を横切って神明洞川を渡ったようだ。 |
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車道出合手前 | 手前左岸は護岸で分からないが対岸には道が続いている。 |
ここから少し先の車道の橋を渡った。橋の銘板を見た。スゴーイ違和感を感じた。「しんめいばし」???!!!##$$%%&&・・・エーッ 今までずーと30年くらい、この谷を「明神洞」と呼んできたが、神明洞(しんめいぼら)の間違いだった。過去の記録を全て訂正せねばならない。大変だ。 字面だけを見て、正確に読んでなかった。後悔してもしかたない。 閑話休題。車道を歩き、車に戻った。 《道筋》 旧5万図「太田」に描かれている里道・聯路(凡例 )が整備される前は、上右地図の水色の線が道筋だったと推測した。 |
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